2008年5月1日(木) 【風薫らない5月】
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 風薫らない5月。昨夜ガソリンをセルフ給油所で、こそこそと満タンにしました。なにか、はっきりしない天気でした。

 メーデーの今朝は、県庁界隈は、街宣活動が賑やかでした。
 午前中は、ある会合。一応の解決を見たとされる事案について、いわば政局とされたい?向きもあり、忌憚のない意見交換。民間が絡んでいることもあり、行政内部のことで、あまりに紛糾すれば、今後、行政が音頭を取る協働の事業への協力要請が難しくなるのではないかと、危惧しています。
 生臭い話は、必ずしも、中央の専売特許ではありません。

 午後からは、大規模開発に絡んで等、市役所内をあちこちして、県民局へ。さらに、夕刻には、地域の方々と協議。
 ここのところ、押したり引いたりはもちろん、裏読みや深読みをしなくてはいけない難しい話ばかりですが、GWの中休みのようなこの3日間は、かなりじっくりと当局とやりとりができます。
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2008年5月2日(金) 【羨ましい遠足】
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 今朝の山陽新聞には、やや先走った議会人事の話。これって、県民の皆様に、どれだけ御関心が頂ける話なのかしら?

 リンリンを思うと、4月1日のパンダの記述が祟ってしまった?ような気すらして、申し訳ないので、あまりいい加減なことは書けませんが、私はある程度予測通りの委員会に落ち着くのかな、チボリや政令指定都市と縁は切れないな、という気がしております。自民党県連青年局長は、2年任期なので、引き続きです。

 ともかく、今年の人事は、本当に先輩方の御労苦もあって、荒れない模様で、柏餅も、ダイエット中なので、まぁ1個で十分かな、と。


 本日も、担当職員とある意味、お詫びに。毎日、飽きずに、いろんなネタがあるもんだなぁ、と感心しますが、詳細が書けません。量もさることながら、なにか仕事の質が変わってきた感じです。
 後期高齢者医療制度の問題で、電話で罵倒されるのはきついのですが、仕事は増えてきました。


 今日は、子ども達は、遠足が多いようで、我が子は、後楽園に。小一と小六、小二と小四が手を繋いで、県庁通りを行進。
 県内からは、2小学校から、県議会議場見学に。事務作業でふらついていたので、まず私は議員には見えなかったと思います。

 なんにせよ、子ども達も、明日からの4連休に、浮き足立っていて、授業に集中するとも思えず、遠足は、実に正しい判断です。とはいうものの、いつもの土日が倍あるように、飛び飛びで行事が入っており、佐藤家は、県外に出る予定無し。

 それにしても、個人的には、こうまで休むことはないような・・・。そう言えば、のび太が、ドラえもんに、「6月にも、国民の祝日をつくってよ!」と言ってました。 

 ともあれ、皆様、良いGWを!!


〜〜岡山ダービー・・・ついに、この日が来てしまいました!〜〜

               JFL前期第9節

     《ファジアーノ岡山FC VS 三菱自動車水島FC》 

       日時:明日5月3日(土) 18:30キックオフ
       場所:桃太郎スタジアム
       開門は、17時半。
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2008年5月3日(土・憲法記念日)【Merry GW!!】
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 Merry GW!! 今日は本当に暑いです。

 本日は憲法記念日。改憲するなら、むしろ、二院制や地方自治だと思いますが、9条の議論に終始して、そのタブーが、別の改革を止めてしまっています。

 GW後半の今朝は、表町アムスメールで、毎年GW恒例のゴールデンフェスタ2008オープニング。昨年に比べて、かなりの人出で、整理券が必要なふるまいの柏餅も長蛇の列で、結局、足りなくなって、「こんなんで政令市になるんかな!」と、怒っておられる方も。市の行事と思われているのかな?よく分かりませんが、柏餅で、それを言われてもなぁ・・・。

 似顔絵を描いて頂いたり、自衛隊の装甲車を見たり、しばらく商店街で遊びましたが、少しでもガソリンを使われるのがお嫌ならば、是非、公共交通機関で、お近くの商店街へ。様々に、工夫を凝らされていて、御家族で楽しめるはずです。


 一方、桃太郎大通りでは、岡山初のオープンカフェである「momo―cafe」が、パラソルを並べています。まずは、どれだけの方が座られるかよりも、街の未来には、こういう風景がありますね、という提案としてのインパクト効果が大きいです。いずれ、表参道のように、お洒落な通りになれば良いのですが・・・。

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 午後には、先日お亡くなりになられた加計学園、高梁学園の創始者で、名誉理事長の加計勉先生のご葬儀。
 密葬ということではありましたが、温かいお人柄や、なによりも、我が国の私学振興のご功績と地域へのご貢献に、別れを惜しみ、本当に多くの方々のご会葬でした。
 心からご冥福をお祈り申し上げます。合掌。

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 ところで、そこに玉野市長がおられたので、たまたま今朝6時半過ぎに、NHKで放送された玉野市出身の漫画家一条ゆかり氏の番組について。

 私は、昨夜未明、カラオケで24点(消費カロリー12.6kcal!歌は、消費カロリー重視の私的には、グ〜)という記録を出したため、朝は、ぼーっとしていましたが、いっぺんに目が覚めるような良い番組でした。

 一条ゆかり氏は、最近で言えば、『有閑倶楽部』の原作者ということですが、私は、一条さゆりと間違えたぐらい、そもそも少女マンガに疎いのですが、岡山県出身である以上に、極めて人間くさいTVのインタビューでの氏のお話の内容が、かなり、びびっと来ました。個人的には、非常に被ります。いわゆる共感です。

 もしも、自分自身への無価値感に苛まれている若者がいれば、彼女のお話は、自分の人生の尊厳を取り戻せるような話でした。

 そんなこともあったので、一条ゆかり氏にちなんで、玉野で何か無いんですか?と市長に伺いますと、「いしいひさいちさんも、玉野出身なんですが、そういう方との接点を求めているんですよね。」とのことでした。
 「玉野は、マンガ王国ですね!!」と申し上げたのですが、いしいひさいちさんは、私は、天才だと思います。玉野に、なにかそういう漫画家を産む要素があるんかな?


 ちなみに、岡山出身の有名人は、下記のようなことです。
http://www.pref.okayama.jp/chiji/kocho/daisuki/kenjin6.htm 

 どうでも良いのですが、この中で、佐藤家と直接の関係の有名人と言えば、唯一、シュワちゃん、ドカベンの岩鬼、スッパマン、アクション仮面等でお馴染み?の声優の玄田哲章氏が、亡父の従兄弟です。
 私はお会いした記憶がないのですが、佐藤陶器店に勤めていた時期もあったようです。
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 さぁ、あと2時間で、ファジアーノ岡山FC VS 三菱自動車水島FCのキックオフ!!今年のGWのビックイベントです。
 今日は、ナイターで良かった!!是非、桃太郎スタジアムへ!!
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2008年5月4日(祝・日・みどりの日) 【吉備の中心】
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 夜に近づくにつれて、やや曇ってきましたが、今日も、暑い日でした。GWいかがお過ごしでしょうか?


 昨夜の勝利で、ファジアーノ岡山は、再び首位に立ちました。しかし、この街の唯一の太陽として輝くために、スピード、正確さ、気魄の面で、本当に勝てていたのか?

 サポーターも、レベルが上がっていき、だんだんと見る目が厳しくなってきますが、全員で高みを目指すのですから当然です。

 岡山ダービーは、見る方も辛いですが、2年待ってくれた水島のためにも、今後も勝ち続けなくてはいけませんし、次回の直接対決では、全てにおいて圧倒的に勝つのが、最高の誠意です。
 頑張ろう!!ファジアーノ岡山!!


