2003年7月3日(木) 【森林・林業活性化議連】

 本日は、岡山県森林・林業活性化促進議員連盟総会。

 井手会長の言葉を借りれば、森林の役目は、木材の生産ではありますが、近年その機能は下がり、環境問題、特に地球温暖化防止といった森林の多面的機能の発揮に、国民は、期待しています。

 例えば、京都議定書では、日本が、6%CO2を削減するうち、3.9%は、森林が受け持つとされています。もっとも、2.9%がやっとであるそうです。

 いずれにせよ、そういった意味では、森林には、追い風が吹いているはずですが、現実には、森は荒れてきています。特に、木材の国産材利用率は、18%で、82%が外材です。20年前が、35%で、戦後植林して、伐期を迎えたにも拘わらず、木材は安く、森林所有者は、手入れをしなくなっているのです。

 こうした中、もはや、国策として、所有者だけでなく、国民の共有財産として、予算も別枠で増えつつあります。特に、我が県では、県民が1日1円を負担する水源かん養税の話が進んでいます。

 また、緊急間伐5ヶ年計画、県産材の利用促進施策に加えて、化石燃料が、あと40年でなくなると言われる中、木質バイオマスエネルギーの創出も言われています。

 ちなみに、岡山県では、木質バイオマス資源の新たな用途開発を助長し、環境と調和した循環型社会の構築を図るための「おかやま木質バイオマス利用開発推進事業(新用途利用促進事業)」の募集をしていますが、補助率1/2以内で、補助事業費1件1000万円、国策でもありますが、岡山県も、まさにこの分野の先進県になろうとしています。


 他に、瀬戸内沿岸道路整備促進岡山県議会議員連盟総会も。岡山商工会議所の平成元年の提言が発端となったものです。

 観光目的で、総延長160kmの道路整備を行うということですが、現実問題、児島湾にもう一つ橋を架けることも含めて、かなり厳しいものがあると思います。


 また、議員野球の総会もあったようですが、野球部に所属していないのは2人だけ。一時期の議員野球への批判もさることながら、不参加の点は、悪く言われているのですが、懇親のメリットを斟酌しても、知事が投げた球を空振りしてどうのこうのという議場のやり取りも気に入らず、もはや仕方ありません。

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