2009年1月1日(木)
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謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 旧年中はたいへんお世話になりまして
 誠にありがとうございました。 
 本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

         平成21年元旦

                   岡山県議会議員  佐藤真治
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 輝ける岡山の明日のために

 昨年は、2月定例会で、行財政改革・道州制等特別委員会長として、「岡山市の政令指定都市の指定に関する意見書」を発議させて頂きましたが、5月に、総務委員長に就任して、岡山県財政危機宣言、行財政構造改革大綱、消防防災ヘリコプター、倉敷チボリ公園、道州制など、県政の根幹に関わる、非常に難しい議論を行って参りました。

 喫緊の経済・雇用対策に加えて、政令指定都市の区割りに伴う議員の貼り付け、さらに、私の公約である議員定数削減の議論を喚起する今年は、昨年に増して、難しい年になります。

 県民や国民が不幸なら、政治に、なんの意味もありません。子ども達の未来、高齢者の安心が守られなければ、政治の意味はありません。
 守るべきもののために、私心を排して「戦う」年にして参ります。

 どうか、本年も、引き続きの御指導・御鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
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2009年1月2日(金) 【吉備王国再建】
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 多くの方々から年賀状を頂戴しまして誠にありがとうございます。たくさんの方々に、今年は厳しい年になるぞ!というコメントを書いて頂いています。

 こうした社会不安があるからこそ、今年の初詣は、例年以上に賑わいがあると思うと、我々政治関係者が、願を掛けている場合ではないと思います。


 とは言うものの、元旦のお詣りに続いて、今日は、昨年同様、自家用車の渋滞を避けて、家族でJR吉備線を使い、昨秋に本殿及び拝殿の檜皮屋根の葺き替えが完了した吉備津神社に出掛けました。
 昨年に続き、三味線餅つきにも参加させて頂きました。保存会の方々の御労苦と熱意と体力には、もう心から敬服致します。本当にすごいです。

 その後、敢えて、JR総社駅で降りたりしながら、伯備線経由で、岡山大環状を意識して戻ってきました。総社まで、LRT化すれば、井原線の活用の仕方も、ずいぶん変わってくるように思います。

 途中、閉園した倉敷チボリ公園の大観覧車が、あまりにも切なかったですが、いわゆる吉備文化の中心市街地と言える備中回廊は、文化・観光資源で溢れています。

 ただ、いずれも、駅舎からの交通アクセスに難があり、逆に、自転車で行くのに風情があるという共通点があります。活かし切れてないなぁ・・・。


 個人的には、財政状況が急転して大改善されれば、後楽園の正面入り口前の岡山県立博物館と古代吉備文化財センターと合体した博物館を、さもなくば、東京、奈良、京都、太宰府の国立博物館に負けない国立博物館を吉備路沿線に造るべきだと思います。
 それだけのものがあるのです。
 ついでにではないですが、県立総合武道館も欲しいです。


 ところで、古代吉備文化が、鬼に例えられて成敗される、桃太郎の物語は、何かと岡山を悪く言いたがる岡山県人の自虐史観の象徴だと言った人がいましたが、全国第4位の造山古墳は、大和政権のものか吉備政権のものかというぐらい、スケールのでかい吉備文化です。

 我々は、もっと吉備を誇るべきですし、備前、備中、備後、美作までひっくるめた吉備の中心が、まさに、JR吉備線界隈だという認識が必要です。

 岡山県民が、自虐的なのは、日本人が自虐的なのと同じように、占領教育により、誇りを奪われた名残りだと、我々は気がつくべきであります。敢えて言いますが、岡山ぐらい良いところは、世界中のどこにもありません。人類史上一、宇宙一、三次元一、かもしれません。

 目覚めよ、吉備王国の人々よ!立て!!ジーク、キビ!

 備前一宮を過ぎると、備中ですが、このあたり、「津」がつくのが多いのは、そこが港で、そこに海があったということ。してみりゃ、今の中心市街地は、昨日今日のものとも言えます。

 私は、中心市街地の再活性化が、大きな責務と思っていますが、文化的な観点からも、古代から近世の中心市街地の活性化は、極めて重要です。
 そして、JR吉備線のLRT化で、中心市街地を結ぶんだ! 

 さすがに、正月だ、気持ち良いなぁ!!

 ともあれ、大和路を、ああ良いですな、という立場に、我々はないのであります。吉備路に、もっともっと観光客が来るのが当然です。
 知事も、観光立県などと言っておられますが、まずは、吉備王国の人々が、誇りを取り戻すことが何より重要です。
 岡山を、吉備を、熱く語ろうじゃありませんか。


 ところで、明日、どうしても、その造山古墳の方向に行かねばならなくなりました。敢えて、私は、自転車で行こうと考えています。

 なにしろ、今日の渋滞を見て、自動車では無理と判断しましたし、それ以上に、JR岡山駅西口から始まる吉備路自転車道を再チェックしようかと思うのです。当然、既に気持ちは、2月定例会。

 今年の正月の良い思い出が出来そうです。寒いときだから印象に残るのです。


 さて、今年最初のBGMは、激動が予想される今年への気構えを象徴する、まさに、気魄、覚悟の歌。獅子座ですから・・・。
http://jp.youtube.com/watch?v=EeD65rbcyDk&feature=related
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2009年1月3日(土)【四十路自転車道】
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 今朝は、思い切って、いわゆる吉備路自転車道と言われる一般県道岡山総社自転車道を通り、造山古墳近くまで、自転車を走らせました。約2時間。寒い中でしたが、良い運動になりました。


 実は、この吉備路自転車道の起点は、旧いずみ町交番なのですが、ここにある看板からして、津島遺跡を津高遺跡と誤記。国道53号でいきなり、吉備路自転車道を見失います。

 そもそも、私は、起点をJR岡山駅西口にすべきだと思いますが、JR岡山駅西口の観光案内看板では、自転車道は見つけられず、ここから先の自転車レーンは、清心町交差点までは、国体道路の西側を、交差点を鍵の字に渡って、今度は、東側を岡山大学正門通りまで進みます。
 基本的に、国道は、県道の吉備路自転車道を全く無視。

 京山中学校や商大付近の吉備路自転車道は、岡山一宮高校までの通学路でしたが、母校の前の笹ヶ瀬川の土手あたりからは、はっきり、自転車道が意識されています。懐かしい道。

 ちなみに、高校時代の朝の自転車通学は、禁止されていた奉還町商店街内を爆走し、万成の峠を越えて、20分程度で高校の到着していたと思います。
 さらに、当時、私は、自転車の手放し運転が極めて得意で、自宅まで、ハンドルを持ったのが僅か2回で、辿り着いた事があります。
(↑これは、なにかの自慢話?)

 吉備路自転車道は、基本的に蛇行しまくっているのですが、吉備津彦神社を越えると、案内表示が分かり難くなり、道を外れやすくなります。
 案内看板や休憩所(特にトイレ)等の表示は、かなり工夫が必要だと思います。ただ、国分寺から先の総社までは、まだ行ったことがありません。


 ともあれ、尻の痛いサイクリングのあと、新年会で、結局、しこたま飲んでしまい、飲酒運転になるということで、軽トラに自転車を載せて頂き、自宅に護送されたため(自転車で、ここまで来る奴も珍しいと喜ばれる反面、これはこれで、非常に御迷惑を掛けてしまいました。)、180号の自転車レーンをチェックしながら往復とは相成りませんでしたが、整備がきちんとできれば、総社まで、丸一日、十分に楽しめる素材がある自転車道であることを確信しました。

 もっとも、問題は体力があればの話ですが。例えば、LRTに、自転車が載せられたら、帰りは、楽だなとも思えます。


 それにしても、四十路自転車道は、思春期の十代の頃と課題が全く違って面白いです。来年は、家族で、吉備路自転車道を使い、初詣巡り?をしたいものです。


 さきほどまで、再び新年会。結局、忘年会に続いて飲んでしまっています。最近、リバウンドの恐れがあり、そろそろ食を抑えたいのですが・・・。
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 昨夜は、中学校の同窓会があり、40人ばかり集まりました。昨年の春の20人が倍に、来春には、さらに倍にしようということで、勢いがあります。
 結局、四十路過ぎると、子育てから、解放されていく「女子」から元気なんだなというのが、非常によく分かります。仕事をしている「女子」も、元気です。
 一方、どうしても、「男子」の仕事の話は、やや愚痴っぽくなっちゃうのね。

 
 思春期の悩みにどっぷりと浸かるには、家業の廃業は重すぎましたが、あの中2の頃が、私の人生で、もう一度戻れるなら、最も帰りたい黄金期だと思っていました。ところが、同窓会を重ねると、そうした良くも悪くも、呪縛から、少しずつ開放されて行くのが分かります。

 あんなに覚えていたことを、良いことも悪いことも、びっくりするほど忘れていきます。あるいは忘れていくため、時間をかみ合わせる儀式のようでもあり、それはそれで非常に良いことだと思います。

 どこかで、同じ時間を生きてきた、同じ時間を生きていく、これからまた、良い付き合いが出来る昔の友達、新しくて古い友人です。本当にありがたいことです。


 ところで、何が一番変わったかというと、私自身の気持ちです。

 「中学時代」は、もうこれからは、私の過去ではなく、息子の未来として、より重要であるという思い。懐かしむ過去ではなく、再び作っていく未来です。
 何より、おそらく、私の人生がいつ終わろうとも、間違いなく、今この時期が、最も懐かしく帰りたい時になるのだろうなぁという「思い」です。それは、「薔薇の蕾」というほどにセンチではなく、極めて逆境ではありますが、愛する妻子がいて、いわば野望もあり、体力もあり、良くも悪くも、充実はしているということです。幸せは、結果でなく、過程です。

 なんにせよ、四十路は良いものです。

 だから、やはり、馬場俊英。『君はレースの途中のランナー』
 http://jp.youtube.com/watch?v=Y0ZtYJsyz6c
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2009年1月4日(日) 【開戦前夜】
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 明日から仕事始めですが、通常国会も開会します。
 今日の午後は、逢沢代議士の恒例の年始会。元秘書の立場からしても、本当にありがたい千人を越える方々の御来場で、私でさえ、ご来場の方への御挨拶や、御依頼ごとをいっぺんに頂戴したりで、もうヘトヘトになります。
 これだけ多くの方々の御期待もあるということで、当事者の逢沢代議士ご夫妻は、改めて、我々の想像を絶する超激務だと思います。

 一方で、やはり、自民党県連会長という立場からは、岡山県の全ての自民党国会議員の選挙にも責任があり、ひいては、党所属地方議員、あるいは保守系議員にも直接的な影響があるということで、いつあるか分からない解散総選挙で、逢沢代議士に、絶対に、「もしも」ということがあってはなりません。
 そのために、私自身の責務もあります。

 それにしても、自民党の大逆風は強まるばかり。


 18日には、自民党の党大会があり、今年は、各都道府県連の青年局長が、壇上で一言ずつ発言するらしく、総理総裁や党幹部の前で、私も気合いを込めて、何か叫ばなくてはいけません。それが、岡山県連の評価になります。非常に難しい仕事です。
 何をおらぶか、私自身、腹を括っていかなくてはいけません。

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 ところで、私の理想と政治の現実には、ズレがあります。

 最近つらつらと、「政治」とは何か?の原点を考えますが、私にとっては、下記のように、「愛と夢の公正な分かち合い」が、政治です。公平という結果ではなく、公正というシステムを特に問題にしているのが特徴です。

 そして、特に私にとっては、「子ども達の未来と高齢者の安心のために」というのが、政治の重要な目的です。
 政治家に必要な要件は、「構想力、決断力、機動力」、換言すれば、「抽象的思考力と現実的対応力」です。
 「生きる」ということは、「問題の設定と解決の繰り返し」です。

 これらは、しばしば、ポスターやパンフレットに使っています。ところが、昨今こうした私の基準を当てはめると、ともかく、ずれることが多いのです。信念の抽象と目先の具体の連関が、不明なこともあります。

 ともあれ、「○○とは?」という、個々の人生観、死生観、宗教観等々に基づく価値的な抽象的な概念、いわばビックワードを私自身、もう一度整理する年にします。
 そこがぶれると全てがぶれます。


 さて、今夜は、BSで馬場俊英のコンサートの再放送があります。今夜は、たまたま妻子がおらず、一人で寂しく、TVの前で、ピースと叫んでおります。『ただ君を待つ』というのも、好きな曲です。
 http://jp.youtube.com/watch?v=yzAa7s2amv8
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2009年1月5日(月)【初競り】
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 選挙の勝ち負けは大切ですが、選挙は、手段でしかないのです。
 今、この瞬間、皆、現職の国会議員なのですから、本当に、生死に係わる問題が山積する中で、守るべき国民の皆様の暮らしのために、最大限に、協力して動くべき政治状況です。