 各所で朝市が行われるようになって、雨にも祟られることが多かったりで、たいへんに気にはなっていたのですが、今朝の京橋朝市は、特に多くの方の来場があって、ほっとしました。
 京橋の下を潜るカヌーの風景も、朝市名物として、定着してきました。
 今年のGWは、特に、安・近・短の傾向があり、朝市は、それに、ぴったりです。


 今日は、テーマを吉備のうち、備中にして、まずは、備中高松は、新庄の庚申山へ。帝釈天や毘沙門天を祭っていますが、毎年この時期、多くの方で賑わいます。家族で急な石段を上がるにつけても、御利益がありそうです。

 真金吹く吉備という視点ならば、まさに、このあたりが、古代の中心市街地。岡山駅前が中心というのは、昨日今日の話です。

 地域の方の御案内を伺いながら、吉備の穴海の風景を想像し、近くに見える鬼ノ城や、数々の血湧き肉躍るような戦の舞台になった地に思いを馳せると、誇り高く語り継いでいくためにも、古代や中世、近世の博物館が、近くにとても欲しくなります。

 

 その足で、今度は、鬼ノ城に上がって、あるいは、温羅は、日本を相手に、あるいは世界を相手に、ここから瀬戸内海が眼下に広がる雄大な景色を見ていたのかしら?と空想すると、さらに、嬉しくなってきました。

 吉備には、スケールの大きな話があるのに、しかも、それが、桃太郎伝説と結びついているのに活かせていないのが実に惜しいです。もし、鬼ノ城で、温羅神楽というのも凄いなぁ・・・。

 なお、子育て世代の強い味方、砂川公園前から、鬼ノ城のビジターセンターまでは無料ピストンバスが出ていますので、自家用車を無料駐車場に駐めて、そちらがお勧めです。
 西門から先も、ぐるり一周の挑戦をされるなら、水筒、軽食等を必ずご持参の上、4時間程度は見ておいた方が無難ではないでしょうか。

 それにしても、砂川公園にしても、鬼ノ城にしても、それ自体、収益が上がる施設ではないのですが、鬼ノ城は、もっともっと観光名所になり得ます。特に、十分なアクセスの整備が必要ですが、やはり、そのためにも、国や県の強い支援が必要です。


 LRTの吉備線で、行ける吉備路観光地には、日本中から、あるいは世界から人が来る、大飛躍の可能性があります。

 もっともっと、我々は、偉大なる歴史と伝統に誇りを持って貪欲にならなくては。きっと吉備の中心は、都が置かれて、日本の中心になっても、おかしくはなかったのです。

 優れた宗教的に見ても、吉備には、なにかよほどのことがあるのではないかしら?


 そこから、備中足守を抜けて、吉備高原ニューサイエンス館へ。今日・明日は、高校生達が、ロボコンのロボットを展示しています。
 昨年、淡路島で風力発電を見て以来、すっかり科学の子のなっている我が子は、親から見ても、理系っぽいです。

 しかし、この展示は、今のところ、一般の方には、吉備高原にある論理必然性があるように感じられないのが、ちょっと残念です。いつか、なるほどなぁ、と思われるようにしたいものですが。


 29日には、夕刻前、藤棚の美しい渋川にふらっと行きましたが、こうしてみれば、海に山に、近場にも良いところがあります。
 で、よく考えれば、どこも入場料が要らなかったなぁ、と、今、気がつきました。

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2008年5月5日(月・祝・こどもの日) 【こども天国】

2008年5月6日(火・振休) 【障害者自立支援セミナー案】
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 GW最終日は、素晴らしい青空。昨夜は、未明まで、『それでもボクはやっていない』『ナルシア国物語』『パッチギLOVE&PEACE』をDVDで観て、今日は、たまった事務作業を処理する、ほぼ内勤でした。

 佐藤家的には、一番遠くに行ったのが、吉備高原都市と玉野で、あまりガソリンも減らない大人しいGWでした。
 どうか皆様、明日から、GWの疲れを取って???頑張っていきましょい!!
 しかし、休むことにも、頑張っちゃう日本人ですから、こんなことなら、普段通り働いている方が、はるかに楽かも・・・。明朝、街頭演説でお騒がせするのが、誠に申し訳ないです。


 今日は、障害者自立支援セミナーの企画書づくり・・・と言っても、誰に提出しないと通らないというものでもないのですが、3部構成で、段取りが、超たいへんということは、よく分かりました。
 また、単県医療費公費負担制度や介護保険も絡んでくるので、かなり難しい内容になりそうです。


 タイトル  第4回日本の未来創造セミナー
      『障害者の真の自立のために〜障害者自立支援法を考
       える〜』(仮称)

主催   自由民主党岡山県支部連合会青年部局

日時   平成20年6月28日(土)
      午後1時から午後4時40分   
場所   三光荘 〒703-8278 岡山市古京町1-7-36 
定員   250名

趣旨    「障害者及び障害児がその有する能力及び適性に応じ自立
     した日常生活又は社会生活を営むことができる」ために定め
     られた障害者自立支援法は、平成18年10月より完全施行
     された。

      しかし、来るべき少子高齢化社会に向けて、従来の支援費
     制度に代わり、障害者に費用の原則1割負担を求め、障害者
     の福祉サービスを一元化し、保護から自立に向けた支援をす
     るこの法律は、当初より、運用面等で、利用者や事業者より、
     々な不安の声が上がり、政府においては、06年末から08
     年度様まで、計1200億円を投入して負担を軽減する「特
     別対策」が行われている。
      さらに、与党・障害者自立支援に関するプロジェクトチー
     ムが、障害者自立支援法の抜本的見直しの検討が行われてい
     る。

      県内の保守系地方議員及び自治体担当者、利用者や事業者、
     さらには、広く県民の皆様が一同に会して、障害者自立支援
     法について、国の施策方針および県と基礎自治体の運用状況
     を認識し、加えて、利用者や事業者から忌憚のない御意見を
     拝聴し、その運用のあり方を考え、国・県・基礎自治体が一
     体となった障害者支援が行えるよう、本企画を計画するもの
     である。

対象   県内の保守系地方議員及び自治体担当者
      利用者や事業者さらには、一般県民 
      (自民党以外の党籍がある方のご入場は固くお断りする)

会費   無料

 ※格差が叫ばれる今日、とりわけ、障害者支援をめぐる施策については、
  与党・障害者自立支援に関するプロジェクトチームを立ち上げ、障害
  者自立支援法の抜本的な見直しを進めていますが、当日は、国、県、
  基礎自治体の担当者から、施策の方向、現場の状況を聞き、利用
  者、事業者の生の声を拝聴させて頂き、また、プロジェクトチームの
  改革の方向についても、ご説明させて頂きます。
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2008年5月7日(水) 【「釣りバカ」騒動】
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 自由民主党青年部局主催の第4回日本の未来創造セミナー
『障害者の真の自立のために〜障害者自立支援法を考える〜』
は、看護の会と重なったため、7月12日(土)午後1時30分〜、
岡山県総合福祉会館に変更させて頂ければと存じます。
 どうかよろしくお願い申し上げます。


 さて、その青年部局は、今朝は、JR岡山駅西口で、街頭演説。「あさかぜ」の上は暑く、いわば内部批判もしながら、もがくような街宣になりました。基本的には、怒っていない人は一人もいないと思っています。

 こちらは本気で爆走していますから、何が伝わっているのか分かりませんが、「焦らずに、じっくりとやりなさい」という、ご近隣の方からの温かいアドバイスもあったようです。
 が、そういう方は、ごく希でしょう。

 政治の世界で、死に急ぐつもりは全くないですが、ダラダラと生き延びても仕方ありません。落語家じゃあるまいし、長生きするのも芸のうち、とは言いません。
 自民党は、本当に、ぶっ壊れつつあるのでは・・・。


 本日は、今のメンバーで最後の産業労働警察委員会。もっとも、1年で所属が変わるのは、自民党だけかも知れませんが、私も、昨年度の委員長から、2年続きましたので、この委員会を離れることになります。
 最終年は、生活環境保健福祉委員会に属するつもりですが、2年目の所属委員会は、明日、明確になり、15日の臨時議会で決定します。


 さて、今日の委員会では、「釣りバカ日誌18」岡山ロケ支援委員会と「吉備の国岡山」再発見の旅推進協議会間で授受された1千万円の調査結果についての報告がありましたが、マスコミにリークされており、TVカメラが多く入りました。

