2003年9月30日(火) 【与島にカジノを】

 あと1ヶ月ちょっとで3歳になるうちの息子も、最近は、「お父さん、お仕事頑張ってね」と言って、洗濯物の間から、見送りをしてくれ、帰ってきたら、「今日お仕事どこ行っとんたん?」と、尋ねてくれるので、父ちゃん的には、励みであり、一方で、大きなプレッシャーにもなっています。

 ただ、今日から、各種委員会の4日連続の県内調査に参加するため、いったいうちの親父の仕事は、なんなのか、いよいよ彼には、理解不能かもしれません。


 本日は、市役所で、中心市街地の再開発について、マンションが、供給過剰になるのではないか等々、担当の方と意見交換。

 その後、岡山地方振興局管内を巡る土木委員会の県内調査に合流。宇野港再開発と瀬戸大橋の調査に。

 宇野港については、この11月に、料理の何チャラさんの肝いりの、いわゆる「屋台村」ができますが、清水市のエスパルスドリームプラザのようになり得るのに、対岸の高松港に比べても、少し寂しい状況です。

 個人的には、スペイン村は、難しくとも、ルネサンス計画の音楽ホールもさることながら、いわゆる「水族館」を移転してはどうかな、と、ふと思いました。

 いずれにせよ、政令指定都市云々に関係なく、玉野が元気でないと、中四国州など、夢のまた夢です。


 瀬戸大橋では、本四公団の方のご説明を頂き、フィッシャーマンズワーフの跡を横目に、与島の175mの橋桁に上がり、瀬戸内海を展望。おそらく生涯に何度もできない体験だと思います。

 線路に並行した海の上の管理道は、高所恐怖症でなければ、なかなか刺激的です。

 四国と本州のど真ん中、迷路のような道を上がった遥か下を、僅かですが、自動車が行き交う風景。白砂青松の中、これほど偉大な人口の建造物は、世界に、そうそう無いということを実感しました。1兆300億円と、18人の方の尊い命の上に、夢の橋が架っています。

 公団が民営化すれば、おそらくこの鉄塔登りツアーは、2000円の価値はあるイベントになると思います。

 同時に、上空から眺めても、確かに、与島には、カジノが似合う、カジノがあれば、再生する、そんな思いを強く持ちました。知事には、本会議で、一蹴されましたが・・・。


 しかし、これから、所要で、落合を往復しますが、息子に、どこに行ったと言えば良いのか、昨日の児島湖水上視察に引き続き、この後ろめたさは、なんなのでしょう。

 ただ、10月というと、こういう視察の集中時期ではありますし、観て初めて感じられることも、確かに多いです。

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