2001年12月8日(土)【環境タウンミーティング】

 本日、午前中に、「内親王愛子さまご誕生慶祝県民のつどい」が、無料開放された後楽園で開催されました。鏡割り、記念植樹などもあったのですが、詰め掛けた方々を魅了したのは、なんといっても、鶴の放鳥。

 お恥ずかしい話が、後楽園の鶴は、風切羽を切られても、飛ぶらしいということは、TVで見たような、聞いていたようななのですが、芝生の上から、職員の方の伴走にあわせて、2羽が離陸。園内上空を一巡して、舞い戻ってくる滑空の姿の美しいこと。しかも、羽を広げるとタンチョウは、非常にでかい! なんとも絵になります。

 これは、後楽園の呼び物になるぞ、毎日定時に飛ばしたら良いのではないか、などと言う安直な声が上がりました。私も、思わず、20年以上前に、小豆島の「孔雀園」で見た「孔雀大飛行」を思い出し(・・・・・・)、鶴が飛び回る後楽園に夢を馳せました。



 ところが、このタンチョウ、言われてみれば、特別天然記念物。いくらなんでも、環境省が許さない。特別天然記念物は、そうそうちょくちょく飛ばせない、ということだそうです。

 岡山県「タンチョウ」の会のパンフによると、「タンチョウ」は、現在地球上に、2500羽前後棲息しているだろう、とのこと。日本国内では、北海道・釧路地方に、700羽前後。動物園などで、飼育されているものが、約250羽。
 そのうち、岡山県には43羽が、飼育・給餌され、県が保有しています。

 今日の晴れの日に、観衆の前で、きっちり飛ぶかどうか、職員の方の努力は並々ならぬものがあったようです。
 そう言えば、なぜ自然保護センターで、タンチョウか、これもちょっと調査が要ります。



 一方、本日は、「川口環境大臣と語るタウン・ミーティングin岡山」が、開催されました。小泉総理の提唱するタウンミーティングですが、走りは、環境省だそうです。

 「京都議定書」(1997年12月のCOP3で採択されたもので、先進国の温室効果ガス排出を2010年前後までに、1990年よりも、5.2%削減するという、法的拘束力のある数値目標が盛り込まれた。また、目標の達成を助ける仕組みとして、排出量取引、共同実施、クリーン開発メカニズムを導入することも盛り込まれた。日本の個別目標は、6%。)の批准問題で、女を上げた川口環境大臣の来岡ということもあり、400人の満員でした。

 環境先進県おかやまというだけあって、フロアからの質問も、今まで開催した街で、一番レベルが高いという評価で、とりわけ、農林水産省や、文部科学省との連携、アルカディアの問題も含めて、参加していて、やりとりが、非常に楽しいものでした。
 実際に汗をかいていないとできない質問ということで、見習うことが大でした。
 幾つかヒントも頂戴致しました。

 いずれにせよ、時間の制限などもありますしたが、非常に高く評価したい極めて有意義な取り組みです。


 忘年会シーズンです。どうか皆様くれぐれもご自愛下さい。私のゴールは、来年の1月1日夜のある新年会。ロングランです。

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