 問題が大きくなっていきますが、正直に書いて、私に対しても、本日極めて無礼な発言もあり、この問題を特に熱心に論じる論調に、私は今後、与しません。

 ただ、心から嫌いだと思う人ができて、本当に残念です。


 さらに、新しい仕組みで入札が始まり、現場から戸惑いの声が聞こえ始めました。全体的な方向は、そうなのかなぁと思えても、問題は、運用の仕方です。
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2008年5月8日(木) 【総務委員長に内々定】
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 今朝は朝一から県庁に。昼からの議員総会から、いわゆる議会人事に。例年、柏餅を食べまくるわけですが、今年は、前代未聞ですが、当日の、しかも夕刻前に、自民党内で決まりました。

 表題の通り、私は、総務委員会の委員長に内々定しました。


 特に、2年任期の党内人事が無い年であり、かつ、議長、副議長人事については、新聞辞令が先に出たとも言えるほど、波乱要素が少なく、旧来の派閥を敢えて解消して、かなりスムーズに委員長人事等も進みました。

 これらは、いずれも、15日に開催される臨時議会で正式に決まりますが、よほどのない限り、覆ることはありません。


 ところで、総務委員会は、6つある常任委員会のうち、ある意味、別格の委員会であり、もっと言えば、この委員会の委員長は、常任委員会で言えば、「あがり」のポストとも言えます。ゆえに、3期以上の議員しかできません。
 ここから上は、自民党内では、監査、しばらく空いて、副議長、ちょっと空いて、議長ということで、さらに言えば、私にとっては、どうも最後の委員長になりそうです。
 10年目の区切りの年に相応しい重要ポストです。

 所管は、当局で言えば、総務部、企画振興部、企業局、出納局等ですが、具体的には、私学支援、危機管理、航空企画、情報政策、国際化などに加えて、昨年の行財政改革・道州制等特別委員会に引き続き、行財政改革、倉敷チボリ公園、岡山市の政令指定都市化についても、担当しています。

 要は、無茶苦茶に固い委員会です。

 そして、チボリインターナショナル社の取締役会は、5月14日で、最初の委員会は、5月19日。どこまでも、倉敷チボリ公園と付き合います。


 さらに、特別委員会は、フロアで、子ども応援特別委員会に。小倉委員長予定者をはじめ、自民党は、全員、青年部局所属ということで、これは、非常におもしろそうです。

 一般質問の回数は限られますが、産業労働警察関係が解禁。

 行財政改革・道州制等特別委員会委員長も、あと1週間です。

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2008年5月9日(金) 【特定財源としてのゴミ有料化】
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 ひどい年は、3日間が潰れるのですが、昨日で議会人事が終わったので、今日は一日得をしたような気持ちです。

 岡山地区保護司会の総会もありました。刑務所や少年院を仮出所・退院したり、刑の執行を猶予されるなどした保護観察対象者に対する保護観察官らの指導・監督権限を強化する「更生保護法」が6月1日から施行され、再犯防止に向けた更生保護制度が強化されます。

 被害者保護という観点も加わり、岡山市の政令指定都市化の影響もあったりで、街の篤志家というには、本当にたいへんな職務です。


 さて、昨夜、地元学区で、岡山市のゴミ有料化についての説明会がありました。正直なところ、たいへんに驚きました。
 県議会議員としてと言うと障りがあるかも知れませんが、一市民として、思わず意見を申し上げずにはおれませんでした。

 市内全学区で説明会を開催されるということですが、私が知るこの種の説明会で、最も、当局の準備が足りていないもので、今後の市政の円滑な運営のためにも、論理や資料をよく練って、出直した方が懸命であるように思います。

 市民感情的にも、考えられる最悪の時期で、下手をすると、市長の命取りになりかねない、逆宣伝で回っているようなものです。そもそも基本的に、喜べる話ではないのですから。

 
 ゴミ袋を有料化(45L=50円)して、10億円。当局には、取扱手数料ですからと抗弁するのではなく、これが事実上の特定財源の目的税、すなわち増税になるという意識がないようでは困ります。
 おそらく、一般家庭で、1万円増税して良いのかという話です。
 
 最終処分場の確保、老朽化するゴミ処理施設への対応を敢えて言わず、そのために逆に、ゴミ分別の促進による総排出量の抑制という「目的」に対して、不法投棄の増加という懸念や、現状のゴミ行政に対する不満を加えて、増税するという「手段」の論理的な連関があるのか?仮に、手段に、合理性があっても、「必要最小限」と言えるのか?なぜ、50円か?
 揮発油税の暫定税率の議論に、ちょっと似ています。

 森づくり県民税も、環境が全面に出ると、総論反対は誰もできませんが、ゴミ袋有料化は、形を変えた法定外目的税であるというセンスは持っていたいものです。
 それを踏まえた上での議論にしなくては、いちいち説明してまわりました、はい、それでは増税です、では、議論になっていません。
 

 多分、単純に、増税と同じだから反対です、というようなレベルの議論を良識ある市議会が、されていると思えませんし、逼迫する財政状況の中、61億円も、ゴミの処分にかかっている状況について、ゴミ袋有料化は、効果的な施策かもしれないという認識があるからこそ、全国的に広がっている流れなのでしょう。

 ただ、やはり、丁寧な説明が必要です。市議会が、ある意味、保留されているのは、ひとつの良識ある判断だと思いますが、だからこそ、議会も説明できる真摯な説明、合理性が必要です。

 現状では、私が首長なら提案できないし、議員なら、とてものめない状況です。いずれも、説明責任を果たせないのではないかな。

 ともあれ、市民として、注意深く見守りたい議論です。

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2008年5月10日(土) 【政府自民党と地方】
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 久方ぶりの雨になりました。五月雨は、緑色〜。新緑の若葉を優しく濡らしています。

 本日は、「第13回岡山政経文化懇談会」、平たく言えば、自民党岡山県連の3年ぶりの政治資金パーティーが開催されました。

 ともあれ、地元自民党国会議員や石井知事はもちろん、谷垣禎一政務調査会長、坂本剛二組織本部長、鳩山邦夫法務大臣、額賀福志郎財務大臣、甘利明経済産業大臣、泉信也・上川陽子内閣府特命担当大臣といった党役員、閣僚が、多く出席され、盛大な会になりました。


 私は、逢沢代議士の流れから、谷垣派系列地方議員?ということになるので、今日は、谷垣政務調査会長付きで、岡山空港にお迎えと岡山駅まで、お見送り。

 我が国を動かす要人だけに、SPも多くつきましたが、いつでもどこでも誰かがそばにいて、偉くなられるというのも、実にたいへんだなぁ、というのが、正直な感想ですが、何度お会いさせて頂いても、実に話しやすい、温厚な方です。こんな方が、早く総理大臣になられたら良いのになぁ、と、しみじみ思います。


 それにしても、自民党をめぐる環境は、日増しに厳しくなっているのも事実で、原点回帰、反転攻勢を決意する会になりました。
 

 懇談会の後、額賀、甘利両大臣を囲んでの懇談会がありました。議院内閣制の下にあって、政府自民党であり、国会議員だけれど、行政のトップである、当然のことなのですが、地方は、大統領制ですから、国と地方の自民党の関係というのは、不思議だなぁ、と思いました。

 知事は、我が党のトップではなく、政党とは直接の関係はないわけで、本来、自民党が選挙応援したからと言って、自民党が、知事与党であるとも言えないのが、地方の二元代表制です。我々は、少なくとも、行政ではないのです。

 しかし、国においては、政府与党の流れにあり、行政側のようでもあります。ただ、その行政機構は、政権すなわち多数政党がどこであれ、生き残るわけで、実務の官僚の代弁をしているような気にもなってきます。

 地方の自民党議員って、いったいなんなんだろう?