 仮に、選挙で自民党が負けることになろうが、野党に土下座することになろうが、やらなくてはいけない、それが責任政党です。国民の命が掛かっています。ここで絶対に負けるな、自民党!!こういうときに、底力が試されます。
 ともかく、補正予算を一刻でも早く通さなくてはいけません。


 今朝?は、午前2時半起きで、岡山市中央卸売市場の「初市」に。4時10分から、水産部、5時10分から青果物部、7時10分から、花き部、8時10分から、新年互例会と続きました。
 「中央」で、食肉市場が、一緒でないのは珍しいようですが、ともかく、セリの活気が、岡山の活気そのものですから、毎年、ここで大きなエネルギーを頂戴することが出来ます。

 全国的に、中央卸売市場の見直しが進んでいますが、ここ数年来、中央卸売市場は、イベント等で、市民に市場を開放する様々な取組を行っています。
 というのも、共通の危機感があるからです。

 特に、平成22年には、中央卸売市場の手数料の自由化という規制緩和があり、関西等との市場間はもちろん、量販店の産直等市場外流通、インターネット取引などもあり、取扱量の総量が減っていく中で、競争が激化しています。
 また、道の駅や農協直売店など、生産者には、窓口が増えてはいますが、市場との調整や、さらに、いわゆる農商工連携など新しい課題もあります。
 さらに、少なくとも、施設整備面で遅れをとるわけにはいきません。


 ちなみに、岡山の中央卸売市場の設置者は市ですが、全国の「中央」卸売市場の所管自体は、農林水産省、端的には、中四国農政局です。補助金の関係では、むしろ、「中央」は、国との関係が強く、認可の関係で県も絡むのは絡みますが、例えば、政令指定都市になって関わり方が、そう変わるわけではないぐらいの関与です。
 ただ、県内の70を越える「地方」市場の所管は、県で、食肉市場も、県管理です。
 なにより、生産地育成・支援ということで言えば、県の出番は非常に多いです。
 

 一方で、食品偽装等の問題で揺れに揺れましたが、食の安全が叫ばれる今日、価格形成機能以上に、高品質管理について、市場への期待が益々高まっています。もちろん、地産地消の機運、国内産への信頼等、農業に関しては、考えようによれば、むしろ追い風が吹いています。
 
 また、花きについて言えば、この春の全国都市緑化フェアで、産地には経済効果もあり、これを一時的なものとするのではなく、いかに継続するか、産地育成支援の強化、継続、消費拡大が、強く望まれます。

 ともあれ、景気状況は劇的に良くはならないでしょうが、ピンチはチャンスだと発想を切り替えて、向かっていくしかありません。
 中央卸売市場の活況は、地域経済の活況とイコールです。政令指定都市に相応しい中央卸売市場を作っていくのは我々の責務です。


 実は、今日、多くの議会関係者がいたのですが、合間の休憩時の朝食に、昨年のキムチ豚汁に替わって、海鮮丼が出たというのです。私は、今年に限り、ある会社の食堂にお邪魔しており・・・そこで、野菜たっぷりの豚汁を食べていました。
 これも非常に美味しかったのですが、築地まで行かずとも、日生の五味の市でもそうですが、やはり、市場で、新鮮なものが食べられたら、さらなる人気スポットになるかもしれません。

 とにかく、まずは、消費拡大、これから冬が厳しくなったら、野菜も、鍋で、どっと出るのです。

 
 それにしても、昼前から、さすがに、ぼーっとなっております。

 私が早起きを続けていたのは、いい加減に司法試験浪人のふりをしていた1年8ヶ月に及ぶ新聞配達の頃だけですが、これとて、朝3時40分起きでしたから、午前2時頃から起きられる市場で働く方々には、本当に頭が下がります。これが、毎日なのですから。

 運輸、流通、製造、飲食、サービス、医療・・・・いわば真夜中に頑張って下さっている方々があって、世の中は成り立っているというのを肝に銘じます。

 皆、誇り高く守るべきものがあるから、頑張ることが出来るということで、元気よく、
http://jp.youtube.com/watch?v=PCVkAgWIx_4
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2009年1月6日(火) 【背水の陣】
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 本日から仕事始めの会社もあるようですが、県庁、市役所、県民局等で年越しになっている案件についてなどなど。
 多少時間的に余裕があって、あるお宅では、2時間以上の長話。まちづくりやPTAの話になるとツボにはまってしまい時を忘れます。
 一方で、経済危機は、思わぬ所に、様々な影響が出てきます。


 今朝は、今年最初の自民党青年部局の街頭演説。

 自分で書くのもなんなのですが、昨日の新聞の自民党VS民主党の一面広告を読んで、我が党が、法案として出しているものは、それなりに詳細で理解できるのに対して、こんな政策で勝負を挑んで来ているのか?と、本当に民主党に呆れるわ、腹が立つはで、また、溺れる犬?をポコポコするような人間には、怒りすら覚えるはで、かなりぶち切れた演説になりました。
 たとえ喧嘩でも、それが卑怯かどうかの品格が要ります。

 ともあれ、国民の命の危機に、今、現職の国会議員は、次の選挙のためではなく、この瞬間出来る最大限のあらゆる努力をすべきです。

「後にある選挙の結果がどうなろうと、今、政権与党の自民党は、責任政党として、国民の皆様の命を守るために、二次補正予算をなんとしても、一刻も早く、通さなくてはいけないのです!謹んで審判は、お受けしますから、是非、これを通させて下さい!!」

 文章にするとさほどでもないですが、今までやって来た青年部局の街頭演説活動の中で、自分でも、これはちょっと良いかも?と思えるぐらい、自然と身振りが出て、通行の方々に呼びかけて、迫力があったように思います。
 ほほぉ、こりゃいいなぁ!やはり、危機的な状況に追い込まれれば、追い込まれるほど、燃えるなぁ。つくづく、ピンチや逆境が嬉しいタイプだなぁ。

 ・・ただ、私自身も疑問に思う定額給付金については、ある種の判断が必要な時期が来るかもしれません。

 好きな言葉は、「絶体絶命」、あるいは、「背水の陣」。
 あるいは、「泣いてからが強い子供の喧嘩」。
 逆に言えば、追い込まれないとできない計画性のなさ・・・。
 でも、「そんなぼくがすき」。↓
 http://jp.youtube.com/watch?v=Mdlm3lWLgNE
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2009年1月7日(水) 【毎度お馴染みの】
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 昨日は脳天気でしたが、一転して難しい日です。当然です。

 午前7時前のNHKニュースから、毎度お馴染みの「おい、そりゃ、聞いてねーぞ!!」。財政構造改革の中で示された歳入確保対策ですが、拙速にこれをやると、文字通り人が死んでしまう・・・。
 総務委員長としてではなく、議員として、今年の初騒動勃発。当局とやりとりが続きますが、官が生き残れば、金が入れば、それで良いのか?なんで、こういうことを繰り返すんだろう・・・・。
 善後策に動きます。
 
 夕刻前には、保護司の定例研修。その後、地域の新年会も、なんで岡山市のこんな大切な時に、俺は県議会議員なんだ?という話や、財政構造改革に伴う施設撤退で、地元が大迷惑する話・・・
 否応なく、様々な問題が襲ってきますが、戦うしかありません。

 今年はどうせこんな年でしょうが、なんたる非力か・・・くそぉぉ〜!
 http://jp.youtube.com/watch?v=7q5_4_a2VsU
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2009年1月8日(木) 【昭和と平成】
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 本日も、粛々と地味に生きております。風力発電など明日の芽となる楽しい話もありました。
 ある意味で、今日から本当に21年目の「平成」。まさに、昭和は遠くなりにけりです。

 丸20年前のまだバブルの中にあるこの時期、私は、東京におりましたが、引く手あまたの売り手市場で、市場に出ぬまま、帰省することだけをなんとなく決めていて、目が覚めるのに、さらに数年を要しました。ある意味、ニートに近かったのかもしれません。
 10年後に県議会議員になる人生のストーリーなど全く想像していませんでした。

 連日のように陛下が下血される報道の中で、全体的に歌舞音曲は自粛のムードが漂っていましたが、寄席では、川柳川柳師匠などが、非常におもしろくもありました。不思議な時代でした。


 あれから20年。これからの20年。
 後世は、平成に、第三次世界大戦がなくとも、バブル崩壊に続く、経済危機に、やはり「激動の平成」と言うに違いありません。
 「平成」を「三丁目の夕日」のように、いつかきっと懐かしむことが出来るに違いないと信じるには、あまりにもしんどい時代のまっただ中に我々はありますが、敢えてこういう時に、共に頑張っていける人の繋がりや、心の優しさも、きっとあると信じたいものです。

 少なくとも、ぐるっと見渡しても、楽な人がいません。そういう時代ですが・・・きっと、大丈夫です。
http://jp.youtube.com/watch?v=yk5EKx4SnVs&feature=related

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2009年1月9日(金) 【岡山空港利用者2000万人】
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 本日は、総務委員長として、「岡山空港利用者2000万人達成記念式典」。知事と並んで、くす玉が割ることができて楽しかったです。久々に、ともあれ陽気です。

 岡山空港の開港は、昭和63年3月、そこから20年で、累計で2000万人。県管理の第三種空港としては最速ですし、昨年度実績は、55箇所の地方管理空港では、神戸、石垣に次いで第三位。
 東京便のダブルトラックやデイリーとなったソウル便など、国際線も増えてきています。今後必要とすれば、ロシアかしら・・・。

 ただ、廃線にならないかと常に搭乗率が気になる路線もありますし、ライバルの広島空港や高松空港にも、累計では勝てていませんし、何より、3000mの滑走路は、生かし切れていません。
 最大の利点である交通の結節点の3100台の無料駐車場を有料化するという議論は、当座見送られていますが、ビジネスジェット基地構想はじめ、課題はあります。
 なんとか、中四国随一の空港にしていきたいものです。


 まずは、国際線の第2ターミナルを拡張しますが、この景気に、サーチャージというのは、気になりますが、円高は円高で、海外旅行のチャンスではあります。問題は、先立つものと時間がない!
 結局、グァムと大連は、私も行った事がありません。できるなら、空路利用促進のためにという理由で、外国に飛んでいきたい・・・。

 それにしても、バブルのいけいけどんどんの20年前の昭和63年春には、岡山空港も瀬戸大橋も開通し、岡山も活気があったのだ思われます。この頃は、政治も世の中も、さぞかし、愉快だったのでしょう。
 しかし、その頃、私は、故郷を遠くに感じながら、青春18きっぷでも乗ることが出来る青函連絡船に乗り、そのさようならに、黄昏れていたのでした。

 ついでに書けば、私が産まれて初めて飛行機に乗ったのは、29歳になってからで、しかも、最初が、関空からスリランカを目指して、タイ航空でした。逢沢事務所には、イラン出張があるとは思っていませんでしたが・・・。

 何度乗っても、私は、飛行機に乗るというだけで、ときめきがあります。飛行機に乗る日は、野村のカツ丼を食べる日のような、どこか特別な日です。


 その後、あちこち寄りながらながら、途中、情緒障害児短期治療施設にも立ち寄りましたが、発達障害という概念の曖昧さや、財政構造改革の中で、将来的に県施設を民間移譲しても、職員の派遣等、現場との交流の必要があるという認識を強く持ちました。

 それにしても、岡山市の政令指定都市移行のメリットのひとつに、児童相談所の業務が移ることが挙げられるのが、さっぱり分かりません。

 その後、ケアセンターなどにも寄り、夕刻からは、私学関係の新年互例会に向かいます。

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2009年1月10日(土) 【雪降って地固まる】
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 自公連立政権ならではの施策である定額給付金ですが、いよいよ国会の議論も、訳が分かりません。この議論に、費やしている時間、お金、労力をもう少し別の形で、活かせれないのかな?と思います。
 どうしても税金から返してくれるというのなら、貰いますが、どうしてもこういう形で返してくれとまでは、個人的には、思っておりません。ここまで来たのが、ちょっと不思議な施策ではあります。


 本日は、石井知事の新年祝賀会。

 昨秋の知事選挙については、完全に反旗を翻した自民党議員や民主党代議士を除いては、年が明けたということで、もうお互い何も言うまいという雰囲気で、多くが出席。
 祝賀は祝賀で良いと思います。

 ある意味、現在、議会と執行部は、非常に健全な関係だと思います。議会は、是々非々で行く、と言われた議長の御挨拶の通りです。選挙の場合は、勝てば官軍でもありません。少数が多数になることもあるという仕組みが、民主主義です。ただの多数決ではありません。
 
