2000年11月4日(土) 【要約筆記】

 12月議会は、12月4日開会ですが、誰がなんと言っても7回目の一般質問をさせて頂く気であるため、1ヶ月前ですが少しずつ情報集めを開始しています。

 先輩県議からは、いずれは知事を相手に、真正面から県政の大きな方向そのものを議論するようになれ、と言われてはおりますが、それは、当面、党の代表質問に譲ります。

 いわば、本会議は、株主総会です。知事は、代表取締役。執行部は、取締役会。県民の皆さんが、株主。議員は、株主代表訴訟の代表者。一般質問は、事業報告を受けて、個別具体的な事業について、株主を代表して質問していきます。
 そのためにも、今は、株主の皆さんの声を聞いて回らないといけません。逆に株主の皆さんも、適度な節度をお持ち頂いてうまく議員を利用すべきだと思います。

 さて、12月議会のテーマのひとつが、要約筆記です。

 岡山県下には、8500人の手帳を持つ聴覚障害者の方が、いると言われています。昨今「手話ブーム」が、起きているようですが、実は、手話が使える方は、むしろ限られています。というのは、かなり多くの途中失聴者、難聴者が、おられるからです。いや、正確には、年をとれば誰もが、私も皆さんも、聴覚が衰えるのです。
 潜在的には、聴覚に障害を持つ方で手話が使えない方は、かなりの数に及ぶと思います。

 例えば、公共機関、病院、郵便局、例えば、介護保険で訪問調査や在宅介護を受けるとき、失聴者の方は、どうすれば良いのでしょうか?
 そこで、県下の要約筆記サークル、要約筆記奉仕員の方の役割が、重要になるのです。
 もっとも、簡単な要約筆記は、文字が書ければ、誰でもできることです。
 その割に、この要約筆記、あまり知られていません。

 今日は、要約筆記クラブの会長のお話を伺ったり、11月16日の福祉大会に登場するコンピュータを使った最新の要約機器の実験(練習)などを拝見しましたが、今後、視聴覚障害者センターや、内山下小学校などなどを調査して回るつもりにしております。

 12月に向けて、どうか皆様のご意見、お知恵をお寄せください。

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