2009年2月10日(火) 【中山間地域の幸せ指数】

 昨日今日と、道路端と田畑に雪が残る程度でしたが、中国地方の豪雪地帯を行く中で、美味い空気を吸って、ちょっとリフレッシュした気持ちになっています。

 自民党の県議会議員有志でつくる中山間地域振興政策研究会で、島根県飯石郡飯南町の「島根県中山間地域研究センター」と、NPO法人ひろしまねを中心とした集落支援センター創設プロジェクトの広島県邑智郡邑南町「羽須美地区」、さらに、「住民自治のまちづくり」で先駆的な成功事例とされる広島県安芸高田市高宮町の「川根振興協議会」を訪ねました。

 中山間地域の振興については、ずいぶん前に、議員立法こそしていますが、いわゆる限界集落の問題が顕著になる中で、久米南町の青野議員が、熱心に引っ張ってくれていることもあり、この勉強会が実現しました。
 岡山市選出の議員も、8人中6人が参加で、雪が慣れている県北の議員よりも、県南地域の議員にとって、より有益なものだったかもしれません。
 自民党議員ばかりで、気が置けないと言うこともありますが、内容的にも、本当に充実した調査になりました。


 特に、中山間地については、活性化や振興策という言葉が使われますが、一方で、いわゆる限界集落については、維持していくものは維持して、無くなっていくものは仕方ない。しかし、消えていく運命の集落を充実し、「幸せ指数」を上げるのだ、という発想には、我々のように、現場を知らない者が、安易に、企業誘致だの、雇用創出だの、若者定住だのと、勝手に机上の振興を言うことのおこがましさを痛感させられました。

 一方で、JICAの海外青年協力隊のイメージで、中山間地に、「地域マネージャー」を派遣し、例えば、収益事業に加えて、業務委託や農地・水環境事業や中山間地直接支払制度の事務代行支援等で収入を確保し運営する「集落支援センター」が、行政の別働隊として、支援サービスを行う構想には、大きな可能性を感じました。

 この発想は、岡山市北部の中山間地はもちろん、郊外で一挙に高齢化する団地や住宅街にも応用がきくもので、あるいは、共同組合やコミュニティビジネスに繋がるもので、地域コミュニティの維持、発展を担保できる仕組みのように思えます。

 問題は、例えば、帳簿等の会計の基礎知識を持ち、行政や地域とのコーディネートができる「地域マネージャー」をいかように育てていくかということですが、「島根県中山間地域研究センター」を国際貢献大学校のようなイメージで、行政も絡んで、座学のみならず実学を伴う人材を育成することが考えられます。

 あるいは、もっと、国が積極的に関与して、総務省、農林水産省、国道交通省が、大学や産業界と積極的に連携して、こうした人材を専門職として、食べていけるだけのステイタスある国家資格にして行くことも考えられます。

 介護サービスといかように絡めるかという課題は出てくるかもしれませんが、例えば、若く志ある専門職が、中山間地に入っていく、そういう生き方も、あるように思えます。

 幸せって、なんだろうと思うにつけても。
 で、こんな生き物がいるのです。多分。
http://www.youtube.com/watch?v=pp9PDj_zb1k&feature=related

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