 時々、なぜか私に、「あまり知事を苛めるな」と言われる方もおられますが、議員は、あくまで議会の立場で、仕事をしています。長幼の序は、人間関係の基本で、非常に重きを置きますが、それでも、私は、知事の部下でもなんでもありません。
 敢えて言えば、苛められているのは、総務委員長の私です。

 なにより、昨年の2月、6月定例会の一般質問の会議録を御覧頂き、真意をお酌み取り頂ければ、一方的な攻撃など加えていないのは、ご理解頂けるはずです。むしろ・・・。
 ・・分かる方には分かると信じます。

 ともあれ、様々な関係が修復するためにも、経済再生、その中で、政治のリーダーシップが本当に大切です。時間が解決するとしても、その時間を待てる時代ではありません。

 
 その後、恒例の民団新年賀詞交換会。さらに、水墨画教室の新年会では、『あの鐘を鳴らすのはあなた』の歌い初め。
 さらに会葬や地域の新年会が続きます。

 数日、返信が滞っておりまして、誠に申し訳ありません。今、しばらく・・・・。

 今日は、少し雪が舞いました。雪降って地固まる?
http://jp.youtube.com/watch?v=3Ef9dE-9siM&feature=related
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2009年1月11日(日) 【かじり虫】
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 今年最初の京橋朝市、素晴らしい快晴です。
 「忙しい」という言葉は、「私はアホなので時間管理が出来ません」というのと同義なのでしょうが、今日は、出初めや幾つもの新年会、さらには、鏡開きのあとの総合武道にからむ協議等が夕刻まで。極めつけは、夜までにどうしても、高知に行かなければならず、やはりハードです。
 明朝は、11時から、吉備中央町での新年会ですから、高知にはまさに泊まりに行くだけですが、自分の運転で動いていますので、余裕を持っていかないと、危ないなと感じております。
 一方で、それぞれの会合に意図や思いや設営の御労苦があり、かようなかじり方が、いかがなものかと申し訳なく、こうなると、自分が、自虐的に別の生き物のように思えてきます。
 http://jp.youtube.com/watch?v=Jepuyy9viEk&feature=related
 

 ところで、旭川の国土交通省河川局管理分、要は、下流部の河川敷、堤防のあり方に問題はないか?
 さらには、後楽館中高の旧南方小学校跡に移転後の農政局跡地のあり方と後楽園の玄関口で、白紙撤回されて久しい出石町再開発およびシンフォニービルからの撤退を決めている観光物産センターについて、来年の国民文化祭の主会場たる、カルチャーゾーンの観点からはいかように考えるか?
 2月定例会の提言として、ここのところの地域の方とのやりとりの中で、考えております。
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2009年1月12日(祝・成人の日・月) 【北風と太陽と塩】
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 いよいよ自民党も定額給付金も厳しいアンケート結果です。
 
 昨夜は、午後5時過ぎには岡山を発ち、まん丸の月を眺めながら瀬戸大橋を渡り、高知泊で、かえってゆっくりさせて頂き、朝8時前には、吉備中央町に向けて出発。
 中四国州を意識するにつけても、高知は、私の中では、高速の通行料金以外は、そう遠くではありません。

 四国山地越えの大豊では、驚くほど雪が降っていましたが、除雪車が勇ましく出動。一方、瀬戸大橋は、風速15m。制限速度は、50km。県境と自然環境というのは、やはり大きな関係があるなぁ、としみじみ感じていましたが、吉備中央町で、自然の厳しさを体感することになろうとは・・・。
 非常に判断が甘かったと猛省しています。


 高梁・賀陽ICを降りると、折からの雪。「道の駅かよう」あたりで、幾分積もっていたので、スタッドレスもチェーンも履かずに、吉備高原まで上がれるかなぁ?と思いつつ、安易に自動車を走らせました。高知からですから、情報もなく、朝の雪は全く想定していませんでした。
 そもそもが冬の走行に、チェーンを積んでいないということ自体、危機管理がなっていません。

 そうこうするうち、丘の路上の凍結で、タイヤがスリップして空回り、だんだんと先も、坂道が続くので、ダチョウ牧場の前で断念し、互例会場に連絡して、ICまで引き返すことにしました。


 当然、凍結している坂を下れないので、正午前ぐらいには、陽が差して溶けるに違いないから、もう待つしかないな、と、呑気に、太陽を待つことにしました。

 雪道を岡山市消防の救急車が行ったりして、中山間地の冬は、こりゃいよいよたいへんだなぁ・・・と思ったり、ぷらぷら歩いていると、ゴミ収集車の運転席から、「乗せちゃろうか〜?」と人情に触れたりして、ともかく、ただただ太陽を待っておりました。
 
 
 だんだん溶けてきたので、まぁ、よかろうかな、と引き返して驚きました。来た道の筈の次の丘は、さらにツルツル。てっぺんまで来て、急な下り坂と、さらに丘に上がっていく真っ白な道を見て、唖然。
 これは、絶対に無理・・・。これは滑り死ぬ!ともかく駐まりました。

 まずは後ろから来た自動車に道を譲り、どうしたもんかな?と思案していたら、降りていった車が、坂を降りた向こうで、ゆっくりと滑るような3回転スピン・・・あわわわ・・・。これには、ちびるほど驚きました。何も、履いてなかったの?????
 
 対向車が、たまたま無かったのが幸いでしたし、中から普通に人が出てきたので、無事で良かったなぁ!と思いましたが、一歩間違えれば、大惨事でした。


 しかし、その車が、進行方向にきれいに止まったまま動かないので、あぁ怖くて先に進めないんだな、しかし、あそこに車があると、降りて行ったら、同じようにスピンするか、間違いなく、ビリヤードのように直撃だな、よけろとも言えんしなぁ・・と、私も頭を抱えました。

 気がついたら、後ろの丘にも一台。スタッドレスもチェーンも履かない猛者?が、並んでしまいました。実に無謀だ・・・。


 ことここに及んで、さすがに笑えなくなって、知り合いの町議さんに、「町道ですけど、除雪車来ないですかねぇ?」と、携帯電話で聞いたところ、「そんなもんは、ありません。民間に委託してるんで。塩を撒く機械も、100万円ぐらいして、財政危機かなんか知りませんけど、県の補助金もないですし。作って下さいよ、そういう仕組み。まぁ、中山間地域を体感して下さい。」とのこと。

 「要は、自分で塩を撒けということですね!」「そうですね。頑張って下さい!」「分かりました!是非、町長さんに、岡山県議会総務委員長として、中山間地域の実態を体感すべく、塩を撒かせて頂きます、とお伝え下さい!!」

 個人的には、町の対応としては仕方ないんだろうなと思います。なにしろ広大です。むしろ国や県が問題です。


 というわけで、道路脇の塩袋。もう、やるしかありません。
 だいたい25mおきぐらいにあったように思いますが、丘を2つ越えて、10袋ばかり、撒きました。道路に何かをぶちまけることについては、どこかで、いささか快感を覚えていたふしもあります。

 途中、政治関係者が、横をすーっと自動車で通りましたが、あんたら生涯忘れんけぇのぉ・・・。

 なにより、県南の雪が珍しい地域の自分が、雪に対して、普通に持っていない感覚が情けなくありました。そんなことも分からんのか?と、言われるような、こういうことが多々あるに違いありません。要は、こちらの都合の良いときにしか行っていないということです。
 岡山市内でも、気がついたら、地域の方が塩を撒くような地域は幾らもあるはずです。



 前のスピンして駐まっている車の所まで行くと、運転席から、初老の男性が、「手伝いましょうか?」と言われたので、(何、呑気なこと言うとんねん?と、)「手伝うというより、一緒にやって頂かないと、この状況を脱せませんよ!」と、目上の方に、きつく言っている自分がいました。
 「この袋どうやって開けるんですか?」「私は、歯で噛み切ってます!」
(この期に及んで何言うとんねん?でも、今も、しょっぱいです)

 そのような調子で、えらいこっちゃ、えらいこっちゃと塩を撒き続けました。しっかりしたタイヤで行き交う車の方は、御苦労さんとばかりに、会釈をしてくれます。あるいは、立派な行動に見えるのでしょうか?実際は、私が動けないだけなのです。
 ちょっと先は、積雪など無く、日陰の丘の道ばかり凍結しています。この数百mが問題。

 だんだん溶けて、雪が滝のように流れてきて路面が見えてきた嬉しさと、逆に、塩とは言え、自然界には、こりゃ、あまりよくはないだろうなぁ・・とも思いました。洗車もした方が良いです。

 それにしても、急な中山間地域の積雪には、どこもどう対応してんのかな?と、非常に気になります。
 今日が、たまたまなのか、いつもこうなのか、今日が平日だったら、どうなっていたのか?


 そうこうすると、レッカー車が来ました。「あれれ?」と思うと、スピンした車のもとへ。スピンの時に、後輪が、思い切り歪んでいたのです。
 (・・げげ、本当に動かなかったんだ。にもかかわらず、いわば私のために、目上の方に、塩を撒かせてしまった・・・しかも、私が道を譲らなければ、あのスピンもなかったかも・・・おお、まいぶっだ・・・)

 「いつも通る道だから、ちょっと雪をなめてましたねぇ・・」と笑顔のお父さん・・・あぁ、穴があったら、そのまま冬眠して、春になったら出てきたい・・・


 いずれにしても、結果については、自己責任と考える方でしたし、どこまでが行政の責かは本当に難しいです。市・町・村ということで、違いが出てくるのかどうかも分かりません。
 国道、県道、市町村道で、どう違う?政令指定都市で、県道管理は大丈夫かな・・・。雪だからこうですが、道路の陥没や落石は、しばしば賠償問題になります。

 地方道では、やはり、まずは、スタッドレスかチェーンで自己防衛。なければ、塩を撒く。塩を切らさないのが、行政の最低限の責任という考え方もあるのでしょうか。少なくとも、高速や県北の積雪地帯のように、除雪車が頻繁に出動とはならない地域も、なかりあると思います。
・・実に実に難しいです。
 また、JAFは、入っておく方が安心なのか、保険はどうなるのか・・・塩を使ったら、報告が必要なのではないのか?
 
 
 その後、道の駅で、脱出記念に、缶珈琲を飲んでいると、レッカー車に乗せられた例の車。
 せめて、これからは、車には、チェーンをいつも積みます。なによりも、状況によっては、路上に塩が適量だけ撒ける男になります。問題は、行政の対応はどうあるべきか。


 それにしても、金山や畑鮎の県道の塩は足りてるかなぁ・・・確認しないと。そう言えば、気になる箇所が幾らもあります。

 ともあれ、今日のドジな遭難を活かします。絶対に、無にすることはありません。
 今日の雪は、風流でもないのですが、
http://jp.youtube.com/watch?v=Q04r_JyxE7g&feature=related
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 そういうことで、高知から時間通り帰ってきたつもりが、吉備中央町の新年互例会と大学OBの教職関係の集いに行くことが出来ませんでした。

 特に、構造改革に伴う、とばっちりとも言える教職員の方の給与カットについては、お詫びを申し上げたかったのですが・・・。
 あるいは、依願退職や学生が岡山以外での就職を考えるとすれば、岡山の教育力、なにより、子ども達に影響があります。
 かえって、優秀な人材を集めるために、ある一定の岡山県の教職員の給与は高いという施策があっても良いくらいです。

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 なんとか、萩原代議士の新年互例会には間に合いました。

 私が申し上げるのも、おこがましいのですが、まさに、構想力、決断力、機動力を兼ね備えた政治家であり、早晩、党や政府で、さらに重用される方のように思います。1期目ではあられますが、間違いなく、仕事が出来る、スタメン選手だと思います。官も地方自治についても精通されているのは、心強い限りです。

 本日は、萩原代議士のご尽力もあり、自民党県連で、緊急雇用労働対策本部が立ち上がりました。

 一方気になるのは、やはり定額給付金。
 宮沢内閣府副大臣は、事実上消費税の引き下げにあたるという説明をされて、それならば、なるほどなぁと思う反面、一方で、消費税引き上げ論議もあり、分かり難いには分かり難いです。

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2009年1月13日(火) 【港としての旭川・京橋界隈】
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 寒い一日です。
 昨日の凍結場所は、どうも良く知られた場所のようで、毎年、何台も被害が出ている模様。明朝、チェーン持参で再チャレンジし、町の役場で、いろいろと伺うことにしました。


 今朝は、初めて自民党の青年部局の街頭演説を失念。水曜日と勘違いで、申し訳ないことをしてしまいました。それにしても、今朝、自民党の政策の主張が出来たかどうかは、疑問もあります。
 今週末は、いよいよ党大会。

