2004年8月25日(水) 【交通渋滞する岡山】

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 自転車競技のプレ国体で、岡山県は、総合2位!!
 岡山市内の道路行政で、特に気になるのは、中環状道路整備、岡山吉井線、旧いずみ町交番前交差点。渋滞の国から渋滞を広めに来たような道路を今後どうしていくのか。
 公共交通機関に思い切ってシフトすることも含めた抜本的な改革がないと、ハード面の整備だけでは、かなり厳しいものがあるように思います。
 また、道路は繋がっていますが、縦割りで、国・県・市の連携が不十分な点もないか、気になるところです。
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 グァムから台風の影響で帰国できないという国際電話に始まって、本日もなにかと難しい課題をたくさん頂戴した一日でした。

 午後からは、玉野競輪場に。自転車競技のプレ国体で、岡山県自転車競技連盟会長として、メダル等のプレゼンテーターに、閉会挨拶。
 岡山県は、総合2位!!行けるぞ!!


 午前中は、土木委員会の県内調査に、岡山地方振興局で合流。岡山地方振興局管内の岡山市選出議員は、私が初当選時は、私以外は、全員が大御所で、正直、たいへんな緊張感を持って、こういう場に臨みましたし、とても発言が許される雰囲気ではない中、何か言うにも、決死の思いで挑んでおりました。

 2期目になると、陣容も、雰囲気も、良い意味でも悪い意味でも様変わりし、だからこそ、かえって気を引き締めていこうと決意を新たにしました。

 管内で気になるといえば、やはり道路の事です。
 特に、岡山市外から旭川沿いに山陽町に抜ける岡山吉井線。北方から玉柏の6.1kmが、4車線道路の都市計画決定されたのは、昭和44年。
 平成17年度には、原〜玉柏の2.9kmは、供用開始されますが、そこから新大原橋の4車線化が、平成19年度予定。

 その状況を見た後に、三野公園下をぶち抜くトンネルが予定される原〜北方間の2.6kmにやっと着手するという流れです。
 それから、三野や法界院を市街地へ向かって4車線となると、我が子も成人しそうな予感も・・・。

 そういう状況から、岡山吉井線が渋滞必至と考え、私は、津山線のLRT化を本会議場で、提唱したわけです。


 一方で、中環状道路の一部を形成する米倉津島線。野田の地下道を出て三門小学校横を抜け、180号に繋げる予定の道です。
 17年度までには、途中の西崎一丁目まで抜けますが、問題は、吉備線工区と言われる、JR吉備線の交差部。これは、たいへんな問題です。
 いずれ、180号が4車線で、万成の峠を越えるような時代が来ることを見越しても、この交差の仕方を誤れば、第二のいずみ町交差点になります。

 特に、地元的には、長年をかけて800mでJR吉備線を高架にし、立体交差するということで合意はあるものの、民間企業のJRが費用負担されるということにならず、かと言って、大元駅高架事業の財源に国土交通省があったというのとは状況も異なり、効果的な交差を考えたいところ。

 そこに、JR吉備線に、低床路面電車、LRTの導入の検討が内々になされているため、地元的には、混乱といった状態です。
 ひとつには、電車の本数が増えて、しかも、平面交差になるという説が流布していることもあるようですが、ここは説明と議論が非常に必要なところです。


 そして最大の問題は、旧いずみ町交番前の交差点です。所管は、国土交通省で、大規模(?)な交差点改良等もなされていますが、お世辞にも重態が緩和されたとも言えず、国体の時に、岡山の恥を晒すようなとんでもないことになることを予想する向きが多いのも事実です。

 特に、この交差点と交通的には連動する岡山吉井線も、中環状も、中途半端なままに、17年供用開始であるため、既に、この交差点は絶望的なものがあるのではないか、という気がしないでもありません。
 もはや国土交通省の関心は、岡南地区の2号バイパスの完全高架にあるかも。


 個人的には、国体の時には、主会場周辺を交通封鎖し、シャトルバス等の利用に限り、交通規制する以外ないように思います。
 また、道路は繋がっていますが、縦割りで、国・県・市の連携が不十分な点もないか、気になるところです。

 なによりも、公共交通機関にシフトする等の抜本的な改革も必要です。ていうか、岡山県自転車競技連盟会長も、せっかく甚九郎稲荷で当たった自転車に、もっと乗るべきですね。

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