2004年1月30日(金) 【山陰】

 自由民主党青年局長 金子 恭之 衆議院議員(熊本5区)をお招きして、昨日、松江市で、自由民主党中国ブロック青年部・青年局合同会議が開催されました。
 特に、島根や鳥取の若いメンバーと親しく話をすることができました。

 ところで、基本的には、45歳以下ということにはなりますが、自民党県議会議員40名中9人が有資格者である岡山県議会は、非常に若く、他県よりも、一見、世代交代が進みつつあると言えると思います。

 ただ、私は、45歳から55歳の層が厚い方が、正味だと思います。才能や感性や情熱は、年齢に単純に比例しません。


 冬に、いわゆる「山陰」を国道9号で訪ねれば、高速道路云々という話は、中央で論じられるのとは、全く違った印象になります。また、公共事業が、地域経済を支えているという感覚が非常にリアルになります。

 さらに、地方においては、自民党の支持基盤がどこにあるのか、どういう方が支援下さるのか、肌で感じることになります。
 どうしようもない現実を突きつけられるようです。


 また、北朝鮮の拉致問題を身近に感じる島根県でもありますが、日本書紀だの風土記だの、神話が出雲に多いのは、やはり大陸とかなり関係があるのだろうなとも思いました。


 一方で、鳥取、倉吉、米子、松江・・・・・と続く中で、中四国州の話、いわんや州都・岡山というのが、かなり滑稽なようにも思え、なぜ、岡山市と倉敷市が組まないんですか?という指摘まで受けました。

 島根県の東の端から西の端まで、自動車なら、5時間・・・・。ひとつの州であるなら、山陰と山陽のバランスは、県北と県南のバランス以上に難しいようにも思いました。


 それでも、今朝午前中に戻ってみると、山陰も、非常に近いところという感じがします。問題は、県境の峠で、雪の質が変わるということで、中国産地を越えた方が、さらっとして滑りやすいということでしょうか。



 それにしても、神戸、奈良と並ぶ国際文化観光都市であり、国際会議観光都市である松江市は、人口15万人とはいえ、金沢市に匹敵する古都の風情があります。
 「ぐるっと松江レイクライン」という市内循環バスにしても、パーク&バスライドして駐車場にしても、観光客向けに、実によくできています。

 結局乗れなかったのですが、松江城の堀を屋形船で巡る「堀川めぐり」も、この時期は、炬燵が入り、案内状の人達は、循環バスに、しっかり手を振ってくれます。

 「旧日銀」松江支店の建物を利用した製造・販売一体型の「カラコロ工房」や「カラコロ広場」には、それほど強い印象を持たなかったのですが、新しいティファニー庭園美術館や、昔からの小泉八雲記念館など経巡れば、出雲大社も加えて、観光で、島根県の日帰りをするのは、難しいかもしれません。

 基幹産業としての観光ということで、ある意味、戦略性がある街づくりには感心しました。

 翻って岡山市の街づくりはどうでしょうか?観光循環バスが回せるでしょうか?しかし、我が街は、それほど観光シーズがない街でしょうか?

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