 渡辺代議士の離党については、離党された方が次期の選挙は当確で、何より、主張自体は理解ができなくもないのですが、大きな輪が広がらないような気がするのは、例えば、「せんたく」は、政党ではないですし、常々主張されていたのかどうか、俄に地方分権を掲げられても、結局は、中央の政局から派生しているように見えるからでしょう。
 巻き添えの如く、地方議員としては、志を同じゅうして、これには乗り難いです。永田町でケリをつけて頂きたいところです。

 ともあれ、今夜、衆議院では、二次補正予算は通り、定額給付金は、みなし規定で、支給されることにはなるのでしょう。

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 本日は、秋に予定されている全国女性消防団員活性化岡山大会や、岡山港旭川河川敷について等々、当局とやりとり。

 特に、鶴見橋界隈の堤防についても、思うところがあり、出石町の再開発と絡めて、カルチャーゾーンの防災面での最重要課題であると私は考えていますが、今日は、もう少し、下流域について。


 旭川京橋・桜橋地区の港湾施設は、元々は、戦前河川改修に伴い内務省が設けたものですが、その後、県が国から河川法に基づく占用許可を受けて、供用していました。

 しかし、新岡山港も整備され、港湾施設として利用されないことから、平成12年度末で港湾施設を廃止しましたが、諸般の事情で、「原状回復」が出来ず、占用廃止が行えないまま現在に至っています。


 ピンと来ないのですが、1級河川は、国土交通省管理で、旭川の場合は、厳密な表現ではないですが、大原橋以北を県、以南を国が管理しています。

 そして、京橋以南の水面は、「岡山港」になり、河川区域とかぶっています。そして、ほぼ県庁前から、二日市の中央図書館手前まで、旭川右岸の河川敷を港湾施設として、県で言えば、港湾課の管理で、国から占用許可を受けていますが、前述の通り、現在は港湾と言うよりも、芝生・緑路の緑地が公園的に整備され、特に、後楽園前などは、遊歩道の整備が進んでいます。


 また、都市計画道路の津島飛行場線の拡幅の見込みが立っておらず、なぜか河川敷の区域内道路が、バイパス的機能を果たしています。
 この県道は、中環状と外環状を繋ぐ幹線でもあり、狭隘ですが、自動車の通行量がとても多いのは、ご案内の通りです。

 番町以北については、都市計画の変更を行い、拡幅しないというのが、市の方針のようですが、政令指定都市移行以後は、京橋以南の判断も市に委ねることにはなります。


 そして、ここで必要なのは、港湾でない形での今後の活用法をはっきりさせることです。そのためには、国、県、市が、同じ土俵に上がる必要があります。

 特に、「原状回復」のための考えられる法的根拠のひとつは、「河川法による行政代執行」ということになりますが、このあたり、詳細は書きませんが、ともあれ、国と県とが共同でないと動かないと考えます。

 もっとも、「港湾施設」でないというのは、ひとつの考え方に過ぎません。新たなる港湾施設。要は、瀬戸内海の島巡りに出る船が、公園緑地として美しく整備された京橋から出向したって良いのです。
 そこに、京橋朝市がある・・・そういう夢があったって良いのです。


 ところで、特に、私が問題にしているのは、県のマインドです。

 これから、中四国州の道州制を目指そうかと言うときに、県内で自己完結している旭川のような1級河川は、将来的には、国ではなく、州が管理するんだという意気込みが必要です。
 やれ国だ、やれ市だではなく、県が答を出せないようでは、州になった地方主権の時代にやっていけません。

 例えば、百間川の河川敷グランドは、国の管理河川敷を県が占有整備したものを市に譲っていますが、あるいは、旭川の河川敷も、県の占有から市の占有に移す方が楽であるというのも考え方ですが、そこに到る道筋のリーダーシップは、県が取るべきです。
 港湾施設として使っていたのは、あくまで県なのですから。

 様々な問題を政令指定都市に移行したからと、有耶無耶のままにするのが一番いけないことです。 

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2009年1月14日(水) 【塩とお猿】
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 返信させて頂くべきお便りが、どんどん貯まりに貯まっています。誠に誠に申し訳ありません。

 午前中は、再チャレンジで、チェーンも使わずに、吉備中央町役場へ。高速道路から吉備高原都市への広域農道は、町管理ですが、こういう幹線道については、県にも相応の役割があるように思います。縦割りで、お隣の県管理の国道については、知っているが、町道は知らないということにはならないのでは。

 市町村合併を県が促進して、広域合併を進めても、県や国の有効な支援がない、それが、道州制の地方分権論議を夢と捉えられない原因になっています。
 塩ひとつとっても、市町村合併と県の役割が浮き彫りになってきます。その他、様々な課題を伺いました。

 途中県道脇の茂みには、なにげにお猿の家族達がいましたが、同じ有害鳥獣でも、イノシシは、家に侵入して冷蔵庫まで開けません。消極的にでも食料にしたい生き物ではなく、どこか狩猟には向かない類人猿。
 街中では、お猿の登場に大騒ぎして、保護区に放されても、珍しくも何ともない有害鳥獣だったりします。
 左様に感覚が違うわけです。
 

 先ほどまで、明日の総務委員会に備えて、委員長レク。事前審査制ということで明日には、来年度予算案が示されます。
 緊急の景気対策を打つにも、2月定例会で、補正を組むしかないのですが、国が早く通してくれないと、実際は、動くに動けません。ただ、県も独自で動きます。

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《速報!!》自由民主党岡山県支部連合会青年部・青年局主催
     第5回日本の未来創造セミナー  ※入場無料

と き: 平成21年3月7日(土)16:00〜17:30
ところ: リージョンセンター ペンタホール
    津山市大田920 グリーンヒルズ津山

講師:自由民主党青年局次長 
       参議院議員 義家 弘介
            演題『夢は逃げていかない』

   参加御希望の方、このままご返信下さいませ!!
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2009年1月15日(木) 【岡山県緊急経済・雇用対策】
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 本日は、今年最初の総務委員会。
 忘れようにも思い出せないぐらい、いろいろあった昨年の委員会。今年も、穏やかには行きそうになく、まず委員長として注意。

 今朝のブログで、A型インフルエンザに感染し、タミフルを飲んでいると書いている若い議員が、委員会室に入ってきたので、「インフルエンザじゃないの?」と言うと、「医者が委員会の出席は大丈夫だと言いました。」とケロッと言うので、委員長として、出て行けとは言わないがマスクをしてくるまで、入室禁止にしました。

 不特定多数に、自分がインフルエンザに感染していると公表しているのですから、感染の可能性が低いと医者が言おうが、マスクをするのは、最低限のマナーだと思います。

 そうは言うものの、急激な温度変化です。皆様、御自愛下さい。


 本日の委員会では、当初予算要求。
 一般会計は、6554億6400万円で、前年度当初予算比4・2%減となり、8年連続のマイナス要求です。
 消防防災ヘリコプターの納入遅延について、遅延料を請求すると宣言した以外に大きいのは、やはり、緊急経済雇用対策について。

 昨年12月25日に、知事を本部長とする岡山県緊急経済・雇用対策本部が立ち上がりました。
 具体的には、@雇用に関する経済団体への緊急要請行動、Aおかやま若者就職支援センターの年末相談、B2月には、若者たちの就職面接会、C1月下旬から県内8箇所で、経営・金融相談会、D受注確保特別相談窓口の開設、E離職退去者への県営住宅の提供(20戸程度)、という取組が行われていますが、
 さらに、
 @来週中に、緊急雇用対策室を設置、A2月から3月、離職者等の県非常勤職員としての採用(50人)が行われます。

 さらに、今月中に臨時県議会を開催し、数十億円規模の補正予算も組む方向です。問題は財源ですが、国の二次補正が通って補填される後付リーチとして、まずは、早急に動くということです。
 公共事業も景気刺激として行うことになりそうですが、おそらく、耐震化等理解頂けるところの前倒しということになるのではと思います。

 なお、自民党県連内には、既に金融対策、雇用対策本部が立ち上がっています。


 さて本日から、市内の40箇所近い各地で、政令指定都市以降説明会が開催されます。

 なんでこの時期なのかさっぱり分かりませんが、おそらく、区割りのアンバランスさが浮き彫りになって、少なからず議論が、起きると思います。
 本来は、この手続きは、区割り審議会が、きっちりと行うべきでしたが、特に、旭川以西については、一般市民の合意がないまま、あるいは、ことさら関心が高い、声の大きい地域の意見が反映され、実は、多くの市民が知らぬ間に、区割りが、区名を含めて、決まってしまっていたという印象があります。

 私も、政令市移行を最重要課題とし、いたずらに議論を混乱させないようにと、区割りについては、県議会議員としては言及しないという立場を貫いてきました。

 ともあれ、まずは、4月1日をスタートして、その後、修正すべきこともあるなら、場合によっては、秋の市長選挙の争点にもなるでしょう。

 冬物語 
http://jp.youtube.com/watch?v=OuAd3RoUGCM
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2009年1月16日(金) 【昨日・今日・明日】
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 無茶苦茶に寒い日です。

 新年会などがありますが、合間を縫って、もはや何度目かになる「こころ」の整理を始めました。今度こそは、今度こそは、春までにホームページを立ち上げます。不特定多数の方が御覧になるブログは作らず、1ヶ月後ぐらいに、時が経って落ち着いた「こころ」の抜粋を後付で載せようかと考えています。
 まずは、今までのコンテンツがありすぎるので困っています。

 さすがに、3150回を超えると、何冊が本が出せるぐらいには貯まっており、幾つかのテーマ別に分けたりするだけでも一大事です。
 2000年の4月からですから、政令指定都市移行の記述などは、膨大な量があります。佐藤真治が何を考えてきたかということは、読んで頂ければ、分かるということです。意外にアホでもなかった。

 なにより、それはそれで人間くさくて良いなと思うのですが、脱線している記述が多く、ちょっとしたエッセイ集にもなります。


 未来のマニフェストを描くことも大切ですが、過去に考えてきたこと、やってきたことを見つめ直して・・・などといえば格好が良いのですが、なんのことはない、「明日出来ることは今日しない」とうそぶいていた結果が、これじゃがな。
 今やっと、2006年が終わりかけ・・・あと2年分!!

「昨日・今日・明日」
http://jp.youtube.com/watch?v=C9CwyTx5wtE
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2009年1月17日(土) 【誰がために前哨戦】
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 1月17日・・・・。
 阪神淡路大震災から14年目の朝。改めて当時に思いを馳せて、被災者のご冥福を祈り、さらに、地域コミュニティーを核とした防災体制の確立に尽力させて頂きます。
 あの大惨事の年が、まさに、NPO・ボランティア元年であり、現在は、ゆうあいセンターを拠点に、岡山のNPO・NGOは、本当に元気です。
 政令指定都市移行で認証などの業務は、一部岡山市に移りますが、社団法人や財団法人の仕組みも大きく替わってきており、この景気状況の各団体への運営面での影響が、気になります。


 本日は、これから今年の初上京で、自民党本部に向かいます。
 明日が、第76回定期党大会ですが、前日の今日、全国青年部長・青年局長合同会議が、幹事長連絡会議や女性部長・代表者会議と並んで開催されます。

 夕刻には、党大会での決意表明のリハがあります。さて、なんと叫ぼうか・・・。ちなみに民主党大会も、同じように開催されます。
 まさに、政治決戦で、勝ち鬨を上げるための前哨戦、勢いづけのようなものです。だが、誰がために闘う・・・。
 青年部局が、特攻隊になることはやぶさかではないですが、国民を守る政党だから闘うという確信を今日明日で持てれば・・・。

 青年局長の任期は、この5月までで、きっと近々に党三役になることもありませんから、場合によっては、最後の党大会出席になる可能性もゼロではないなぁ・・と感じています。
 青年局の街頭演説も、青年局長が終われば、立つ大義が無くなり、夏前には、別仕立てをするしかありません。


 間違いなく、変わり目にあります。
 しかし、他律的な「変」を受けて、自分で意志的に動く「転」の覚悟を常に持っていたいものです。こんな日は、『J・BOY』以外無い!!
http://jp.youtube.com/watch?v=LKUQn6Jeb_I&feature=related

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2009年1月18日(日) 【第76回自由民主党定期党大会】
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 本日は、第76回自由民主党定期党大会。最後に都道府県連決意表明ということで、47都道府県の青年部局の代表が、各県の名前入りの襷をかけて、アピール。

 私も、岡山県連代表で、青年局長として、大きな声で叫んで、麻生総裁と握手。緊張があいまじって、多少どじったこともあり、冒頭から何を叫んだか覚えてはいますが、よう書きません。

