2003年8月29日(金) 【地域ミニエコタウン事業】

 さて、大阪で、岡山の不良資産になりかねないものに絡んで、少しもごもごしておりましたが、気になるのは、「玉島ハーバーアイランド」です。

 個人的には、吉備高原都市、真庭産業団地、さらには、笠岡湾干拓地同様、計画当時の趣旨を変えてでも、あるいは、発展的に、どうにかしないといけないものだと思います。

 水島港玉島ハーバーアイランドについては、平成13年2月から、約20haの分譲が開始されていますが、新たに、約24.5haの用地分譲が開始されます。


 今後の企業誘致にあたっては、「物流・倉庫・製造業」に加えて、近年の循環型社会形成の観点から、港湾機能を活かした環境産業ゾーンを設定し、資源循環型環境産業の立地を進めて行くとしています。ある意味での政策転換です。

 つまりは、行政の縦割り的には、商工部と生活環境部の連携が起きたわけですが、端的には、全県での地域分散型環境産業の構築を目指す中で、県独自施策の「地域ミニエコタウン事業」のモデル的整備地域として、玉島ハーバーアイランドの一部に、「環境ゾーン」が設けられ、環境産業の立地が図られます。


 これは、県下全域を対象として作成中の「岡山エコタウンプラン」の魁で、単県の施策であり、全体については、年度内にプラン承認を得るべく、国と協議中ということです。

 ちなみに、「ゼロエミション構想を地域の環境調和型者社会形成の基本構想として位置付け、先進的なまちづくりを推進すること」を目的に、平成9年に、経済産業省と環境省により創設された「エコタウン事業」については、現在全国で、18地域が、地域特性に応じたエコタウンプランを策定し、国から承認を受けています。


 例えば、工業用団地については、全く需要、引き合いがないわけではないのですが、法規制、環境アセスメント等地元調整の難しさ等で、結果として、新しい活用方法ができない場合があります。

 ある意味で、発想の大転換をもって、それを活用して行くことを模索する必要があると、私は考えます。
 どうあれ、放っておいて、どうなるものではないのですから、必要なのは、活かそうという、知恵と熱意です。

 そういった意味では、時には、今までの常識からすれば、とっぴょうしもないことを言うことも、我々若手議員の務めであると思います

Copyright (c) 2003 SHINJI SATO Inc. All rights reserved.satoshin.jp