2003年7月3日(木) 【桃太郎スタジアム】

17年の第60回国民体育大会秋季大会主会場、第5回全国障害者スポーツ大会主会場として、岡山県総合グラウンド陸上競技場が人見絹枝像が反対むきになったことを象徴的に、生まれ変わったわけですが、まさに、ユニバーサルデザイン。総じてなかなかのものだ、という印象を持ちました。

 車椅子対応観客席は、134席。多目的トイレも12ブース。ベビーカースペースもあり、集団補聴設備も240席。景観としても、非常に美しいスタジアムです。

 事業費は、91億円うち建設費は、75億円ということですが、大型映像装置もなかなかで、収容人員は、2万人。フィールドも、106m×72m、1500Lxで、Jリーグの開催も可能。
 交通アクセス、駐車場には不安だらけですが、かなり、誇りが持てる格式の高い競技場になりそうです。

 内緒の場所に、天皇陛下の休憩室のような部屋もあり、ロイヤルボックスの準備もあります。気になるのは、近隣のホテルですが、天皇陛下がいらっしゃる時には、相当厳重な警備がなされると思われます。スタジアム側は、借り上げかも。


 また、8月1日にオープン予定の遺跡&スポーツミュージアムも整備され、子ども連れでも、気軽に入れる雰囲気です。実は、内装だけで、4000万円もかかったということですが、津島遺跡や人見絹枝、有森裕子氏の紹介など、見応えはあります(有料になる可能性もあり)。
 総じて、この部分も含めて、よくあの競技場が、ここまで生まれ変わったなぁ、という感じです。


 ただ、このスタジアムの大きな欠点は、エントランスの遺跡地下展示。床の強化ガラスの上に乗れば、下の遺跡のレプリカが見える仕組みになっているのですが、スカートで乗ると、ガラスに反射して・・・。

 ある意味、女性が、これをお楽しみと思えるならば、とても優れていますが、そんなわけがあるはずもなく、かなりドジなことになったと言わざるを得ないところです。いったいどうすんねん?

 女性の皆様に、注意を喚起させて頂く次第でございます。

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