 ただ、75兆円の景気対策と定額給付金については、ある程度の説明が出来るようになったのは事実で、これは、マスコミの報道の仕方にも、ちょっと問題があるなという気がしてきました。ともあれ、今後、自民党県議として、街宣には立てます。
 ベストではないですが、ベターではあります。そして、背負うしかないのです。一地方議員として。

 ともかく、目先の景気対策が喫緊の課題で、かなり追い込まれてはいますが、自公連立政権の現状で取りうる最善策をとるしかありません。逃げも隠れもしません、自分だけ良い子ぶって、嘆いても、批判しても始まりません。向かって行くしかないのです。
 堂々と言います。私は、自民党所属の県議会議員です。


 帰岡して、先ほどまで地域の新年会。中心市街地について、政令指定都市の県議会議員として、何が言えてできるのか、切ないですが、こちらもやれる限りをする以外ありません。
 進むしかないのです。

 こういう状況でも、だからこそ、膨らんでいく夢があります。私には私自身の「栄光の架け橋」が、あると信じます。
http://jp.youtube.com/watch?v=PouGAtQheOw&feature=related
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2009年1月19日(月) 【自民党とは・・】
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 さて、合間を見ての、こころの整理中に、一昨年夏の参議院選挙で自民党が大敗し、安倍総理が退陣した頃に差し掛かり、そこからさらに、政治不信や社会情勢が悪化していることに、愕然としています。
 下記の再掲は、あくまで、2年前、さらには4年前の記述です。

 自民党の党歌『われら』をご存じない方がおられましたら、是非、お聴き下さい。
http://jp.youtube.com/watch?v=X6RLcQPpT_c
 昨年の党大会で流れたものですが、いろいろ考えます。オバマは、44代大統領ですが、過去の22人の自民党総裁、そして、今の23代目の総理総裁・・・。

 そんなに、酷い歴史を自民党を中心にした日本の政治は、歩んで来たのだろうか?世界に恥ずべき、そんなに酷い国に日本がなっているのだろうか?
 確かに、幾つもの間違いも失敗もありますが、60年以上、戦争で国民が死んでいない、人材以外に資源もない、そんな島国の経済大国で、自民党とは、なんだったのか?

 少なくとも、バラマキという批判は、甘んじて受けるにせよ、今出している施策が、マスコミで、そこまで叩かれるほど、いい加減なものとは、私には思えないのです。むしろ、ベストではないが、現状で出来る現実的なベターな対応だとすら思います。↓
http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/pamphlet/pdf/keiki_taisaku.pdf

 むしろ、定額給付金以外の他の政策は、全く読めて頂けないぐらい、端から、「自民党はNOなんだ」という雰囲気をマスコミが作り上げていないでしょうか・・・。性悪説・・・。
 なによりも、対峙されるべき民主党の施策が見えないのです。

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《佐藤真治のこころ その2638  2007年7月31日(火)》

【勝つということ】
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                 略
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 各党談話で、勝った岡山民主党県連代表は、「・・・次の与党として、町内会などの陳情に速やかに対応し、自民党のお株を奪って政権担当能力を示す・・・」とコメントしています。

 そのように思うのは全く御自由ですが、代表のコメントとしては、本当に品がありません。が、しかし、勝者の弁として、国会議員が、政権担当能力を示すため、町内会へのサービス合戦?を開始したい宣言は、重く受け止めました。

 自民党は政官業の癒着と叩かれる一方で、比例当選の皆さんを見れば分かるように、民主党は、労働組合の強力な後押しがあり、逆に、地域をとっていけば、盤石ということなのでしょう。

 イデオロギーなき時代に、保守系への接触も、全てプラスアルファという、したたかな計算です。いやんや、地域でも、農家、中小企業の方々は、最大のターゲットでしょう。


 ただ大前提は、自民党がいるということです。政権担当能力や責任がどうというよりも、常にダーティな自民党が仮想敵である限り、強くなるのでしょう。逆に、自民党はダーティーでないと彼らには困るかもしれません。

 結局は、自民党が変わるしかないのです。敵失を望むのも悲しいことで、よっぽどの下手を打たない限り、先方が、下がる要素は低いです。

 自民党内部だけのことを言えば、結党以来最大の危機です。



 ところで、そうは言うものの、まずは、国政の場から、この岡山から18年の実績のある議員を「退治」と称して、「奪った」のですから、新人であれ、なんであれ、それをしっかりと直ちに埋めて頂かねばなりません。育てる余裕も、待つ余裕も、ありません。
 果たすべき責任は、明確です。

 選択をされたのは、県民の皆様ですが、冷静に考えれば考えるほど、決して埋められない政治の穴を岡山県は、開けてしまいました。いったいどれだけの方々の後ろ盾を我々は失ったか、ここから、どんどん効いてくるのが体感できるはずです。
 大丈夫、彼らがそれ以上のことをするからの退治でしょう。責任は果たして頂きます。


 奪われたのは、自民党の議席ですが、それは、支えている方々の思い出や誇りを奪い去ったことでもあるのですが、かくも簡単に考えられるのは、有権者を彼らが政権を得るために利用する道具や踏み台としか見ていないからなのかな。

 少なくとも、自民党国会議員の秘書達は、地域の方に対して、血の通うお付き合いをしているはずです。政権担当したいからではなくて、本当に、その地域の方達のことが好きなんだよ!!と叫びたい気持ちで、頑張っているはずです。まして、地方議員の痛みなんて、分かっていないんだな。秘書も、地方議員も、道具ではありません。そこに、思いがあります。

 なによりも、先人達のご労苦も含めて、まずは町内会レベルから、自民党は退治されるのかな。


 それにしても、正直なところ、今のままでは、負け続けです。解党的再生に手をつけないと、もはや人心一新レベルの事態ではないと思えてなりません。
 事態は、歴史的大敗後、さらに、悪化しているのでは・・・・。

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※参考までに、2年前の夏、郵政解散で大勝した夏の「こころ」を。

《佐藤真治のこころ その1997  2005年9月12日(月)》

【自民党は勝ったのか?】
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 逢沢外務副大臣の圧勝は心から良かったです。対立候補にとって、岡山が辛い街になってしまったのかも分かりませんが、「思い」があれば、身の振り方は幾らもあるし、彼ならきっと頑張ることができるでしょう。
 しかし、喜びよりも戸惑いの自民党大勝です。ここまで行くとは、誰一人予想していませんでした。一日中、この結果についてどう判断すべきか考えていました。結党50年祝い?????
 嬉しいというよりも、郵政が一段落したら、次に何が待っているのだろう???その方が気になります。
 県連が中央からの「お咎め」を待っている自民党地方議員の一人としては、小泉総理総裁を党本部を信じるしかありません。
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 しかも、我が岡山は、ほとんど自爆点に近いものもあり、自民党としては、2勝2敗1分けのようなことで、試合には勝っても、事実上勝負には負けているのではないか?と思えなくもありません。
 比例の復活当選がなければ、全国の自民党圧勝にあって、岡山は、2議席奪われているのですから、どう考えても、負けです。
 少なくとも、自民党、自民党候補に対して、YESではない方がこれだけ多くおられることは、厳粛に受け止めなければなりません。

 私は、岡山の有権者の方々の判断というものは、「神の計らい」のようでもあり、なるほどなぁ、という感心以上に、恐怖心を覚えています。結果として議数は減っていませんし、総理候補も、残っています。オッケーと言いながら、しかし、よーく考えよう・・・です。

 数字や順位には、本当に「意味」があり、それを素直に、謙虚に受けとめ、理解しないと、次は、神が微笑むことはないのでしょう。細かな分析をすれば、我々が、とても手放しで喜べたり、安堵できる状況にはありません。全国的には、今回は、最大の「期待」であり、一挙に奈落の底に落ちるタイトロープの上です。

 いわんや岡山は、凋落傾向が始まっていると理解すべきでしょう。属人的なものと原因を矮小化してはいけません。
 次の総選挙は、「バンザイ」の瞬間から、もう始まっています。次回は、小選挙区を総べて奪還しませう!!



 一方で気になるのは、社民党の凋落です。各地で、大敗し、供託金没収の事態に陥っていると思われます。

 今や、自民党も民主党も、主義主張が立場上微妙に違えども、公募でも、世襲か、官僚か、エリートか、はたまた、容姿に恵まれているか、いわば、「勝ち組み」の代表でしかないのではないか、このまま放っておけば、人材が混在してきて、政権交代したって同じじゃないか、と思われる中、ある意味(良い意味で)、愚直にも、社会運動を背景として、「負け組」の代表を買って出ているような、その気概は買いたいのですが・・・・。

 ここまで大敗することは、共産党以外に健全な対抗軸が、無くなっているのではないか、平和や人権や自然や環境等々について真摯に語る層が減ったのか、それだけ社会が進んできたのか、友党公明党が自民党に指導して下さっているから事足りているのか、良く分かりませんが、社会党、社民党の衰退に伴い、政治が少し殺伐としてきた感があります。

 努力しても負けることはある、努力してもできないこともある、努力すらできないこともある、少しそうした他人の痛みに、無神経な時代になりつつあるのではないかしら。

 今後、二大政党制を目指しながら、無理から争点を作るようになるのではないかと思える中、社会の状況は、むしろ、あの頃の社会党を必要とする時代に逆行しているのかも・・・。

 現在と自民党 VS 社会党、民社党、公明党、共産党の時代と比べて、どちらが少数の意見が反映されているのでしょう・・・。

 いずれにせよ、「自民党よ奢るなかれ」、肝に銘じます。



 ところで、
 地方議員としては、県連が党本部に反した「お咎め」が気になります。国政で勝っても、地方は、「処分」が待っているというのも、非常に悲しい話です。私も、連座制で、対象かも・・・。
 地方議員ってなんなんだろう???実は、今回の選挙は、全国の地方議員が、振り回されて、プライドをズタズタにされた選挙でもありました。
 もはや、国会議員の方々が、郵政以外の改革(特に、年金、保険、景気対策等)も、どんどん推し進めて頂けることを信じるのみです。我々も、託すことしかできないのです。中央自民党を信じています。
 地方議員は、地方を考えます。そして、岡山は岡山の堂々の自民党を頑張らいでか。


 一方で、今回、道州制や岡山市の政令市や州都誘致について国政選挙で語られましたが、地方分権の本旨に照らせば、個人的には、国政の選挙公約で語って頂くべき物でないのではないか、と思います。もちろん、ご協力は頂きたいですが・・・。
 これは、地方がもぎ取るべき物ではないかと思うのですが、少しすっきりしないところです。
 地方議員の役割ってなんだろう?と考えるにつけ・・・。



 そして、ここに市長選挙が絡んできます。

 あるいは、複数の指示により、フリーズ、全く動けない可能性すらありますが、どういう方が候補で出られるのか、全てを承知しているわけではありませんし、現段階ではなんとも言いようがありません。
 はっきりしていることは、私が出馬するわけもなければ、候補擁立もできるわけがないということで、当然あくまで支援です。

 いずれにせよ、自民党が推し、岡山市関係の県議が関わるにしても、まずは、岡山市民の皆様、次に、市議会議員の先生方の判断を尊重したいですし、一市民としては、国や県とのルートも必要でしょうが、基本的には、いかに市民サイドに立てる方かを重視したいです。

 今週が、様々な調整のヤマかと思われます。

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2009年1月20日(火) 【虚無】
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 本日は朝一で、自民党青年部局の街頭演説。非常に寒かったので、次回からは、上着を着ようと思います。

 それにしても、党務は立派にこなしながら、政令指定都市選出の県議会議員は、こうした党務を主要な業務としてするならば、税金の使い方としてどうなのかなぁ?と、冷静に考える自分がいます。地方議員は、請負機関でもありません。

 あるいは、いよいよ区割りに伴う貼り付けの議論は避けられないわけですが、いったい党内で争う理由も分からず、ふと「虚無」が襲います。本当に事務事業がきっちりと移譲できるのかなぁ・・と思いつつも、政令指定都市に関する地域での説明会に行くのも、気が重いものがあります。

 どうしても私が動く必要がある夕刻の会合、また、夜には、岡ビル遊園地前で、春に行われる行事の実行委員会。さらに、PTAの話。それでも、この不景気に、可処分所得自体は低いですが、過分な報酬を貰っていて良いのだろうか・・という仕事っぷり・・・。

 県議会議員として、これで良いのだろうか?と自問自答しながら、そうは言うものの、必要とされていると思うことをやる以外に何もありません。
http://jp.youtube.com/watch?v=5czNM1OTYno&NR=1

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2009年1月21日(水) 【ハリウッドと「村の時間」】
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 44代オバマ米大統領の就任式、就任演説を聴きながら、まるで、ハリウッドの映画を観るようで、実に格好良いなと思いました。
 もちろん、共和党が自民党の友党で、民主党という名前は同じだなぁ、というレベルではなく、これからがたいへんだと思います。

 それにしても、他民族国家で歴史が浅く、国家の象徴的なもの、ある意味、期間限定の王様を作り上げていく必然性があるわけですが、そこまでのストーリーや、出演者のその資質の高さには、やはり説得力があります。

 「自由」の旗印に、激動の時代に、劇的に世界のリーダーが生まれる・・・数々の前政権の失敗や、国際社会への大迷惑をチェンジの一言で、チャラにするような、むしろ、国民一人一人が危機に立ち向かう英雄になろう!と、考えようによれば、非常に身勝手、かつ危険なものも感じないではないのですが、それでも、アメリカという国のもの凄さを感じます。

 日系を含めて、○○系アメリカ人という多様な人種の閣僚が並ぶのを観るにつけても、スターウォーズの銀河共和国も、早晩出来そうな、壮大さがあります。


 TV画面が変わって、我が国の政治。総理が漢字が読めないのをからかう質問に、国家予算が費やされ・・・・。
 斉藤清六の「村の〜村の〜時間が、やって参りました〜」という感じで、このスケールのギャップは、なんなんでしょうか?

