2001年11月23日(祝・金)【出石町界隈の整備】

 昨夜午後6時過ぎに、神戸の懇親会へ。午前1時30分帰岡。早朝未明よりゴソゴソ動き出し、一日が、長いのなんの。スポ少の招待試合での始球式でのストライクが、はるか昨日に思えます。

 これがもう物凄い私事ですが、今日は、結婚2回忌、もとい、2回目の結婚記念日。本当に、私は、もとい、妻は、立派に、たえてくれているものだなぁ・・・・・。しみじみ。あと、20倍かぁ・・・・・・。



 さて、本日は、今年で3回目になる「岡山市政に関する懇話会」が開かれました。自民党国会議員、県議と岡山市の執行部の方との意見交換ということで、非常に有意義であると思います。
 ある面、国、県、市の良い流れができている証左です。


 671でお伝えした「県への制度創設・拡充等要望事項」に基づくものでしたが、基本的にクローズですので、詳細は省きますが、個人的に一番関心があるのは、出石町界隈を巡る岡山県と岡山市の関係です。

 ちなみに、昨年暮れ、凍結中大規模事業方針について、事業評価委員会からの意見を受け、17事業の整理方針が示された中で、後楽園周辺整備は、下記のような意見で、白紙撤回されました。

 後楽園周辺整備

   後楽園周辺におけるまちづくり事業を推進することについては、一定の
  意義は認められる。しかし、当該整備事業は計画の熟度が低い点などか
  ら、緊急性が高いとは言えない。
    さらに、役割分担を考えると、県の関与は再考を要する。したがって、
  県が主体となる事業の実施は白紙とし、先行取得済みの用地については、
  当該地域の特性を最大限活かした用途に利用できるよう民間活用を含
  めた新たな利用策を検討すべきと考える。


 これで、事実上、天下の名園・後楽園の玄関口である出石町の面的整備は、300年記念事業の年の終焉とともに、完全にストップしました。
 本質的には、県の縦割り行政の弊害というか、責任の所在が不明確になったことも大きく影響しています。

 特に、本日の岡山市とのやり取りの中で、その責任は、最高値で土地購入し、塩漬けにした、むしろ県の側にあり、県の出方次第では、岡山市は、中心市街地の活性化(定住化対策)の一方策として、あるいは、観光施策としても、動かす余地があるというニュアンスで、私は、受け止めました。

 一方、県のサイドからも、塩漬け土地の岡山市への無償貸与や、河畔を望む高齢者・若者ともに居住可能な、閑静な住宅地として、出石町のまちづくりを支援する道はあると感じました。

 金沢・兼六園界隈の賑わいに比して、後楽園周辺、とりわけ出石町界隈は、十分に潜在能力を活かしきれていない、と思います。
 特に、17年国体を控えて、築庭300年が、線香花火であったというわけにはいきません。


 もっとも、一番大切なのは地域の声です。白紙撤回に意気消沈するではなく、仕切り直しとして、今まで以上に、地域も、主体的に、動かないといけませんし、出石町界隈には、本当に素晴らしい方々がたくさんいらっしゃいます。
 しかし、それ以上に市民が、もっと関心を持ち、行動しないといけません。

 例えば、「後楽園周辺整備を考える会」というのを興すのも一考です。一般質問だけでは、足りません。大きな声にするためのシンポジウムが、いるように思います。
 非常にやってみたいのですが、皆様いかがお感じでしょうか?



 さて、敬愛するアナウンサー田淵泰子さんが、この度、ロングインタビュー集「夢耕す人」(吉備人出版)を出版されました。岡山には、こんなに素敵な人達がいるということで、クリマスプレゼント、お歳暮に、あるいは、一家に1冊お勧め致します。

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