2007年10月5日(金)【世界遺産としての大名庭園】

 今朝は護国神社で、秋季戦没者慰霊祭。

 いわゆる御遺族の方の御参拝も、春季に比べても、少し少ないようでした。福田総理の私的諮問機関による私案は、方向転換されるようですが、天皇陛下の靖国御親拝が悲願です。不適切な表現ですが、時間がありません。

 今日は、我が子は、遠足で、弁当を持って池田動物園に。少し暑いような美しい秋の空が見え隠れする中で、御英霊や御遺族の方の思いを世界平和のために、子ども達に繋げたいものです。



 午後から、今日明日と岡山で開催されている「大名庭園サミット(第2回大名庭園民間交流協議会 岡山大会)」を少し覗かさせて頂きました。

 水戸黄門も御来岡でしたが、栗林公園、兼六園、小石川後楽園、偕楽園、後楽園に関わる各団体の代表の方の事業報告や意見交換会を拝聴しました。

 もちろん、いずれの大名庭園も、学生時代を含めて複数回訪ねたことはありますが、兼六園には少なからぬライバル意識を感じ、JCの卒業旅行で訪ねた水戸の偕楽園には、サプライズゲストで登場した杏里の『ONE』を懐かしく思い出したりもします。苦悩の学生時代彷徨った小石川後楽園には、渋いイメージがあります。いずれの大名庭園も、実に魅力的です。

 ちなみに、今年は、後楽園に、能舞台が完成してから、ちょうど300年じゃそうな。そうは言うても、やっぱり後楽園じゃろうな。


 登録の暫定リストにもこれからですが、例えば、水戸は、学問教育遺産群で、金沢は文化的都市景観で、岡山は、津田永忠縁の土木遺産群で、世界遺産登録を目指しているわけですが、この大名庭園群で団結するという考え方もあります。

 欧米の庭園や公園と違い、世界の庭園史上、はなから街づくりも意識して、街の中にあり、しかも、自然庭園であり、しかも格式が高いという、大名庭園は、日本独自のものです。


 一方で、干拓新田開発や文化事業を展開し、一方で、能を舞い、女色を好む事超倫たりという、ちょい悪親父のような藩主・池田綱政公が、田畑、茶屋、能舞台を配置した大名庭園を観能や、お花見や初午で、庶民に開放していたなどというのは、我が殿は、実に粋です。
 今も、我々の生活の溶け込んでいるというのは凄いことです。

 こうした楽しい話を考えるときに、思い浮かぶのは、倉敷チボリ公園のことです。倉敷チボリ公園の誕生と後楽園築庭300年記念事業は、対になるようですが、この2つの「庭園」は、岡山の誇りでないといけないのですが・・・・。

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地域猫パネル展 10月7日(日) 11時〜17時
講演会       10月7日(日) 14時〜16時
講師 横浜市神奈川区福祉健康センター 黒澤泰 氏
入場無料
岡山国際交流センター 7F 多目的ホール
主催 有限責任中間法人 岡山動物愛護会
後援 岡山県・岡山市

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