 麻生総理も小沢代表も、囲炉裏端にいる江戸時代の村の長(おさ)のようです。こりゃ、いったい何の話をしているんだろう・・・・?
 「今年の鎮守の神様の祭りは、どうすっべかなぁ?」「ぜってぇに、隣村には負けられねぇべ〜」「んだぁ、派手にすっべ〜!」「んだ、んだ!そうすっべぇ!!」・・・やっぱりムラ社会・・・。
 もちろん、村の祭は、本当に大事ですが・・・。

 アメリカの属州のような国の中で、自民党も、民主党も、偉い人達があたふたとして、いったい何の相談をやっとられるのか?
 それは良いけど、オバマ大統領とタイマンが張れるんだろうか?

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2009年1月22日(木) 【『黄昏はまだ遠く』】
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 すっきりしない雨の日ですが、自民党は大丈夫なのか?という声を古くからの自民党支持者の方々から伺うに付けても、非常に辛いものがあります。
 地方議員としては、為す術もなく・・・。


 理事を務める児童養護施設の理事会では、子ども達や本来であれば保護者である大人の現状を伺うに付け、いかにしたら、「負のスパイラル」を断ち切れるのか、頭を抱えます。

 子ども達は、いずれ独立して家庭を持たなくてはいけませんが、そのためには、学力の保障が必要ですが、激務へ優秀な職員の確保を含めて、やはり、お金がかかることです。

 また、政令指定都市になり、法人のみならず、施設の監査も、県民局から市へ移ります。継続と言うよりも、県以上の補助が打たれることが強く望まれますが、ともあれ、人的な県からの支援が今は大切です。

 それにしても、岡山市内において、いよいよ県の権限に基づく事務が減ってきます。地方主権には喜ぶべきことですが、どこかで、羽がもがれていくような切なさも感じています。


 昼から所用で水島に行ったのですが、市議会議員選挙の選挙カーに全くすれ違いませんでした。不思議。


 夕刻前から、明日の総務委員会に備えて、委員長レク。また、明日には、総額100億円規模の補正予算が上程される臨時議会が開催されます。

 問題は、財源や使い道ですが、十分な説明がないと、波乱要素を含んでおり、緊張感を持って明日に臨みます。

 しかし、景気対策の公共事業という視点からも、政令指定都市になることで、かえって、年度内に捌くような、市内での使い道に苦慮するような事態にもなりかねず、これまた、切ないものがあります。

 一定の雇用創出、経済効果が速攻で見込めるというと、やはり、箇所付けせずに細かく使うというのは、ひとつのやり方。もちろん、岡山、倉敷以上に、公共事業が、必要な地域が多いのも事実。
 ただ、財政危機の折りに、起債して、というのが、辛いです。


 それでも、『黄昏はまだ遠く』、結婚披露宴のキャンドルサービスの時に、BGMにした曲です。
http://jp.youtube.com/watch?v=x2yL_HkFdCc
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2009年1月23日(金) 【ともかく緊急経済・雇用対策】
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 本日は、総務委員会および臨時本会議。

 緊急経済・雇用対策としての総額109億4056万円の一般会計予算の補正が行われました。これは、1月中に臨時会が開かれる12の県のうち、最大規模の緊急経済対策になります。
 異例の全会一致で、県は出来る限りの対策を打ちます。


 国の二次補正の成立を待たずとも、県として直ちに着手する方針で、単県公共事業30億円、農林、福祉介護分野での200人の雇用創出のための4事業など7556万円を含んでいます。
 また、障害福祉サービス事業者の運営の安定化等を図り、福祉・介護分野の担い手を確保するために、23億923万円。

 また、美作ラグビーサッカー場や県立美術館など、俄に出てきた公の施設の維持修繕に、6億3542万5000円、耐震改修など教育環境の整備に、10億5298万円、道路、橋梁、河川の維持修繕など安全安心確保のための公共施設等の整備に、27億737万円。
 要は、前倒しで行こうということです。

 また、中小企業の支援として、575億円の県融資制度の枠を675億円に、100億円拡大。来年度予算要求でも、625億円に拡大されています。



 財源としては、地域活性化・生活対策臨時交付金33億8617万円、それ以外の国庫支出金24億7452万円など、ともかく、国の二次補正の通過を待っていますが、ここで、48億8560万円の起債をすることになります。

 さらに、来年度予算になりますが、20台の電気自動車含んだ100台の三菱の自動車を購入することを知事が明言しました。



 また、国の雇用対策によれば、さらに、厚生労働省の3年間で取り崩していく40億円の基金事業が予定されており、これは、先の雇用創出の事業と上手くリンクしていく狙いがありますが、いずれにせよ、ここまで、1次補正、2次補正、さらに21年度予算で、75兆円の経済対策を打つ麻生政権のもと、来年度予算成立後、早くも追加の経済対策が予想されています。

 この不景気に、緊急経済対策と称して、思い切り国も財政出動に舵を切ったこともあり、今後も、地方に、突然お金が降ってくるようです。



 それにしても幾つか思う事があります。

 ひとつは、結局は地方の生殺与奪権は、やはり国にあるんだな、ということ。赤字国債を発行してでも、積極予算を組めば、国民トータルで借金は増えても、地方は、潤う仕組みです。
 根本的な国の行財政改革が、進もうが進むまいが、地方としては、金が貰えれば、ありがたいと思う、この感覚。

 それにしても、世代間の公平な分担を越えた借金について、最後は消費税の増額を含めて増税で・・・あるいは、いつか夢のようなバブルが白馬に乗った王子様のように表れて・・最悪ならば、戦争か革命か徳政令で・・・チャラになる・・・?
 困るのは、子ども達なんだがな・・・


 さらに、委員からも質問がありましたが、公共事業の即効性、経済波及効果について。おそらく、30億円の公共事業も細分化すれば、結局は、各市町村での実際の事業は僅かになります。県民局同士の争奪選になるのか・・・

 また、実際に、どれほどの新規の雇用拡大、経済活性化になるのか・・。ピーク時の3分の1、前年比10%カットの縮小が続いていますから、焼け石に水かもしれません。

 即座に雇用が生まれて、経済波及効果がある、そういう使い道がなかなか無いのは分かりますが、環境や、ものづくり、明日への投資に、まだ知恵は出せるはず。

 医療現場はどうなのかな?災害対策は?地元で作った本や絵本を配ったりするのも手だと思いますが、必要な使い方は、まだまだあるかも。

 もちろん、公共事業が無駄とは言いません。むしろ、公の利益に資する県への御要望があれば、どんどんとお伝え頂きたいと思います。



 とにもかくにも、来年度からが構造改革のスタートとはいえ、今年度でさらに、48億円以上の起債というのも・・・もちろん、前年比で、150億円以上、借金が減っている中で、許される線であるという説明ですが・・・。

 その気になれば、いつでも出せると取るべきなのか?こうした緊急対応ができるだけ、改革を頑張ってきた成果であると取るべきなのか?百年に一度の危機だから、これで良いのか?

 あれだけ、危機宣言のあと、財政構造改革プランを作っていく中で、喧々囂々と喧嘩をして、団体の27万円の補助金も誇りごと吹き飛ばして、起債が出来る公共事業とはいえ、理由が立てば、お金は出せるんだなぁ・・・匙加減ひとつとは言わないけれど・・・あの議論はなんだったんだ?ということが幾つかあります。
 もっと真摯に出来ることは平素からあるのではないかなぁ・・。

 ともあれ、あくまで財政危機宣言の中での話だという本旨を忘れてはいけません。
 


 何よりも今、この緊急経済対策で、少しでも助かる方が多くおられるのを祈ってやみませんが、なにか良い仕事をしたなぁ、という気持ちに、どうしてもなりません。

 なにか机上で右から左に数字を持っていくことに、組織の一部として賛成は、したけれども、一滴も汗をかいていない後ろめたさと言って良いかもしれません。

 私が朝刊配達をしたのは、20才代半ばの1年8ヶ月に過ぎませんが、この仕事が貴いと思うのは、誰も傷つけず、誰からも感謝される仕事の基本だと思うからです。
 冬の意外な暖かさや明け方の冷え込み、梅雨、雪、星空、蝉の声、スーパーカブのガソリンの匂い・・・・。

 当時は、一軒あたり1ヶ月250円で、200軒配って、月5万円というシンプルな計算でした。集金が、1軒100円です。拡張はしたことがありませんが、どうあれ、10円を積み重ねて万になる、その10円には10円の汗がある・・・新聞配達をせずとも、商売人なら誰でも意識している積み重ねです。

 だからこそ、使うときも、意識します。午前6時に、交通違反切符を切られた事がありますが、違反金が、配達何日分か涙が出ました。世の中は、そうした喜びや悲しみや悔しさが入り交じっているお金の積み重ねです。

 それが、汗ひとつかかずに平気で億の話をしている・・・あるいは、緊急対策で良いことをしたかのように、そして、県の借金を増やしました。これで本当に良いんだろうか???

 胸を張って、緊急経済対策をしましたと言ったって、自腹を切って、びた一文出しているわけではないのです。全部皆さんのお金です。


 それよりも何よりも、こうした対策が遅れるのが、党利党略や保身のためであるとしたら、それで、本当に毎日亡くなっている方がおられるに違いなく、「お上」はどうかしていると言わざるを得ません。
 せめて、そういう感覚は分かれや・・・と肝に銘じつつ、緊急経済・雇用対策です。

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2009年1月24日(土)【京山地区ESDフェスティバル 】
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 寒いですが、青空の気持ちの良い一日です。
 今朝は、小学校の土曜日教室=土曜日寺子屋(どてら)で、餅つき。子ども達が、わんさか来て、たいへんな盛り上がり。おやじの会は、今年も元気です。

 などと書きつつ、途中で失礼して、片山虎之助前参議院幹事長を励ます新年会。今日は、岡山・東備地区ということでしたが、本当に大勢の方々のご来場で、前回の敗戦を悔やむ声と国政復帰を強く願う声がありました。
 来夏の参議院選挙の図式は、まだはっきりと見えていませんが、ともあれ、まずは直近の衆議院選挙で、5倍返し。
 おそらく仮にねじれ国会であっても、岡山県選挙史上に残る敗戦がなければ、混沌の国会情勢も、岡山県の財政危機宣言も、間違いなく、違っていたこともあると思います。


 その後、環境省「国連ESDの10年」促進事業としての「第4回岡山市京山地区ESDフェスティバル人と地域と地球のきずなづくり」にお邪魔させて頂きました。
 ゴーヤで緑のカーテンを作るk中学生の取組みなど、いつものように、大学生や地域の方々も加わって熱心な話し合いがされていました。

 餅つきも、西川探検も素晴らしいですが、文教地区で自然が多く、なによりも優秀な人材がいる京山地区のESDの活動は、まさに世界をリードしています。
 公民館を拠点とする活動としては、環境以外にも、かなり応用もきく、素晴らしい取組だと思います。

 平成19年6月定例会で、この活動を取り上げさせて頂いたので、是非、会議録を御覧頂きたいのですが、知事からは、下記のような答弁がありました。ただ、具体的にはどうかなぁ・・・。

 『ESDの取り組みについてでありますが、ESDは環境を初め開発、貧困、資源、人口など地球の持続可能性にかかわる幅広い分野の問題に身近なところから取り組み、持続可能な社会づくりの担い手となる個々人を育成する大変意義深いものであると認識いたしております。お話いただきました岡山市における取り組みは、まさにその実践でありまして、県といたしましては,こうした地域でのESDの活動が県内全体に広まっていくように、普及啓発に努めてまいりたいと存じます。』
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2009年1月25日(日)【今年もベイスターズ】
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 さて、本日は機嫌が良いので、敢えて申し上げますと、4月28日(火)に、我らが横浜ベイスターズが、阪神タイガースとの公式戦で、倉敷マスカットスタジアムに、久方ぶりにやって来ます!!
 財政危機ですが、どんなことがあっても、これには行きます。

 県議会議員は、岡山にプロ野球を誘致する会のメンバーでもあり、ファジアーノの応援で桃スタに行くのはもちろん、マスカットにも行かなくてはいけないのです。
 せっかく呼んでも、広島VS阪神でないと席が埋まらず、毎年開催試合数が減ってきております。

 横浜ベイスターズファンの岡山県民の皆様で、岡山に多い阪神ファンの真ん中で、あくまでも、ベイスターズの応援に一緒に行かれる方、どうか、ご一報下さい。
 大丈夫です!今年も優勝しようなどと大それたことは、あまり考えません。ともかく、元気に頑張ろう!!それで良いのだ!