 一方で、国民は、官と闘う民の代表を求めてもいます。でも、民の代表と官の代表は、同じ選挙で選ばれて・・・・。

 地方では、首長は、政党隠しをして、市民党、県民党と称しますが、これもあるいは、明確にしても良いのかも知れません。


 はっきりしているのは、地方は、大統領制、中央は、議員内閣制ということに、無理が生じてきているということで、問題は、行政機構を温存させるための換骨奪胎の制度になっているということです。これでは、政治は、結局は、変わりません。

 あるいは、地方に議院内閣制を持ち込み、我々議員が、例えば、保健福祉部長になることもある、というのも、実は、行政に民意を反映させる選択肢です。

 逆に、中央に大統領制を導入して、4年ごとの選挙で、場合によっては、官僚機構そのものを総入れ替えすることもありうる、下野した場合は、公務員は、シンクタンクやNPOに行く、というのも、政治のダイナミズムを生みます。
 

 それはそれにして、多くの国民の皆様が、感じているのは、例えば、セルフうどんで、うどん小が、105円から130円になって驚いたとか、食パンが値上がりしたがな、とか、GW最中の5月2日に、自動車税の3万4500円の請求書が来てむかついたとか、セルフのガソリンを満タンにしたら、5000円台が、4000円台になって、また、6000円台になって、涙が出たとか、微々たる親の国民年金が天引きされていて凄く悲しかったとか・・・・そういう感覚を国会議員の先生方が、肌で理解されておられないのではないか?ということではないかなぁ・・・。嫌、本当に困ってるんだってば・・・。
 GWは、どこの家庭も、この話題で持ちきりでしたよ。

 それに引き替え、例えば、一部の公務員は・・・。なによりも、議員は・・・。自分たちだけ、都合の良いことやってんじゃないの?

 原因がなんであれ、相手は、国であれ県であれ市であれ、また、どこの議員でも良いのですが、要は、非常にむかつくわけです。この怒りは、どこにぶつければ良いの?あんたら、本当に分かってるの?こっちが頑張ったら、なんとかしてくれるの?

 「福田さん、分かってるの?」・・・これに尽きます。

 説明して、ご理解頂く前に、それに応えないと、自民党の未来はありません。むしろ、感性の問題です。


・・・・・・・・今夜から放送が始まります!!・・・・・・・・・・・

岡山シティエフエム「レディオモモ」79.0MHz

新番組迷宮ロマン『古代吉備国への旅』
         http://kodaikibi.j-artrelations.com
       ※幻の邪馬台国はどこに?
毎週土曜日午後9時より(30分番組)  全12回

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2008年5月11日(日) 【憧れの体育座り】

2008年5月12日(月) 【国際救援】
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 15日の臨時議会で正式決定ではありますが、総務委員長予定者として、朝の勉強会の後は、昨年の委員会の会議録を読んだり、打ち合わせ。来週の月曜日には、たちまち、新メンバーによる最初の委員会が開催されます。 

 夕刻前には、私も少なからず関係している全国初の国際貢献条例制定後に設立された岡山発国際貢献推進協議会の総会後の「国際貢献講演会」で、NHKの解説委員の導傳愛子氏。
 バンコク特派員時代は、今、サイクロンと軍事政権の対応のまずさにあえいでいるミャンマーを取材されていたとのこと。

 総務委員会は、国際課も所管のため、国際貢献、NGOも関係してきます。実は、ミャンマー支援については動きはあるのですが、たちまちは、通常の国際救援物資募集中です。
http://www.pref.okayama.jp/kikaku/kokusai/kouken/koukentop.htm

 ところで、先ほど、中国四川省で、かなり大規模な地震があったようです。オリンピック開催を控える中国、救援のスタンバイです。
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2008年5月13日(火) 【己自身の誇りのために】
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 今朝は、岡山駅前で、自民党青年部局街頭演説。

 いわゆるガソリン税の問題と後期高齢者医療制度の問題は、避けて通れるはずもなく、苦しい街頭演説活動が続きます。昨年の夏の参議院選挙敗北以来、少なくとも、自民党的には、事態は好転していません。ただ、一方で、これ以上の悪材料は、何が出てくるのだろう?という、底打ち感もあります。 

 本日は、1月の新テロ対策特別措置法以来、参院否決の法案・改正道路整備費財源特例法を衆院で再可決。揮発油税と石油ガス税の道路特定財源は、2008年度以降も、10年間維持する内容ですが、午前の閣議では、道路特定財源を来年度から全額一般財源化する基本方針を閣議決定・・・分かり難いです。

 いずれにせよ、明日には、約7000億円の地方道路整備臨時交付金の都道府県別配分額が、内示され、地方は感謝・・・・・?。



 一方、今日の知事定例会見は、いつにも増して、重要な内容を含んでいます。

 予定通り、岡山空港内の「救援物資備蓄センター」に備蓄している救援物資を、公設国際貢献大学校(新見市)の国際救援ボランティア組織=「ももたろう国際救援隊」を通じ、ミャンマーの被災地に提供します。中国の被災地への支援についても、対応がなされると思います。

 さらに、明日開催予定のチボリインターナショナル社の取締役会について、「一部の取締役が示す完全民営化案も議論されるものと考えている」が、「否定するものではないが、県の支援や関与を受けずに安定経営ができるのか、公園用地の確保や県と倉敷市の出資金をどうするのか、前提とするチボリ・インターナショナル社との再契約が可能なのか、多くの課題がある」と改めて強調した、とのこと。

 「5月下旬の取締役会で最終的な方向を打ち出せるよう最善を尽くす」とのことで、少なくとも、明日は、新倉敷市長がまだ就任していないのですから、倉敷市は、動きようがないでしょう。岡山県議会総務委員会も、機動的に招集はしますが、昨年度のような、開催しても空振りは、ご容赦頂きたいのが本音です。


 また、2月に岡山県の前観光物産課長が、懲戒免職となった映画「釣りバカ日誌18」岡山支援委員会の不正経理問題について、「不適切な事務処理で関係者や県民に心配や迷惑を掛けた。おわび申し上げる」と改めて陳謝したとのこと。
 この問題は、まずは、ここまででしょう。



 本日はその後、御依頼受けに、岡山市国公立幼稚園PTA新旧役員会。前年度会長で顧問ですが、いわば旧役員12人全員顧問体制を取り、私自身、役員会は、最初と最後だけのキセル出席。

 ひとつには、やはり、政治関係者が、こういう役職を長く続けるべきではないという思いもありました。なによりも、区間走者が一生懸命走って、次にバトンを渡したら、あとは、見守るのが責務。後ろからこっそり支えれば良いことです。
 己の肩書き自体に、意味はありません。肩書きイコール誇りではありません。全ては、子ども達のため。



 その後、ある総会。この後も、ある業界の総会がありますが、大切なのは、誇りです。
 どの世界も厳しい状況になっていますが、最後の最後まで決して譲れないのは、現場で汗や涙を流す方の誇りです。

 ご縁を頂いて、顧問という立場を頂いて、むしろ、苦しみを背負い込んで、頭を抱えることになることも多いのですが、誇りをかけて共に戦う仲間でありたい、そのように思っています。

 業界や団体の利益のための族議員と言うほどの利権など、今の時代にありません。また、それを求められてもいません。

 誰もが、誰かに評価されるのではなく、己自身の誇りのために、精一杯頑張っています。
 
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2008年5月14日(水) 【今日の出来事】
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 明日の臨時議会で、新しい議長や副議長が投票で決まり、委員長は議長から指名されることになりますが、来週19日には、第1回目の委員会が開催されるため、明らかなフライングですが、既に、委員長予定者として動き始めています。
 
 朝一で、議会に行く中でも、電話でもやりとりする中でも、入札の在り方、航空行政、私学支援等々で、委員長をにおわせるというのは致し方ありません。また、緊急支援や道路特定財源を巡る動きについて、委員会での報告も求めます。実は、夏の県内調査の視察先まで、既に考えています。
 
 
 それにしても、最近、特に、行政のペースが、民間とずれていると感じられることがあり、時に、言い方が自分でもきつくなるのを自戒しています。それでは仕事にならないので、単に好かれようとも思っていませんが、まともに嫌われても仕方ないし・・・。
 ダイエットで、イライラしているというわけでもないと思いますが。
 
 
 午後には、子どもの参観日。平日ですが、パラパラと男性保護者もおられます。男性同士の情報交換というのもあります。我が子は、ギャラリーが多いと、ちょっと調子に乗って、落ち着きがありません。
 今日は、PTA総会も。おやじの会のメンバーではありますが、今のところ、PTA活動は、役員の方々のたいへんさを横目に、傍観者のような状態かもしれません。
 学校現場を保護者として観られるのは、ありがたいのですが、議員にとっては、半分以上、仕事の視点もあります。
 
