2002年9月26日(木)
【第9回おかやま国際貢献NGOサミット開幕】

 本日、第9回目になるおかやま国際貢献NGOサミットが、開幕致しました。主催は、「国際貢献トピアおかやま構想を推進する会(トピアの会)」。

 トピアの会は、医療、教育、宗教といった福祉文化を尊重する精神性の強い岡山の風土に根ざし、思いやりの心を国際社会の人々と共有することを目指し、国内外のNGOの活動拠点を造ろうとしています。

 この理念にもとづいて、1994年から、「おかやま国際貢献NGOサミット」を実施。支援団体は多技にわたり、外務省、厚生省、郵政省をはじめ、WHO、UNICEF、UNESCO、UNDP、などの国際機関、岡山県などの地方自治体、民間助成機関、各種団体、企業そして一般市民が含まれています。

 このサミットの目的は、おもに発展途上国で活躍する「ローカルNGO」のネットワークをつくり、情報、経験、技術などの交換を通じて各団体や個人の能力の向上を目指すもので、「西のジュネーブ、東の岡山」を実践するものです。

 各年度の討議テーマは、医療、教育、宗教、環境、福祉等で、昨年は、「こどもサミット」が、大成功をおさめ、今年の総合テーマは、「地球市民として生きる」です。
 ちなみに、トピアの会会長の沖垣 達先生は、本年度の三木記念賞)を受賞されました。


 私は、第1回目のサミットに代理出席させて頂いて、阪神淡路大震災があった年の2回目以降は、スタッフ的に、参加させて頂いたりもしました。今から思うと、かなりの私情で、妙にはりきってチボリ公園の回りを街宣してまわったりもしましたが、ここのところはずっと、お客さん的な参加になって、失礼してしまっています。


 本日は、RNN国際宗教ネットワーク会議「宗教は平和の担い手となり得るか」からスタートし、私も、後半を出席させて頂きました。

 昨年の同時爆破テロの背景にも、宗教があると言われていますが、むしろ、時の為政者や時代の状況で、政治思想や権力闘争と絡み合って、下位概念の政治や経済的な対立の理由に、宗教が使われているのが実情で、心の安寧や世界平和を祈る本来の宗教そのものには、オウム真理教のような要素や、戦争を誘因するような要素はない、と、私は信じます。
 仕事柄、宗教に関わる方を多く存じ上げていますが、こういった時代に、本当に真摯に生きておられます。

 ゆえに、宗教指導者の方々が、超政治・経済的にネットワークを組んで下さることは、必ずや、平和へ繋がるものと確信します。

 ちなみに、米(コメ)の文化からか、神仏を信じるというのは、自民党議員にはあり、そういったところを含めての保守かもしれません。死を意識し、自然に畏怖と感謝を感じる、そういったところは、非常に好きなところですし、極めて重要なところだと思います。


 交流レセプション以外は、無料で、どなたでもウエルカムのサミットです。明日以降、是非、ご参加ください。海外からは、12ヶ国の参加で、明日からは、ヨハネスブルグサミットを受けた国際環境専門家会議、さらには、国際姉妹校会議に、交通と環境についての会議と29日まで、続きます。
 詳細は、ttp://www.internet-okayama.or.jp/topia/をご覧くださいませ。


 なぜ、岡山県国際貢献条例を私が言うかと申しますと、本県には、これだけの素晴らしい人材とネットワークと実績があるからです。
 岡山県が、全国に、世界に、誇って良いところです。

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