 さぁ、第二国家『熱き星たちよ』を合唱しましょう!(誰も知らん?)
http://jp.youtube.com/watch?v=By-TS_4QhdI&feature=PlayList

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【論語読まずの論語知らず】
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 今朝は、朝食を頂きながらの打ち合わせで、岡山プラザホテル9階の展望レストラン。ここからの旭川、後楽園や岡山城の景色は素晴らしいです。
 空に陸に海に、岡山の夢が広がる話をしながらも、行政の対応の鈍さで、なかなか実現しません。トップの腹次第ということが幾らもあります。
 縦割り行政の責任回避もあって、些末なことに囚われた現場の判断があって、情報がトップまで行っていないのかなぁ・・・。


 そこから、後楽園の鶴鳴館で、『声を出して子供と共に論語を読む会』に。今日は、妻子が都合により欠席で、最も学ぶ必要がある私が、出席させて頂きました。
 最近、妻子は、比較的人間的に立派ですが、私はなんとちゃらんぽらんなんだろうなぁと、本当に感じています。私の中では、亡父の極楽とんぼと母の勤勉さが、せめぎ合っています。

 正直なところ、同じ文章を読んでも、聞いたことがある言葉でも、その時々で心に響くところが全く違い、ましてや、こういう政治状況になると、はっとするような言葉が、幾つも幾つもあります。
 「義」や「仁」という言葉が、時として、人間関係のしがらみの代名詞のように使われますが、天や道理として、まさに、今、論語が政治に必要です。寄って立つべきものが、しっかりと書いてあります。

 繰り返し繰り返し、魂に染みこませていた、例えば寺子屋での学習の中に、日本人の精神文化の根本があるとすれば、現代人は、まさに先人の精神文化の貯蓄を食いつぶしているようなものです。

 子ども達よりも、実は、保護者である我々が初めて学んでいる、そのこと自体が問題です。
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【兼六園界隈を越える後楽園界隈に】
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 ところで、後楽園は、『全国都市緑化おかやまフェア』のサブ会場なのですが、3月20日から開会なのですが、まだ、協賛行事等の詰めはこれからです。
http://www.pref.okayama.jp/doboku/ryokkafair/okayama_hanada


 何度も申し上げますが、この催しは、会期中に、岡山市の政令指定都市移行もあり、その岡山市と岡山県の最大の協働事業で、これからの県市の関係を占う意味もある、極めて重要なものです。

 ある意味、役割分担から言えば、倉敷チボリ公園が無くなった今、少なくとも岡山県内から広域的に来場者を呼び込むのは、岡山県サイドが頑張らないといけません。


 昨日、本当にありがたいことに、期間中に御協力頂ける多くのボランティアの方々が集われましたが、今のところ、メイン会場とサブ会場の連絡が明確でありません。

 後楽園に来た観光客が、西大寺のメイン会場に行くという発想があるのかどうか?県内の人間が、自家用車で行くのが前提なのか?いわゆる集客計画があるように、見えません。 

 もちろん、交通アクセス的にも、今から思うと、軽便がればなぁ、と思うのですが、メイン会場とサブ会場は、JR赤穂線で繋ごうということのようですが、JR西大寺駅からと同じように、JR西川原・就実駅まで、後楽園からピストン輸送が必要なのかどうか、どうも具体的な議論がされているのかどうか・・・。


 実は、ご案内の通り、岡山城は市管理、後楽園は県の管理で、ボランティアガイドさんも、十分知識も熱意も持っておられるのですが、後楽園側から月見橋を渡って・・・という県市の連携には、課題があります。

 ましてや、西川緑道公園も、協賛の会場とされていますから、西川緑道公園、岡山城、後楽園、西大寺メイン会場は、情報を共有して、一体的に考える必要あります。


 ともあれ、この機に、後楽園界隈の文化ゾーンについても、来年の国民文化祭を見越して、国・県・市で一体に考えるチャンスであり、逆に、ここの連携が失敗すれば、来年も、思い遣られるという事態になります。


 農政局跡は、現在の後楽館中高の旧南方小学校への移動で、いずれ、出石町再開発と相俟って、いわば、兼六園周辺に絶対に負けない観光・文化ゾーンにする、種地になります。

 岡山市が政令指定都市になろうとする今、県市一体で、旭川まで加味すれば国と一体となって、今まさに、グランドデザインを描かなくてはいけない時です。

 これは、シンフォニーホールの観光物産センターも絡んでくることですし、かねてから申し上げている「商店街大回廊」も含めた中心市街地の絵を描く必要があるということです。

 ひとり緑化フェアだけの問題ではないのです。
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【『いつかきっと』】
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 会葬を経て、『DV防止サポートシステムをつなぐ会・岡山』の勉強会に。何がどうというわけではなく、久方ぶりなのですが、昨年、DV防止法改正で、岡山県がDV基本計画を作ったので、市町村も、DVの実態把握と対策を行う庁内連携のために、基本計画を作るべきだということを県サイドから要望しているようでもありました。

 特に、国から降りて来るのを受けた抽象的な県の基本計画と違い、より直接に、市民と接する市町村においては、マンパワーやプライバシーの問題、何よりも予算について、厳しい現状からは、県が、啓蒙のための研修会等を開催するだけでなく、具体的に有効な補助制度を含めて、市町村の実態を伺った上で、むしろ、いかに支援できるかこそが、問題のように思いました。
 大切なのは、絵に描いた労作である計画よりも、具体的な予算を伴う事業です。


 とりわけ、県の基本計画に掲げられた実態調査すら、県自身が行えていないのは問題で、まずは率先垂範で、基本計画から実施計画、具体的事業の予算化を県が、どんどん行っていかなくてはいけません。
 加害者更生は、基本中の基本として考えるべきことであり、国の調査を待つ理由もなければ、例えば、鳥取県のような、デートDVのようなDV法対象外暴力被害者一時保護事業のような単県事業は具体的に進めるべきです。

 なによりも、県の広域行政の補完機能から考えれば、岡山市や倉敷市のようには、市町村が自立して、DV対策が出来ないうちは、あるいは、各種機関との連携、広域対応が必要な場面は、積極的な県の出番であり、むしろ真価が問われるところだと思います。

 自立を考えたときには、当該地で可能かどうかという視点も当然必要で、住民同士が、ある意味近すぎる市町村内では、自己完結は、まずしないかもしれません。

 県が、果たすべき応分の負担をせず、それ相応の汗をかかずに、上から目線で市町村に当たるならば、国の態度と何ら変わりません。むしろ、この種の問題は、県の出番があると認識しています。


 一方、個別具体的な問題では、自立支援のために、DV被害者が、生活保護を受け取らずに、自分で生き抜いていくパワーを維持するためにも、弾力的な児童手当、児童扶養手当の支給、保育料の減免が必要だという現場からの声については、即対応すべきだと思います。そういう生き方を応援しないといけません。

 さらに、自立をするときの子ども達の支援について、とりあえず命の危険が無くなれば、児童相談所の手を離れ、判定をするような場面は無くなりますし、そうした中、子ども達の癒しの機会、場所はないのか、10歳までのファミリーサポートも、せめて小学校卒業までに出来ないか、具体的にやるべきが多くあることを痛感させて頂きました。


 あくまで、個人的な思い込みもあるかもしれませんが、児童虐待とDVの問題は裏腹だと思いますが、一方で、例えば、不幸にして暴力を受ける状態にあったけれども、そこを脱して、自立して生き抜いていこうとする母親の背中を見て育つ子ども達に、本当に幸せになって欲しいと思います。

 むしろ、私は、子ども達に視点があるかもしれません。

 DV法でもありますが、愛すべき両親が仲違いし、例えば、愛する母が、愛すべき父に殴打される様を見るのは、子どもにとって地獄以外の何物でもありません。
 しかも、ボロボロになりながら、母親が、自分を守るために耐えているのが感じられたら、子どもにとっては、人生の十字架のように重いものに違いありません。

 でも、受け止めるしかありません。悲しみは、他人にぶつけてはいけないのです。

 しかし、そういう宿命を背負っても、天命を感じ、使命を果たせば、運命は、自分自身の力で変えることが出来る、幸せな温かい家庭をそうした環境下の子ども達には、きっと築いて欲しい。それが願いだから、行政として、すべきこと、できることは、どんどんすれば良いと思うのです。

 意外に、そういう子ども達の中からこそ、人に希望を与えたり、世の中を明るくする人間が生まれてくるものなのです。
 少なくとも、私は、そう信じています。

 『いつかきっと』
http://jp.youtube.com/watch?v=LUazvkmUV8Y&feature=related
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2009年1月26日(月) 【発達障害児(者)支援体制の強化】
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 本日は、子ども応援特別委員会。来年度の重点事業について。

 特に、発達障害児(者)支援体制の強化が歌われ、『ライフステージに対応した一貫した支援体制の整備を図るとともに、身近な地域での支援が行われるよう、市町村の取組を促進する』という方向は首肯できるもので、問題は具体策。
 支援のノウハウを持つ教職員の養成、研修の現状など、幾つか問いました。

 将来的には、新生児、乳幼児の段階で、発達障害に関して、「生活支援シート」が作られ、誰にでも該当するマニュアルはできないにしても、個別具体的に配慮すべき点が、成長に応じた機関に、引き継がれ引き継がれ、支援がなされていく時代が来るのかもしれません。

 もちろん、プライバシーの問題が十分に配慮される必要がありますが、もちろん、これからではありますが、動き出した感があります。
 ともあれ、スクールサポーターのような形で、幼稚園・保育園も含めて、小・中・高等学校に、その対応が指導できる人材の派遣、あるいは、要請が必要だと思います。

 また、生徒指導推進協議会として、NPO(フリースクール)との連携の強化が歌われており、今のところ、財政的に公的な支援がないフリースクールについても、実態や役割分担が把握された上で、十分な連携を図っていく必要がある、と行政が具体的に認識し、動く時代になりました。


 昼には、知事折衝事項の協議のため、政務調査会。


 先ほどまで、久方ぶりのTV県政討論会の収録。

 タイトルが、『〜岡山からの情報発信について〜』という、財政危機の折りに、やや脳天気な非常に曖昧なもので、抽象的な話に終始したように思いますが、なによりも、TV収録にトキメキがなくなるほど、ある意味、すれている自分を発見しました。慣れというのは、本当に恐ろしいものです。

 討論せずに、銘々に決められたインタビューに答えるという番組なので、そう盛り上がることがありませんので、「あ、この議員に会ってみたいな」と、県議会に、親近感を抱いて頂けるかをポイントに、最近は、行政の施策の説明はしない、覚えられない細かい数字を言わない、ゆえに、原稿は絶対に読まない、下は向かない、というところから、さらに、自分の発言中に、親しげに、司会者にこちらからも問うてみる、他の議員の発言を受けてみる、という段階に入っています。

 もちろん、TV局は、視聴率を取りに行く番組ではなく、議会サイドの意向で、大まじめな作りをされているのだと思います。

 県議会の情報公開として、どうなのかな?もっと、インターネットを活用して、ガチンコの県政討論会をする方が、面白いのではないかな?と感じています。最近、TV局も、比較的良い時間枠に放送してくれますが、税金の使い方としては、どうなのかな。

 そもそも、出演している方が、ちょっと退屈なんじゃないかと思う番組を県民の皆様が観て下さるのか?その疑問が、悲しいです。
 特に、今回、男性議員4人で、ビジュアル的に、地味な気もします。