 
 あちこち寄りながら、溝掃除のご要望の現地調査も。気がついたら、夜になっています。
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2008年5月15日(木) 【緊急救援窓口】
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 5・15事件の日の今朝、やはり、「話せば分かる」ことばかりではない昨今の状況ですが、誰が見ても分かるのは、ミャンマーと中国への緊急救援の必要性。人類史上希なる天災による大惨事です。
 どちらの国も、人的援助を日本には求めてくれないのは、むしろ悲しいですが、岡山県民としてできる事もございます。

 まずは、義捐金。
日本赤十字社
http://www.jrc.or.jp/sanka/help/news/1394.html
AMDA
http://www.amda.or.jp/cgi-bin/users/browse.cgi?&check=1&mode=brs#1


 「国際貢献先進県おかやま」は、昨日、既に、2790点を公設国際貢献大学校の「ももたろう国際救援隊」に委ねました。
http://www.miic.ac.jp/eos/index.html
 これは、常設の国際貢献救援物資備蓄基地(倉庫)から出たものです。http://www.pref.okayama.jp/kikaku/kokusai/kouken/kouken.htm
 また、まずは、ミャンマーへの動きでした。


 したがって、中国に対しては、この基地倉庫の救援物資が不足しています。現在必要な物は、通常の募集と同じ、毛布、シュラフ、タオルケット、テントです。このような場合に、古着や古下着等を処分するように思われる方もおられますが、とても、仕分けができないので、よろしくお願い致します。

 受付は、県庁国際課、県民局協働推進室ですが、まだ、十分な体制が整ってはいません。今のところ、恐縮ですが、持ち込んで頂くしかありません。
 ともあれ、県庁のホームページを直ちに動かして頂くように、お願い申し上げました。
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【総務委員会委員長就任】
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 緊急救援物資について、県庁のホームページにアップされました。http://www.pref.okayama.jp/soshiki/detail.html?lif_id=21385
 なお、ミャンマーについては、岡山大学医学部が主体となっているこちらもあります。http://www.mjcp.or.jp/

 本日は、5月臨時議会。新しい議長と副議長が選ばれ、委員会への配属が決まり、予定通り、総務委員長に就任致しました。
 吉備津神社で、犬養毅木堂先生慰霊祭が開催されましたが、郷土の偉人に恥じるような政治であってはならないのですが。

 ただいま、県議会2月定例会の模様をインターネットでご覧頂けます。私自身の思いも散りばめて、かなりの時間、知事も、ノー原稿で答えられているという、私にとっても、印象に残るやりとりを是非御覧ください。画像は粗いですが、議場の雰囲気は、よく分かられると思います。時間限定です。
 http://www.pref.okayama.jp/syokyoku/gikai/chukei/index.html
(「インターネット中継」→「平成20年2月定例会」→「3月6日自由民主党 佐藤真治」→「再生開始」をクリック)
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2008年5月16日(金) 【総務委員長稼働開始】
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 本日は、午後から、事前のレクチャーを受けたり、議会事務局の担当の方との総務委員会についての打ち合わせを3時間。

 委員長になって、偉くなったとでも思って、途端に張り切ってしまい、委員会で副委員長に指名して貰って、われ先に発言する委員会運営が分かっていない委員長もいますが、ある意味、プロデューサーやコーディネータに近いのが委員長の仕事。
 特に、倉敷チボリ公園については、間違いなくこの委員会は、一定の答を出さなくてはいけません。願わくば、去年の9月に戻りたい・・・。

 まずは、フロアを混乱をさせてもいけないし、万一混乱をしても、それを収拾するのが、リーダーシップで、意見をリードするというのとは、少し違います。もちろん、大局は決めていますが、発言は、要所です。

 事務方は、いわば幹事なので、委員長の意向を理解して貰わないといけないし、逆に、フォローをして貰わないといけないので、十分な連絡が大切です。

 組織的に、何に似ているかというと、実は、JCに一番似ています。


 ※JCと言えば、こういうイベントがあるようです。

 《おかやまエコ発想プロジェクト〜動き出そう!
               〜みんなのこころが地球を変える〜》

 日時:2008年5月18日(日)午後1時〜4時
 場所:岡山市民会館
  環境問題をテーマに専門家を招いて参加型のパネルディスカッショ
  ン、“おかやまのセヴァンを探せ!”スピーチコンテストの開催、
  環境問題に取り組む生活のヒントやアイディアを標語をにした「お
  かやまエコかるた」の制作にあたり標語の採用発表などを行う。


 今日は、総務委員長の初仕事は、第2回日中韓物流大臣会合県主催歓迎レセプションへの出席。

 明日、冬柴国土交通大臣や中国交通運輸部長や韓国国土海洋部長官を迎えて「東アジア物流の準国内化を踏まえた」今後の地方港湾と海上輸送のあり方」というテーマで、セミナーが開催されますが、その前夜祭で、枯れ木も山の賑わいと参加します。

 国土交通省のキャリアの山口副知事の肝煎りの国際会議と思われますが、境港やウラジオストックの動向も気になります。

 また、日韓シャトル首脳会談岡山誘致というのも、岡山県の悲願です。
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         第27回 南野こどもまつり

 児童福祉施設が地域住民と一体となり、児童文化の交流の場、心と心のふれあいの場として未来に花開くことを期待して。
 オープンの地域交流事業です。是非この機に、ご来園下さい。

               主催 社会福祉法人 南野育成園
               後援 南野育成園後援会

 日時 明日5月17日(土)午前10時〜午後2時
     小雨決行

 場所 南野育成園 岡山市中仙道231
     ※車でのご来園はご遠慮下さい。
       ご近所の方はなるべく歩いてご来園下さい。

 出店 ラーメン、たこ焼き、焼きそば、から揚げ、おでん各200円
     ソフトクリーム、かき氷、ジュース、わたがし、フライドポ
     テト、おもちゃくじ、フランクフルト、おこわ各100円
     バザーなど

 ※ 南野育成園は、児童福祉法第41条の「乳児を除く保護者のい
  ない児童、虐待されている児童その他環境上養護を要する児童を
  入所させて、これを養護し、あわせてその自立を援助する施設」
  である児童養護施設です。
   皆様のご理解とご協力をお願い致します。
   ちなみに、私は、この社会福祉法人の理事の一人です。
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2008年5月17日(土) 【物流協力岡山宣言】
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 冬柴国土交通大臣や中国交通運輸部長や韓国国土海洋部長官による日中韓大会合が開催されました。

 いかんせん、「岡山」を冠しても、陸海空の拠点・岡山の素晴らしさが、北東アジアに発信されたと言うよりも、今回は、国際会議が開催できるコンベンション機能が、岡山にはある、ということの方が、重要だったのだと思います。
 京都議定書の「京都」と同じ意味合いです。

 したがって、今回の県の担当課は、企業立地・物流推進課ではなく、国土交通省の若いキャリアが課長である観光物産課でした。

 敢えて言えば、セミナーでは、講師が、水島港に言及こそされ、岡山への支援が語られたわけではないので、国土交通省が、水島港や岡山空港や瀬戸大橋に、特に、肩入れしてくれるということではありません。
 その点は、非常に物足りない物を感じました。

 ただ、県庁内に置ける役割がよく分かりませんが、国土交通省のキャリアの山口副知事や観光物産課長には、ポイントを上げる良い仕事になったと思います。


 ところで、かねてから、私は、副知事の能力が、必ずしも十分に発揮されていないように感じています。知事は、選挙という矢面に立ちますが、副知事はそうではありません。しかし、特別職の政治家であるはずで、単なる官のトップではなく、裁量は、かなりあって良いと思います。
 知事を突き上げるぐらいの勢いがあっても良いのです。

 ちなみに、副知事は、岡山県では、2人制で、プロパーの叩き上げと、国からの派遣ですが、県庁内の職員の意向と国の意向を民の代表の知事にぶつけて、むしろ、セーブさせるようでは、知事のサポートにはなりません。

 私なら、多分、全く性別に拘ることなく、一人は、有能な官でも、一人は、民間の企業経営経験者を起用するでしょう。


 特に、国から派遣されてきたキャリアの副知事には、県は、国の出先機関でも、研修機関でもないのですから、引き続き、こうしたキャリアの方には、監督官庁の自家薬籠中の物ではないよう、第二弾第三弾と、岡山県のために、国からどんどん仕事をもぎ取ってきて頂きたいものです。
 霞ヶ関ではなく、県民に向いて頂かねばなりません。
 
