2000年8月30日(金) 【国土交通省へのお願い】

 来年、建設省と運輸省が再編され、超巨大省庁たる国土交通省が、「生き生きとした暮らしと活力ある経済社会を実現するための基盤を形成すること(案)」を目指して、誕生します。
 岡山市にも、鹿田町に、建設省中国地方建設局の岡山河川工事事務所と岡山国道工事事務所があるのはご存知だと思いますが、いわば、建設省への最後のお願いの儀式が、今日行われました。

 結局は、予算取りに収斂されるわけですが、道路や河川に関する要望を持つ12の期成会(180号線整備やJR宇野線大元駅付近高架促進、百間川改修等々)の総会が、事実上、岡山市などから県(県議)、国(国会議員)に対する要望の会として、例年この時期に行われるのです。
 したがって、県や国関係者は、来賓扱いになります。かなり、大掛かりな仕掛けですが、市議、県議の欠席者が極めて多い会(儀式)ではあります。
 もっとも、地方分権が叫ばれても、最後は、あくまで国であり、代議士秘書時代に東京事務所で、12月には、分厚い陳情書を持った地元の偉い方の応対をずいぶんして、とんでもない労力だと思いましたが、その最初が、公にはここらから始まるのです。毎年の繰り返しです。

 公共工事に関しては、期成会を作って10年間採択されない、採択しても5年で着工しない、着工しても20年で完成しない、場合には、見直しの対象になるわけですが、こと道路整備や河川改修については、地域住民の声を上げたもので、官僚や学者の立案した公共工事と異なるということで、昨今の公共事業見直しとは、別だと思います。

 2号線バイパスの早島I・C付近の6車線化は、あと2年かかります。30号線の4車線化は、来春までには完了。来春には、岡山北バイパスは、山陽自動車道付近まで、4車線化完了。旧2号線と180号線を結ぶ岡山西バイパスは、2階建てに都市計画変更、来年度から本格的な事業着手です。国道2号国富ー長岡にバス専用レーン等々。わりと身近ですね。

 国にたどり着くまでには、実に時間と手間暇のかかる 長い、長い道(要望)が必要です。

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