2008年5月4日(祝・日・みどりの日)【吉備の中心】

 夜に近づくにつれて、やや曇ってきましたが、今日も、暑い日でした。GWいかがお過ごしでしょうか?


 昨夜の勝利で、ファジアーノ岡山は、再び首位に立ちました。しかし、この街の唯一の太陽として輝くために、スピード、正確さ、気魄の面で、本当に勝てていたのか?

 サポーターも、レベルが上がっていき、だんだんと見る目が厳しくなってきますが、全員で高みを目指すのですから当然です。

 岡山ダービーは、見る方も辛いですが、2年待ってくれた水島のためにも、今後も勝ち続けなくてはいけませんし、次回の直接対決では、全てにおいて圧倒的に勝つのが、最高の誠意です。
 頑張ろう!!ファジアーノ岡山!!


 各所で朝市が行われるようになって、雨にも祟られることが多かったりで、たいへんに気にはなっていたのですが、今朝の京橋朝市は、特に多くの方の来場があって、ほっとしました。
 京橋の下を潜るカヌーの風景も、朝市名物として、定着してきました。
 今年のGWは、特に、安・近・短の傾向があり、朝市は、それに、ぴったりです。


 今日は、テーマを吉備のうち、備中にして、まずは、備中高松は、新庄の庚申山へ。帝釈天や毘沙門天を祭っていますが、毎年この時期、多くの方で賑わいます。家族で急な石段を上がるにつけても、御利益がありそうです。

 真金吹く吉備という視点ならば、まさに、このあたりが、古代の中心市街地。岡山駅前が中心というのは、昨日今日の話です。

 地域の方の御案内を伺いながら、吉備の穴海の風景を想像し、近くに見える鬼ノ城や、数々の血湧き肉躍るような戦の舞台になった地に思いを馳せると、誇り高く語り継いでいくためにも、古代や中世、近世の博物館が、近くにとても欲しくなります。



 その足で、今度は、鬼ノ城に上がって、あるいは、温羅は、日本を相手に、あるいは世界を相手に、ここから瀬戸内海が眼下に広がる雄大な景色を見ていたのかしら?と空想すると、さらに、嬉しくなってきました。

 吉備には、スケールの大きな話があるのに、しかも、それが、桃太郎伝説と結びついているのに活かせていないのが実に惜しいです。もし、鬼ノ城で、温羅神楽というのも凄いなぁ・・・。

 なお、子育て世代の強い味方、砂川公園前から、鬼ノ城のビジターセンターまでは無料ピストンバスが出ていますので、自家用車を無料駐車場に駐めて、そちらがお勧めです。
 西門から先も、ぐるり一周の挑戦をされるなら、水筒、軽食等を必ずご持参の上、4時間程度は見ておいた方が無難ではないでしょうか。

 それにしても、砂川公園にしても、鬼ノ城にしても、それ自体、収益が上がる施設ではないのですが、鬼ノ城は、もっともっと観光名所になり得ます。特に、十分なアクセスの整備が必要ですが、やはり、そのためにも、国や県の強い支援が必要です。


 LRTの吉備線で、行ける吉備路観光地には、日本中から、あるいは世界から人が来る、大飛躍の可能性があります。

 もっともっと、我々は、偉大なる歴史と伝統に誇りを持って貪欲にならなくては。きっと吉備の中心は、都が置かれて、日本の中心になっても、おかしくはなかったのです。

 優れた宗教的に見ても、吉備には、なにかよほどのことがあるのではないかしら?


 そこから、備中足守を抜けて、吉備高原ニューサイエンス館へ。今日・明日は、高校生達が、ロボコンのロボットを展示しています。
 昨年、淡路島で風力発電を見て以来、すっかり科学の子のなっている我が子は、親から見ても、理系っぽいです。

 しかし、この展示は、今のところ、一般の方には、吉備高原にある論理必然性があるように感じられないのが、ちょっと残念です。いつか、なるほどなぁ、と思われるようにしたいものですが。


 29日には、夕刻前、藤棚の美しい渋川にふらっと行きましたが、こうしてみれば、海に山に、近場にも良いところがあります。
 で、よく考えれば、どこも入場料が要らなかったなぁ、と、今、気がつきました。

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