 あるいは、岡山市に派遣されている自治省のキャリアのように、まともに意見が衝突する現場に、No2が、直に行くような努力は、惜しんで頂きたくはないと思います。
 国や県の職員が現場が分からないと、結局困るのは、基礎自治体であり、市民です。 


 それにしても、昨日の「晩餐会」も、関係部局が参加した豪華な官官接待のようで、「Prefectural Government」の一人として、ついでに出席させて頂いて良かったです。
 お隣の方が欠席で、通訳も手持ち無沙汰で、県民皆様には、酷く申し訳ないような気もしましたが。
 ただこのことの報道が一切なされないのが、解せないのですが、巨大な出費であったのは、間違いありません。

 事務協議的な国際会議誘致というのは、公費を使う割には、必ずしも、経済効果等は、如実に表れない部分もあり、県民からすると、分かりがたいところもありますが、ただ、コンベンション機能がある街としての風格を上げていくためには、積み重ねというしかないのかな、と思います。


 いずれにせよ、日韓シャトル首脳会談の岡山誘致というのが、岡山県の悲願です。その弾みにしたいものです。
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2008年5月18日(日) 【町内の底力】
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 今朝は、朝一で、ライオンズクラブ会員として、西日本社会人剣道大会の受付のお手伝いをして、町内会のバス旅行へ。

 町内会は、4組ありますが、今年は、うちの組が旅行の幹事で、おまけに母が組長で、家族全員参加。思えば、私は副会長でした。
 岡山市のど真ん中に、最小単位の地域コミュニティとして、バス旅行も、夏祭りも行っている古い歴史の町内会があるということは、通行されている方には、分からないでしょう。あるのです。
 そして、そのことに、私は強い誇りを持っています。

 瀬戸大橋を渡り、東山魁夷せとうち美術館や新屋島水族館を観て帰ってくるコンパクトなものでしたが、ほのぼのとして良い旅行でした。お互いの顔が見えると、安心できます。
 それは、安全・安心、まちづくり、全ての基本です。

 特に、少子高齢化が顕著ではありますが、建設中の再開発のマンションの住民の方が、町内会に今後どう関わって下さるかで、平和の像の前の夏祭りは、もっと賑やかになることでしょう。
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2008年5月19日(月) 【県民局支局再編】
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 午後からは、妙に風が強く、夕刻には天気が崩れてきました。
 本日は、まずは委員長会議。

 常任委員会と特別委員会について、行政の機構に沿う縦割りが、常任なら、重大テーマを横に連絡するのが特別委員会であり、執行部の資料が、焼き回しにならないようにという当たり前のことを申し上げました。

 必ずしも、常任委員会に提出されない詳細な資料が、機動的に提出されることが、特別の意味であり、端的には、総務と行革委員会がお互いに拘束されることはないと言うことです。

 また、参考人招致の方法についても確認しました。執行部側に質問するだけが委員会ではありませんから、場合によっては、委員会に、議長名で、参考人をお呼びすることもある、考えてみれば、これも当然のことであり、お互いに主観混じりの机上の空論をぶつけ合っても、埒があかないときもあります。


 次に、総務委員会。所管が広いので、執行部側に、なんと約40名。報告事項、協議事項の整理、議事進行だけでも、俗に、「さばき」と言いますが、委員長は、いよいよ、こりゃたいへんだなと思いました。
 

 本日の総務委員会では、第三次行財政改革の中で、特に、県民局・支局の再編が問題に。支局は、地域庁舎として残りますが、どんな権限が残るかは、いまだ明確になっていません。
 コスト削減の名の下に、防災の面でも、地域間格差が広がる象徴になりかねない面もあり、慎重な議論が必要です。

 保健所の在り方や、岡山市の政令指定都市化も絡んできます。秋までの山が、この県民局支局再編問題で、秋からは、今年は、多くの施設で、指定管理者制度の指定期間満了の年であることから、指定管理者制度をめぐる問題が紛糾しそうです。
 
 さらに、試験研究機関にも外部評価が行われます。
 森づくり県民税も、一応の期間が終わります。

 これに加えて、倉敷チボリ公園の問題は、ここ2ヶ月がヤマ。

 よほど綿密に事前に準備しておかないと、県民の皆様に評価頂ける答を出すための委員会が持たんな、と、気が引き締まる思いです。

 月並みな表現ですが、これは、やりがいがあります。

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2008年5月20日(火) 【再生への挑戦】
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 今朝は、朝一で、高島屋前で、恒例の自民党青年部局の街頭演説。雨も予想されていましたが、好天気に恵まれ、しかし、弁士は、1人。午後から、県民局など徘徊しましたが、朝の1時間で、一日のエネルギーを使い果たした感じです。

 自民党の巨大な広報車「あさかぜ」で、自民党の看板を背負って、1時間喋り続けるのは、ハンドマイクの数倍は疲れます。特に、タクシーの運転手さんは、ずっと聴かれている?ので、話題は変えなくてはならず、もはや修練。


 夕刻からは、本当に久方ぶりに、岡山県商工会議所連合会・岡山商科大学連携事業の夕学講座で、岡山商大へ。衛星放送を利用した慶應義塾の社会人教育機関である慶應丸の内シティキャンパスのサテライト講座です。

 本日は、星野リゾート代表取締役社長・星野佳路氏の『リゾート再生事業への挑戦』。
 当然、行政や倉敷チボリ公園を意識しながら拝聴しました。


 思えば、我が家も、私が中2の時に自主廃業し、私自身も、司法試験浪人崩れということで、いわゆる再チャレンジ組だと認識しております。

 今後人生で、万が一、何かの拍子で崩れることがあっても、必ず再生するという気概は常に持っていますし、逆にそれがある限りは、決して崩れないと信じてもいますが、「再生」というのは、大好きなテーマです。


 顧客満足度と利益率の両立を図りながら、リゾート運営の達人になるという、星野リゾートの成功は、所有と運営の分離の中で、運営に特化するクールな部分はもちろん、そこはやはり、日本的なスタッフを巻き込んでいく部分があるんだなぁ、と感じました。


 何よりも、地域経済に新しい維持可能な仕組みを提供する(日本の観光をやばくする)という理念は、まさに、都市と地方の地域格差を是正するキーワードに観光がある、ということを意味しています。

 しかも、余暇市場の伸びが、全て海外旅行に向いて、日本から海外へ1700万人、逆に、海外から700万人という観光の貿易赤字の解消のために、地方に海外から客を呼び込むという話でもあります。

 @国の知名度AアクセスB安全といった面では、日本は、フランス、スペイン、アメリカ、中国、イタリアといった3000万人以上の海外旅行客を集める五大観光大国に劣るところはないはずですから、@資金調達とA生産性の問題をクリアすることで、実現が可能だという地方再生の話は、実に魅力的です。


 ただ、再生できるかの基準は、やはり、ビジョンと価値観を明確にして、コンセプトを掲げて、トップは、質素・倹約を旨として、教科書通り、馬鹿正直に、うまく行くまで、やり続けるしかない、ということでありました。

 経営に対する不信感を無くしていくために、経営者がビジョンに、どこまでもこだわる必要がある、ということで、これをマニフェストに置き換えて、政治の話にも当てはまります。



 問題は、特にコンセプトですが、例えば、倉敷チボリ公園のコンセプトってなんだったんだろうな?と、やはり思います。

 そもそも、チボリって何?デンマークってどんな国?なんで、倉敷にチボリ、デンマーク?そうした根本的な問いに、全く答えていません。公園のどこにも答がありません。結局、落ち着いた花と緑の公園だというのが、イメージになっています。

 これからの倉敷チボリ公園は、都市公園なのか?文化施設なのか?アミューズメントなのか?商業施設なのか?コンベンション施設なのか?あるいは、リゾート施設なのか?
 新しい投資家を呼び込むだけの共感できるコンセプトが、あまりに明確でなかったのではないか?と、今さらながらに思います。
 「広域観光拠点」という言葉には、コンセプトはありません。

