2004年8月11日(水) 【冬期国体について】

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 来年の晴れの国岡山国体、全国障害者スポーツ大会で注目されるのは、なぜか夏季大会と秋季大会。
 しかし、来年早々の冬季大会から天皇杯、皇后杯を目指す勝負が始まります。魁になるにもかかわらず、意外に注目度が低いのが気になります。
 まずは、冬期国体から盛り上げていかなくてはいけないのではないでしょうか。
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 昨日、ある冷蔵会社の経営者の方とお話をしていて、来年の晴れの国おかやま国体、障害者スポーツ大会については、話題になるけれども、冬期国体についての支援は、いかようになっているのかというお話がありました。

 試みに、公式ホームページを見ると、フラッシュの時点から、スキーもスケートもアイスホッケーも出てきません。もっと言えば、競技会場すら分かりません。
  ttp://www.pref.okayama.jp/cgi-bin/kokutai/top/top.cgi
 夏季大会まで、395日。秋季国体まで、437日。全国障害者スポーツ大会まで、451日とカウンターまでついていますが、実際に岡山国体の得点計算は、来年早々の冬期国体から始まるのです。

 ただ、いうまでもなく、冬期国体大会場は、岡山県内にありません。このことで、なんとなく、全体の標準を県内各地に競技会場がある秋季国体に合わせているかのようなムードにしています。


 そもそも、国体とは、わが国最大のスポーツの祭典で、昭和21年(1946年)、京都を中心とした京阪阪神地方で第1回が開催され、以来、都道府県対抗、各都道府県持ち回り方式で毎年開催され、昭和36年(1961年)からは、国のスポーツ振興法に定める重要行事の一つとして行われています。

 そして、その年の冬期・夏季及び秋季をあわせて、男女総合成績1位の都道府県に天皇杯が、女子総合成績1位の都道府県に皇后杯が贈られます。

 あくまで、岡山は開催県として、天皇杯、皇后杯を狙っているのですから、県内に競技会場があろうがなかろうが、勝負は冬期国体からです。
 そして、冬期のスケートではかなりの高得点が見込めます。特に、倉敷翠松高校は、その世界では知る人ぞ知る強豪です。


 先ほど、岡山国際スケートリンクを覗いてきました。私は、高田馬場のBIG BOXで学生時代、リンクを転げまわったのがスケート体験の全てで、ついでに、スキーも白馬で転げまわった以外記憶がありません。
 恥ずかしながら生まれて初めて岡山のスケートリンクに、お邪魔しました。

 ところで、一時は休館の話もあった国際スケートリンクは、年中開館は、県内唯一で、県外の大学等の合宿会場にも使われ、往々に夜中の2時、3時まで、ホッケー等で使われていると聞き、驚きました。夏季は、日中は、一般の利用もありますが、午後6時以降の時間は、スピードやフィギュア、ホッケー等の団体の予約で埋まっています。

 中には、他県から、環境の良さに引っ越してきた選手もいるそうです。敢えて言えば、スケート王国岡山でもおかしくないような環境があるということに、私は気づいていませんでした。


 ただ、「てるてる家族」や「プライド」でもありませんが、遠征、練習等で意外にお金がかかるかもな、という印象も受けました。

 少なくとも、国体以降も、岡山で、裾野が広がる要素があるように思います。だとすれば、もっともっとスポットがあたっても良さそうに思いますし、国体出場の魁として、精一杯の応援の声を送るべきだと思います。

 9月定例会で、少し風を送らさせて頂こうと思います。

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