《県政討論会〜岡山からの情報発信について〜RSK》

放送日:2009年2月11日(水・祝) 午後3時30分〜4時
再放送:     2月20日(金)    午前9時55分〜10時25分
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2009年1月27日(火) 【吉備の刀剣】
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 今朝は、朝一で、自民党青年部局恒例の街頭演説。冷たい風が肌身に染みますが、ともあれ、続けています。
 自民党が大逆風にもかかわらず、街頭に立つからには、なにかよほど訴えたい主張があるのだろうと思って下さっている方もおられるのではないか?という感触もあるので、辞めません。

 ところで、公の施設についての指定管理者が明日公表されますが、行財政改革のある種の覚悟のほどが伺える内容が一部あるようです。

 LCの例会で、講師の方が、刀剣について、刀身研ぎから刀身彫り、鞘や柄、鍔の製造に到るまで、岡山県には、非常に優秀な技能者が多いにもかからず、現代の刃物の製造業が盛んでない不思議さを言われていました。
 実は、ご町内には、刀身彫刻の道で、たいへんな大家がおられたり、お隣の町内には、若い武具甲冑の職人さんがおられるのに、正直に申し上げて、長船の刀剣博物館に行ったことすらありませんでした。

 おそらく、「うらじゃ」でも語られる古代吉備からの鉄の文化ということですが、刀剣は、なかなか刺激です。焼き物もそうなのですが、精神性の高い芸術作品について、関心を持ちたいなと思うところは、年齢的なこともあるのでしょうか。
 もっとも、収集する趣味は、生涯持てないとは思いますが。
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2009年1月28日(水) 【札幌線季節運航に】
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 日経新聞には、先日掲載があったので、ご案内の通り、全日空岡山〜札幌線が、来年度(今年4月から)は、6月から9月の季節運航、22年度からは休止との発表がありました。

 優位性を保つため、3200台の駐車場の無料は維持しますが、昨今の景気状況で、ともかく既存の航空路線の存続最優先課題です。

 この時期、北海道も、雪祭りに、流氷に・・・運休が翻意されるぐらい、飛行機で行って下さる方が多くおられると良いのですが・・・


 本日は、一昨年の選挙を手伝ってくれた沖縄の若い友人が、諸般の事情で、昨夕から、なんと1泊2日で帰岡してくれたので、昼食を鋏む3時間で、行ったことがある後楽園や美観地区や瀬戸大橋以外で、岡山らしいところへと思い、敢えて、吉備路に一緒に行きました。

 吉備津神社に行き、お釜殿を観て、サンロード吉備路で、バイキング(!)を食べて、非常に行きずらい山道を鬼の城へ。今日は快晴で、瀬戸内海まで見えました。帰りは、高松稲荷の大鳥居を潜って、浚渫の依頼を受けている池を観て・・あ、こりゃ業務だ。

 桃太郎伝説と吉備王国をテーマに観光をした場合に、いかに県外者に不親切で、かつ、岡山県民が、稼ぐ気がないのかと疑うほど、欲がないというのが分かりました。
 地域の本来の生活や文化を観光目的で壊して良いのかが問題になる沖縄の気魄が、少なくとも岡山の観光行政にはありません。

 他県なら、インターに近い180号沿いに、大型観光バスが何台も駐まる、大食堂がある観光物産施設が幾つも建っているはず。
 このあたりに国立の博物館を造って、LRT化した路面電車を降りて、自転車で行けないかな。そう考えるのは、普通の感覚では。

 夕刻には、博多でラーメンを食べて、沖縄に帰るなんて、なんかさすがに若いですが、岡山に来て、以前は直島に、今回は、鬼の城に行っている彼は、非常に渋いと思います。

 それにしても、あ〜沖縄について行きてぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!
 『島人ぬ宝』 
http://jp.youtube.com/watch?v=h9Lg3dHFfsM 
10年分の「こころ」の整理で、浪人時代以来の腱鞘炎の冬です。
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2009年1月28日(木)【『風のように』】
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 二次補正予算自体は通ったものの、国会の論戦は、まるで遠い世界のことのよう。辛くて見ていられないというのが本音です。

 今週は、議会日程が緩いこともあり、県外に出る地方議員も多いのですが、手首の痛さにかかわらず、内勤でもやらないといけないことが多くあります。
 それにしても、約30テーマに分けて、去年までの「こころ」の整理は、ほぼ終わりましたが、34歳からの10年間のなんと長いこと。県外調査の報告書の整理など、まだ膨大な文書があります。
http://jp.youtube.com/watch?v=QwauBGGKY9I&feature=related

 雨も乾燥を防ぐと思えば、ありがたくもありますが、今日早朝に、中心市街地で、大きな火事がありました。
 日陰が多くなったり、風の流れが変わるぐらい高層の建物が増えていますが、旧来の建物と混在しており、地震もさることながら、火災の時には、様々な問題も出てきそう。
 皆様くれぐれも火の用心を。

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2009年1月30日(金) 【政令市の財政は大丈夫か?】
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 忘年会新年会と食べまくり、2月からは、再び節制しようと心に誓っています。問題は、吉野家の牛丼ですが、あと1杯食べれば、牛丼のどんぶりが貰えます。2月からは、このどんぶりで御飯を食べれば、吉野家に行った気分が味わえるだろうと・・・
 
 私は以前、どこに行っても、旅先で、強迫観念のように、マグカップを買っていました。こうした高くない食器へのこだわりは、陶器屋の血ではないかと思います。
 

 本日は県庁内であれこれと。感染症予防などで、前向きな話も。

 ところで、ファジアーノ岡山のホームの試合が、年間20試合以上で、マスカットスタジアムのプロ野球の試合を思うとき、スタジアムを埋めていくのも、結構たいへんかもなぁ、と思いますが、気になるのは、政令指定都市移行後の岡山市の財政。

 そもそも、政令指定都市は、大阪、横浜、名古屋といった大都市をイメージした制度で、基本的には、住民税や法人税が上がる割には、インフラは、民間の開発も含めて、かなり整備されているため、財政的に豊かだろうな、という印象があります。
 もちろん、実際は異なる面もありますが、基本的に自立して、むしろ、圏域の経済を引っ張る稼ぎ頭の印象です。
 
 
 一方、近年の政令指定都市は、大規模な市町村合併で、中山間地域や農村部を持ち、県と同格ではありますが、行政課題自体も、県の縮小版とも言えるほど、大都市の問題に、特化していません。

 特に、県道に伴う権限の移譲は、むしろ責任の拡大であり、よほどの財源の確保を図っておく必要があります。

 実は、この点で、地方譲与税(地方揮発油税、石油ガス譲与税)が7億円近く、市町村交付金(軽油引取税交付金、自動車取得税交付金)が約56億円で、実質的に、約63億円、県には減収、市には増収なのですが、これに、宝くじ等を入れても、本当に政令市になることで、県から市に、責任を果たすべき財源が移っているようには思えません。

 特に、単県医療費公費負担については、実は県の方が驚いた譲歩もしており、本当に良いのかなぁ?と、私自身も感じたものがあります。個人的に、こうした補助事業が大切だと思うのは、法的に決められたものではなく、政治的に判断できるからですが・・・。
 「財政力」と「財政規模」は、別の言葉なのになぁ・・・。


 ところで、我々の払う住民税の仕組みを皆様、ご存知でしょうか?法人税と違い、市に払っているように感じますが、住民税も、県民税と市町村民税に分けられます。
 会社員の方なら、通常は、県市町民税という言葉で、いっぺんに引かれるので、県と市町村を分けて考えておられないのが普通だと思います。

 端的に、均等割(県1500円、市町村3000円)に、所得割を足すわけですが、この所得割とは、収入−給与所得控除−所得控除の課税所得に、税率10%を掛けたものですが、このうちの4%が、県民税に、6%が市町村県民税に行きます。

 ここで気がつくのは、県の森づくり県民税は、均等割の1000円に、500円も加算したものですから、考えようによれば、非常に割合の高い、えぐい税であること。

 そして、この計算で行くと、低額所得になるほど、住民税は低くなるので、減税よりも、定額給付金の方が、効果的な面もあるということです。

 また、市町村民税の方が県税より高くなりますが、いわゆるベットタウンでも、日中の行政サービスを他所で受ける人口が多い方が、効率が良いとも言えなくもありません。

 もっと言えば、都市部で、農村部を税収的に支えている側面もあります。もちろん、環境など考えれば、持ちつ持たれつの循環です。

 いずれにせよ、政令指定都市になろうがなるまいが、住民税は、変わりません。県と同格でも、所得割の40%分は、やはり県に行くのです。



 これは、何を意味するのか?

 端的には、県から行政サービスを受けることが減るにもかかわらず、あるいは、市からその分を受けるようになるにもかかわらず、今までと同じように、岡山市民は、県に税金を支払うということです。
 
 実は、その分を別の形で、県から市に、戻す必要があるのではないか?それが、私の問題意識です。ていうか、そうしないと、財政がもたないんじゃないの?????
 ただ、岡山市サイドで、これを十分に意識していないのではないかしら?という疑念を持っています。

 県と同格に、という理念は分かりますが、県の南北問題をそのまま踏襲する形になるのではないか?特に、北区の広大さは、周辺部を生んでしまうリスクがあります。なによりも、道路は、実に甘くないものがあります。それらの全てに、財政的な裏付けが要ります。

 ともかく、政令指定都市移行後、課題が溢れ出てくるかもしれません。そういうときに、やはり、県との連携が必要な場面も出てくるでしょう。まずは、市のお手並み拝見だ、などという実験を県市の行政でされては困ります。


 こういう観点からは、地域への権限がないとは言え、代表無ければ、課税なしと、拠出に応じた頭数として、政令指定都市選出の県議会議員も必要だという考えもないではありません。
 ただ、ぼーっとしているなら、要らないものは、そう要らないです。

 本日の文章は、政令指定都市選出の県議会議員について、気休めのような今朝の山陽新聞の西尾勝教授の言葉に、ホロリと来て書いたものですが、政令指定都市推進を県議会の側から進めて来た者としては、移行後の責任も非常に重いです。

 それにしても、「押して駄目でも、押し破る」、何事も、気魄が大切です。
http://jp.youtube.com/watch?v=d0JvLHWIXuA
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2009年1月31日(土) 【そういえば茶碗ブタ】
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 今朝も、新聞も、TVも、愉快なニュースがありません。
 
 吉野家のどんぶりを貰って、なんでもそれに入れて、吉野家気分を味わう「吉野家どんぶりダイエット」を妄想し、桃太郎大通りで、苦節6杯目の牛丼を朝8時前から食べていますと、知り合いの方が、「もう(街宣を)喋ってきたんですか?」「いや、単に食べてるだけです。」・・・どんぶり欲しさに・・・。
 
 そして、定員の方に、スタンプを押して貰い、「ど、どんぶり下さい。」「は、茶碗ですか?」「茶碗?あれ、茶碗なの?」・・・そうか、あの写真は、どんぶりではなく、茶碗だったのか!!!
 そりゃ、店に出す食器と同じものが景品に出るなら、「すわき後楽中華そば」や「ラーメン大統領」のも欲しいわな。
 ま、ま、紛らわしいやんけ!・・皆様も、あれは、茶碗ですから御注意を!と、注意を喚起するような、お役立ち情報か・・・?

 それでも、なかなかに風情のあるどんぶりと同じ柄のオリジナル茶碗を持って、トボトボと桃太郎大通りを歩くと、昔、陶器屋があったところに、竣工を待つ立派な再開発ビル。時代だなぁ・・・。
 ・・・「吉野家茶碗ダイエット」にするか・・・。
 
 
 陶器屋といえば、高校時代に、唯一、私の下駄箱に入っていたのは、絶対に、トン太郎が、書いたのだと思うのですが、「茶碗ブタ」と書いた「果たし状」のようなものだけ。
 
 これは上手いな!と思いましたが、その時分には、もう陶器屋ではなかったのですが・・・。
 
 ちなみに、ラブレターやチョコレートが、どこにも入っていた記憶がない私としては、バレンタインデーを撲滅したい!と思います。皆さん、騙されてはいけません!私は、妻からの義理チョコ以外受け取りません。ただ、貰えるなら、定額給付金と似た対応になります。
 ていうか、岡山県民なら、きびだんごを渡さんかい!と言いたい!


 しかし、土曜日の早朝から、私はいったい何をやっているのでしょうか?本当に申し訳ありません。
 今日は、書道展や初舞会や会葬や説明会や、地域の新年会も3つあります。明日は、朝起き会に、京橋朝市からスタート。

 明日は映画の日じゃないか!とうことを楽しみに、朝一のショックを引きずって、今日も頑張ります。皆様にとって、今日が素晴らしい日になりますように!

 もう1月が終わりなのですね・・・。

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