 したがって、モチベーションの上がらないコスト削減そのものは、効果があっても、コンセプトに基づくソフトとハードの整備ができなかったようにも思います。
 
 マーケティングの教科書の基本中の基本が改めて問われるべきなのでしょう。いったい誰に向けての公園なのか、ニーズから、探る基本に帰るべきです。

 費用負担だけが、問題の争点になってしまっています。
 星野リゾートなら、倉敷チボリ公園をどう見るでしょうか・・・。


 ところで、「楽しんで仕事をする」という理念も掲げておられましたが、要は、顧客に誉められる現場をたくさんつくることで、モチベーションが上がるということです。
 そのためには、持ち場(所管)や予算が理由で、できないこともあるが、それについて、少し自由度を上げるつけることも必要だという話でした。

 これを行政に置き換えるとどうでしょうか?顧客満足度以前に、端から、県民・市民の皆様に感謝の言葉を貰うことすら想定していないかも知れません。

 あるいは、本当はこうしたいけれどできないのだという縛りに、一番苦しんでいるのは、職員の方々かも知れません。これで、モチベーションが上がらなければ、悪循環です。

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2008年5月21日(水) 【子育てセーフティネット】
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 本日は、行財政改革道州制等特別委員会から所属替えになった子ども応援特別委員会。

 この流れの委員会の所属は3回目になるのですが、最初は、青少年対策・男女共同参画特別委員会で、委員長の時は、次世代育成・男女共同参画特別委員会、そして、昨年度から、ことさら言葉として取り上げるべきでないほど、一定の成果が上がった?として?、男女共同参画という言葉がなくなり、「子ども応援」という、分かったような分からないようなネーミングになっています。
 要は、青少年の健全育成と子育て支援に関わる問題を所管する委員会です。


 ただ、かねてから気になっていたので、当局にも、委員長にも、お願いしたのは、「家庭」と「時系列」について。

 特に、「ちびまる子ちゃん」や「サザエさん」に見られるように、三世代同居というのがひとつの日本の理想型で、介護の問題やネグレクトの問題などに対するひとつの策ではあるのでしょうが、今さら、行政が、三世代で住みなさいというのは無理ですし、すべきとも、できるとも思えない部分もあります。

 一方で、ひとり親家庭やステップファミリーなど、家庭の在り方自体も、様々です。

 そうした状況の中で、結婚や家族の形を行政が強制ができませんし、介入するにも限界があることを十分に踏まえた上で、まずは、データを明らかにし、それぞれの家族形態についての課題について、論じていく必要があるように思います。

 家庭や家族とは、なんなのだろうか?そこから論じていく必要があります。

 ところで、共産党の先生が、そもそも子育てについては、父親はネグレクトだが、父親の在り方について議論しようということで、よくよく考えると、この委員会、女性議員がいません。



 さらに、時系列というのは、行政の所管に、子どもの年齢が来たときに対応するのではなくて、例えば、平成22年に改訂予定の「いきいき子どもプラン」でも、妊娠期、出産、就学前、小学校、中学校、高校と、時間の流れで子どもを捉えて、そこに、行政や地域やPTAといったものが、いかように関わっていくか、市町村、県、国の役割を明確にして、体系化すべきであることを申し上げました。

 そして、例えば、子どもに障害があった、親が交通事故で亡くなった、あるいは、離婚した、いじめにあった、様々な事態が生じる可能性がありますが、そこにいかように、セーフティネットが張られているのか、18歳まで、明確にすべきではないか。そのことで、岡山で子育てをすれば、安心ですよ、と言えて、初めて、子育て支援ではないか、ということを申し上げました。

 すなわち、様々な不測の事態に対して、フローチャートを描いて対応ができる「子育てセーフティネット」です。自分で申し上げて、なんなのですが、これは良い言葉です。

 逆に、子どもが非行に走ったときに、対症療法的な対応ではなく、過去に遡って、原因を探っていかないと根本的な解決もできないはずです。その連携がなければ、いつまでも問題が抜本的に解決しません。


 私だったら、Q&A方式で、結婚(非婚でも)、妊娠、出産、就学前、小・中・高と18歳までに、時系列に沿って、様々な場面で起こりうることに、どこがどう対応するか、さらに、かかりうる費用も含めて、安心子育てプランをつくると思います。

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2008年5月22日(木) 【地方自治経営学会】
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 本日は、第44回平成20年度地方自治経営学会研究大会。
 地方自治経営学会は、24年前に設立された学術団体ですが、この春に、議会事務局を通じて案内があるまで、存在すら知りませんでした。http://www.chihojichikeiei.jp/m_tokushoku.html

 あくまで、学術団体であり、頂戴した情報で、会として政治的にいかに動くかということはありません。会としての統一見解を求められていないようですし、与野党の主張が入り交じっている感じで、非常におもしろくあります。


 今回のテーマは、『明日の地方の方向を問う 地方財政、地域再生、限界集落』ということで、全国から、地方議員が700人以上集まり、岡山県議会からも、10人近く参加していたようです。

 私は、最前列かぶりつきで聴いていて、我が党の議員を見掛けていませんが、他の議員が、皆、どこに泊まられているかとか、どうやって上京したのか、いつ帰られるのかも、全く関心がありません。
 「皆、自由だ〜!!」


 ともあれ、私は、今日明日、食事以外は、朝9時過ぎから、午後4時、5時まで、軟禁状態になって、2日間で、14時間以上講義を受け続けております。
 今日も、午後7時半現在、疲れてしまい、どこに行こうとも思っておりません。

 政治経済学部政治学科卒で、政治学士のはずですが、これだけの時間、寄席で落語を聞き続けたことはありますが、キャンパスで、政治の講義を受けた記憶が全くありません。
 しかも、自ら好んで、最前列でなど。

 しかし、基本的には、内容があるなら、講義を受けること自体は、決して嫌いではなく、ちょっと幸せです。

 初日の今日は、やや散漫な印象を受けましたが、西川一誠福井県知事、嘉田由紀子滋賀県知事、森雅志富山市長、石原信雄・元内閣官房副長官、福岡政行白鴎大学教授などの話をまとめて(休憩5分の連続講座は、死にそうですが)拝聴できて、ある種の興奮状態にあります。


 三位一体改革の問題点が露呈する中で、特に、地方の財政問題に議論は集中して、結局は、地方消費税の増額を見越した消費税値上げか、行財政改革・公務員改革を徹底して財源を捻出するかという、次期総理総裁のイスを巡る、麻生・与謝野 VS 中川に、かぶる話になっていきます。

 一方で、道州制については、真の地方分権の阻害要因、あるいは、国からの権限移譲が県規模では行えないよという、格好の言い訳を与えているという指摘もありました。

 さらに、サミット成功後、夏には、我が党の総裁選挙、新内閣が誕生して、秋の民主党代表選挙、総選挙は、来春?の可能性もあるという感じです。


 明日は、片山善博前鳥取県知事や栗山町議会議長の講演などもあり、これらを全てまとめて、議長へ派遣報告として提出しなくてはいけないと思うと、内容が豊富すぎて、報告書作成に倍する時間がかかるだろうなぁ、と頭がクラクラしないでもありません。

 過去の派遣の報告書は、膨大な量がたまってきており、いずれホームページで公開して、皆様にご覧頂けるようにと考えております。せっかく書くので、オンブズマンさんだけに御覧頂くのも・・。


 ところで、朝からの講義でしたので、昨夕上京して、昨夜から、いわゆるウイークリーマンションに泊まっていますが、まるで、大学時代の下宿のようです。明後日朝には帰岡のプチ単身赴任のような感じでもあります。
 東京は、どこでも、立ち食いそばが食べられて、ダイエットにも良いです。

 特に、都電荒川線が近くを走り、名作『ピンクのカーテン』で、美保純が、「立ってる立ってる」と言ったサンシャイン60が近くに建っていて、こういう東京のちょっと下町っぽい風情は、非常に好きです。ここなら、やっていけるな!と思ってしまう、小池代議士の選挙区のようです。

