2005年12月19日(月) 【東西連絡】

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 本日は総務委員会の県内調査に地元議員として出席させて頂きました。総務委員会は、基本的に3期以上議員が集まられる重要な委員会という認識もあるのですが、年末ということもあり、参加の方も、地元議員も、やや少なかったです。
 受けられる方の御準備もたいへんで、申し訳ないように思うのですが、一方で、総務委員会らしい調査先で思うところ大でした。
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      ↓ 詳しくは

 まずは、岡山市駅元町地区第二種再開発事業。平たく言えば、リットシティビルを訪ねました。岡山コンベンションセンター(通称ままかりフォーラム)を含む第一工区の「フォーラムシティビル」は、組合施行でなく市施行の収用事業で、平成12年度完工。

 また、PFI的な特定建築者制度を取った第二工区の「リットシティビル」は、国体に間に合わせるために、この6月完工で、行政がかなり主体的に動かれた分、他の道路事業などと相俟って、財政的に厳しい中で進められた迫力があります。
 一工区、二工区が、純粋に民間だけでしたら、ここまでのことはできなかったかもしれません。


 やや気になる岡山全日空ホテルの保留床の問題は、同ホテルの稼働率が予想より高く、また、岡山駅東西連絡通路が前倒しで18年度中にも開通できそうで、イレギュラーで市が持たれてはいますが、逆に高値で処分できるのではないか、ということで、大きな不安はないようです。

 逆に周辺部には、イーオンビルや、青春の酸っぱい匂いが残るようなニシキ館後も、大きな居酒屋さんが入り、東横インもできるということで、明らかに動きが出ています。
 NHK(ハートプラザ)、岡山市デジタルミュージアム、リットアベニューやガレリアの賑いを見るにつけ、東西連絡通路に加えて、平成21年に、二層式(1Fが路線別バスターミナル、2FがTAXIのりば)の駅前広場が出来上がれば、昔の「西口」といったイメージは、完全に吹き飛ぶことでしょう。かなり人の流れも変わってくるかもしれません。
 学生の多さを考えれば、潜在的なパワーを持っている地域で、地域の方にとっては、待望久しい街の姿が顕われつつあります。

 ある意味で、JR岡山駅の東口と西口の区別なく中央口になるように、JR岡山駅の東西で区別なく、競争も激化することと思いますが、こうした流れがある以上、刺激し合って伸びていく以外ありません。

 人口が伸びない以上、ゼロサムゲームかもしれないという不安はありますが、中四国全域に向けてパイを拡大するために、駅東も動き出さなくてはいけませんし、商店街大回廊的な回遊性の向上は、いよいよ不可欠な施策だと思います。



 岡山県民局で、管内の事業説明を聞いた後、久しぶりに岡南飛行場に。阿部池はずいぶん狭くなりました。
 西日本有数の小型航空機専用飛行場として、警察、消防に加えて現在は、救命救急医療の一翼も担っています。

 スカイレジャーというようなものが、たちまち盛り上がる状況にあるかは分かりませんが、大阪八尾空港と同じように、岡山空港とは全く違った役割を担って欲しいもの。
 また、訓練飛行に加えて、体験、遊覧飛行など、県民が、気軽に空に触れる機会をもっと広げてもらえるものとも思います。

 採算性を言えば、かなり辛いところもありますが、ともかく今は、ポートセールスの成果を期待し、推移を見守るしかありません。


 最後にルネスホールに。大人の芸術を触れる場として、まさに文化の香り立つような品格が高い雰囲気で、関係者の方々のたいへんなご努力で、非常に順調なようです。

 「旧日銀岡山支店を活かす会」から、ここまでに至る過程自体が、岡山の文化創造に貢献されていると思います。岡山に、路面電車「MOMO」が走ることが、岡山の街の格を上げているように、早晩、ルネスホールがあるということが、岡山の文化度の高さを示していると評価される事になると思います。
 平成22年の国民文化祭では、岡山の文化ゾーンに、ルネスありということが、全国に強く認知される事になるのでは。

 いずれ友の会や後援会など、是非、皆様のさらなるバックアップをお願いしたいところです。

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