2008年1月27日(日) 【後楽園で論語】

 今朝は、朝一で、後楽園の鶴鳴館で、『声を出して子ども共に論語を読む会』。師友協会の企画とも言え、設営はもちろん、妻子も出席させて頂きました。

 それにしても、冬の朝、午前7時頃の後楽園のなんと美しいこと!鶴鳴館の障子を開けて広がる後楽園は、涙が出るくらい素晴らしい!!岡山県民は、やっぱり物凄い財産を持っています!!

 十数人の子ども達は、保護者の皆さんと共に、岡大名誉教授の廣常人世先生から、歴史と伝統ある鶴鳴館で、論語を教わるというのは、僥倖以外の何物でもありません。
 粋な配慮もして下さった後楽園が、観光地ではなく、論語が聞こえてくる、岡山県民の精神の支柱になる可能性を実感しました。

 もちろん、小学1年生の息子に、論語は分かるはずもありませんが、こうして学ぶことで、人生のどこかで、ひとつの言葉に救われたり、なによりも、音読で、魂に染みこんでいくはずです。
 寺子屋というより、自然と正座をしなくてはいけない塾です。

 しかし、むしろ狙いは、我々子育て世代。2000年前の中国の言葉が、現代の日本にもはっきり生きることに、新鮮な驚きを覚えます。多分、コブクロの歌詞よりも、論語に生きるヒントがあるよ!!

 我が子も、ぜんざいにつられて?頑張ったようで、机の片付けをしている大人を見て、子供達が自発的にお手伝いをしたとか。「論語読みの論語知らず」ではなく、早くも、効果が!!きっと立派な大人になるはず・・・・・我々よりも。
 これは、おそらく、定着、拡大していくと思います。次回以降、是非、皆様、親子で、ご参加下さい!!


 などと書きつつ、私は、2コマの1時間目で早退。
 なお、「曰く」と、「日」が、違う字だったと、今日、確信しました。そう言えば、そうだな、と。うーん、よく大学受かったなぁ・・・。勉強のし直しが必要です。

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 そこから、玉野市に飛び、同僚県議の「新春の集い」に。
 手作りのアットホームな素晴らしい会でした。

 それにしても、1つの基礎自治体が選挙区である県議の役割というのは、今後どのように変わっていくのだろうかなぁ・・・。



 とって返して、「ステップハウスわ!」さんの岡山県人権啓発パートナーシップ推進事業として映画上映会へ。かなりゆっくり観させて頂きました。

 『ファーザーレス 父なき時代』は、正直かなりびっくりしました。バイセクシャルの若者のセルフドキュメンタリー映画で、映画としても非常に優れていましたが、突きつめれば、壮絶な人生経験に基づいた諦観とも悟りとも言えるような、ある意味、問題や課題だらけの登場人物の言葉が、全て非常に重かったです。

 おそらく、論語とは表現が全く違いますが、しかし、最後は、「赦し」があり、まさに、悲しみが多いほど人には優しくできる、凄さを感じました。人間の強さって、なんなんでしょう・・・。


 『おかえり』は、妻が統合失調症になり、夫が真正面から向き合って支えていくという映画で、寄り添う人がいることで、きれいに描かれてはいましたが、今後の困難も予想させるものでした。

 盗聴や侵入、電波を発し、監視する「強大な組織」への対抗索は、私も過去に何度も相談を受けたこともありますし、近い筋から、日本国の大統領に、ご指名頂いたこともあります。
 しかし、政府はもちろん、警察や財界をも巻き込みながら、一般には一切知られず活動する、この「強大な組織」の壊滅には、残念ながら至っていません。


 それにしても、こうした障害について、当事者あるいは身内として、一切関わらぬままに人生を送る人間が、どれだけいるのでしょうか?

 言わないか、言えないか、逃げているか、苦しすぎるか、ともあれ、実は、誰もが抱えている問題ではないかと思います。人間は、幸せでも、不幸すぎても、笑顔でいる生き物ですから、他人には、分からないだけです。ないはずがない、と、私は思っています。

 特に、精神に関するものは、当事者が一番苦しいですが、家族は、自分自身を責めています。しかし、身内だからこそ、言ってしまう言葉もあり、苦しみは、深い淵に落ちていきます。
 だからこそ、逆に、第三者の救い、地域の懐の深さが、一番の頼りとなります。


 人権・・・みんな違ってみんな良い。
 最後は、「人間世界のことじゃもの。」「立って半畳、寝て一畳、天下とっても二合半。」「骨隠す皮には誰も迷うなり。好きも嫌いも皮のわざなり。」「明日は明日の太陽が、ぴっかぴっかやねん!」「と、日記には書いておこう。ま、いいか。」と、子曰わっていないですが、「人間だもの」に尽きます。

 たかが人間、されど人間。

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