2009年1月2日(金) 【吉備王国再建】

 多くの方々から年賀状を頂戴しまして誠にありがとうございます。たくさんの方々に、今年は厳しい年になるぞ!というコメントを書いて頂いています。

 こうした社会不安があるからこそ、今年の初詣は、例年以上に賑わいがあると思うと、我々政治関係者が、願を掛けている場合ではないと思います。


 とは言うものの、元旦のお詣りに続いて、今日は、昨年同様、自家用車の渋滞を避けて、家族でJR吉備線を使い、昨秋に本殿及び拝殿の檜皮屋根の葺き替えが完了した吉備津神社に出掛けました。
 昨年に続き、三味線餅つきにも参加させて頂きました。保存会の方々の御労苦と熱意と体力には、もう心から敬服致します。本当にすごいです。

 その後、敢えて、JR総社駅で降りたりしながら、伯備線経由で、岡山大環状を意識して戻ってきました。総社まで、LRT化すれば、井原線の活用の仕方も、ずいぶん変わってくるように思います。

 途中、閉園した倉敷チボリ公園の大観覧車が、あまりにも切なかったですが、いわゆる吉備文化の中心市街地と言える備中回廊は、文化・観光資源で溢れています。

 ただ、いずれも、駅舎からの交通アクセスに難があり、逆に、自転車で行くのに風情があるという共通点があります。活かし切れてないなぁ・・・。


 個人的には、財政状況が急転して大改善されれば、後楽園の正面入り口前の岡山県立博物館と古代吉備文化財センターと合体した博物館を、さもなくば、東京、奈良、京都、太宰府の国立博物館に負けない国立博物館を吉備路沿線に造るべきだと思います。
 それだけのものがあるのです。
 ついでにではないですが、県立総合武道館も欲しいです。


 ところで、古代吉備文化が、鬼に例えられて成敗される、桃太郎の物語は、何かと岡山を悪く言いたがる岡山県人の自虐史観の象徴だと言った人がいましたが、全国第4位の造山古墳は、大和政権のものか吉備政権のものかというぐらい、スケールのでかい吉備文化です。

 我々は、もっと吉備を誇るべきですし、備前、備中、備後、美作までひっくるめた吉備の中心が、まさに、JR吉備線界隈だという認識が必要です。

 岡山県民が、自虐的なのは、日本人が自虐的なのと同じように、占領教育により、誇りを奪われた名残りだと、我々は気がつくべきであります。敢えて言いますが、岡山ぐらい良いところは、世界中のどこにもありません。人類史上一、宇宙一、三次元一、かもしれません。

 目覚めよ、吉備王国の人々よ!立て!!ジーク、キビ!

 備前一宮を過ぎると、備中ですが、このあたり、「津」がつくのが多いのは、そこが港で、そこに海があったということ。してみりゃ、今の中心市街地は、昨日今日のものとも言えます。

 私は、中心市街地の再活性化が、大きな責務と思っていますが、文化的な観点からも、古代から近世の中心市街地の活性化は、極めて重要です。
 そして、JR吉備線のLRT化で、中心市街地を結ぶんだ!

 さすがに、正月だ、気持ち良いなぁ!!

 ともあれ、大和路を、ああ良いですな、という立場に、我々はないのであります。吉備路に、もっともっと観光客が来るのが当然です。
 知事も、観光立県などと言っておられますが、まずは、吉備王国の人々が、誇りを取り戻すことが何より重要です。
 岡山を、吉備を、熱く語ろうじゃありませんか。


 ところで、明日、どうしても、その造山古墳の方向に行かねばならなくなりました。敢えて、私は、自転車で行こうと考えています。

 なにしろ、今日の渋滞を見て、自動車では無理と判断しましたし、それ以上に、JR岡山駅西口から始まる吉備路自転車道を再チェックしようかと思うのです。当然、既に気持ちは、2月定例会。

 今年の正月の良い思い出が出来そうです。寒いときだから印象に残るのです。


 さて、今年最初のBGMは、激動が予想される今年への気構えを象徴する、まさに、気魄、覚悟の歌。獅子座ですから・・・。
http://jp.youtube.com/watch?v=EeD65rbcyDk&feature=related

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