 なんとか、明日は、荒川線で、日暮里に行って、「舎人ライナー」に乗ろうと目論んでいます。もちろん、「鉄ちゃん」の息子に威張るためです。
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2008年5月23日(金) 【首都と限界集落】
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 東京は真夏のような暑さで、第44回平成20年度地方自治経営学会研究大会2日目。かように、開会1時間前に最前列を確保しに行くぐらいの勢いが、学生時代にもあれば、もう少し成績優秀だったことでしょう。
 机がなかったので、この2日間で、筋肉痛です。


 本日は、片山善博前鳥取県知事の講演に、根本前福島県矢祭町町長、橋場北海道栗山町議会議長、松島長野県泰阜村村長などの講演。一般には馴染みがないかも知れませんが、地方自治の世界では、知ると人ぞ知る方ばかりです。
 本当に来て良かったなと思っております。でも、疲れたので、早く帰りたいです。


 今日は、いわゆる65歳以上の高齢者が過半数を占め、社会的共同生活の維持が困難になっている限界集落化の現状と地域再生の話が、大きなテーマでしたが、誰のための地方分権か?というのが、昨日今日の終始一貫した問題意識です。

 時として、地方分権は、首長の自由度を増すためだけのものであり、地方分権一括法が施行されて、住民の暮らしに変化がありましたか?というと、極めて分かり難いものがあります。

 実は、政令指定都市化や道州制も、地方分権薔薇色論の中で、住民にとって何が良いのか?という根本的な説明が欠落しています。

 つまりは、既存の行政システムよりも、税金の無駄が生じない行政システムを構築しますよ、ということではあるのですが、行政サービスがいかように向上するのか?という問いに、明確に答えられないため、例えば、政令指定都市化について、市民のムードが今ひとつ盛り上がらないのは、むべなるかな、というところもあります。

 行政の役割分担が変わるだけじゃないの?それよか、ゴミ袋の有料化の方が、嫌じゃな、という声の方が強いのではないでしょうか。



 ただ、限界集落の話は、もう待ったなしの状況です。しかし、当事者の首長ですら、「消えていく集落を看取る以外ない」という発言がありました。

 一方で、存続集落、準限界集落、限界集落と分けた場合、少なくとも、限界集落を準限界集落に再生させることは難しいが、準限界集落を存続集落になるよう予防する手当を考えるべきだという発言もありました。

 加えて、三位一体改革の流れの中で、いきなり地方交付税を減額され、思い切り梯子を外されて裏切られた地方、特に、中山間地を含む小規模自治体ですが、全て、お金の問題なのか?社会貢献をしてきた高齢者がその地で幸せに暮らせない国に、なんの魅力があるのか?という、問いかけもありました。



 夕刻から、都電荒川線に乗り、途中乗り換えて、この春に開業した都営日暮里・舎人ライナーにも乗ってみました。新交通システムの割には海には向かわず、べたっとした武蔵野の住宅街を進み続けますが、秋葉原に続けとばかりに、あの日暮里駅がこう姿を変えるのか、と、びっくりしました。
 
 いずれも下町に向けて延びる線ではありますが、岡山の中山間地に思いを馳せると、いかんともし難い格差を感じました。

 人当たりする朝の通勤ラッシュは、都会暮らしができない大きな理由(いずれ慣れるとは知ってはいますが)で、羨ましいことばかりでもないですし、東京都に中山間地がないわけでもないのですが、少なくとも、23区界隈・周辺の投資というのは、国内の富の偏在の象徴とも言えるような気がしてきました。

 なんで、こんなにボコボコいろんな物ができるのよ?全部、都民と民間でしたというの?地方は、東京の植民地か?と、だんだん考えが危なくなってきたので、秋葉原に行きました。さすが、体育会系文化部・・しかし、秋葉原も不思議な街です。


 昨日、西川福井県知事が、ふるさと納税制度に絡んで言われていた、1700万円かけて育てた若者が、3000人、都会に出ていって、1000人しか戻って来ないのは、ライフサイクルバランスが崩れているというのは、その通りです。
 (ちなみに、岡山県の「ふるさと納税」のサイトは、下記の通りです。
http://www.pref.okayama.jp/soshiki/detail.html?lif_id=19974 )

 よく考えれば、東京本社があって、法人税が都に入りますが、会社の人材はもちろん、ある意味、地方からの搾取の上に、東京は成り立っているのではないか?と思うと、腹が立ってきて、宿泊税など、とんでもないと思えてきました。



 敢えて言えば、東京の人材や食料や酸素を誰が供給してるんだ?と考えると、東京が、地方に、いくら還元してもバチは当たらんぞな、と思います。田舎もんじゃ思うて、馬鹿にすなや、でーてー東京やこ、田舎者の集まりじゃネーかという暴言を吐いてはいけませんが・・・。

 これは、岡山県内においても言えることで、岡山市や倉敷市は、ある意味で、他の市町村の犠牲?奉仕?の上に成り立っているという感覚は必要です。

 もっと言えば、地方が滅べば、いずれ東京も滅びます。岡山の県北と県南、都市部と中山間地、農村部、同じ図式です。


 私の政治理念は、「愛と夢の公正な分かち合いのために!」ということですが、地方分権も、まさにそういうことです。


 結局、東京にいても、電話で、委員会の打ち合わせなどもしてるわけですが、夏の県内調査では、敢えて、県北の合併しない村や中山間地の限界集落を訪ね、夜の状況を知りたくて、吉備高原都市に泊まってみよう、と考えています。

 ちなみに、総務委員会の所管になりますが、今年度より、企画振興部地域振興課内に、「中山間地域振興室」というセクションができ、「岡山県中山間地域活性化推進本部」が、立ち上がっています。

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2008年5月24日(土)
        【交通格差解消策としてのJR吉備線の「LRT」化】
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 岡山に帰って繋いだ途端、本日、いっぺんに配信された模様で、心からお詫び申し上げます。持ち運びにパソコン重かったのに・・・。

 早朝の池袋の公園には、所在なくボーッとされている方が何人もいて、高速道路の中央分離帯のいわゆるホームレスの方々の家がずらっとあって、すぐそばの交差点では、警察官が交通整理。


 幸せとはなんだろう?と考えると、あの人は元気かな?と思ったり、思われたりすることだと単純に思えば、都会の無名性や匿名性は、「楽」ですが、幸せとは違うように思えます。

 もっと言えば、渡辺和子先生のお言葉を借りれば、「愛」という概念がなかった日本で、宣教師が、「愛」を「神のごたいせつ」と訳したように、「無条件にあなたは価値があるものだ」「ごたいせつなものだ」として、「愛」されることが、幸せなのだと思います。

 「一人一人が大切にされる」・・・今の政治に、決定的にないのは、「愛」です。国民一人一人が、大切にされている感じがしないのです。
 票を入れる有権者の固まりとしては丁寧に扱われるが、一人一人を大切には見ていない、政治家が一番大切なのは、結局、自分自身なんでしょう?というのが、見抜かれてしまっています。

 当たり前ですが、国民、県民、市民、一人一人が大切にされる政治が求められていて、大切にされないから、怒り、悲しみ、不信を感じるのです。


 午前中に戻り、VSCO(社団法人被害者サポートセンターおかやま)の総会後の公開講座。http://vsco.info/

 地下鉄サリン事件遺族の高橋シズエ氏と、飲酒ひき逃げ事件遺族で、岡山県警現職警官の築山明生氏の講演。
 お話を伺うのは、お二人とも2回目ですが、被害者の生の声ですから、「大切にされていない」ことへの怒りや悲しみに、本当はどこまで理解できているのか分かりませんが、共感します。

 ケースが様々なだけに、つくっていくべきシステムというのも模索されていると思いますが、VSCOは、官や民と連携しながら、かなり精力的に動いています。

 日常がある日突然破壊されることは、誰にでも起こりうることです。そのための時系列的なセーフティネットを張っていかないといけませんが、セーフティネットを張るためのセーフティネットも必要で、それは、皆様の温かい御理解だと思います。



 そこから、一宮公民館で、総会後のRACDA鉄道利用者会議共同企画フォーラム。もちろん、JR吉備線のLRT化を意識しての会場です。http://wiki.livedoor.jp/racda_okayama/d/FrontPage

 昨日の日暮里舎人ライナーは、都がするというのは、それは立派なのですが、JR吉備線のLRT化が実現すれば、全国の地方都市の公共交通施策に与えるインパクトは、富山の比ではないと思います。

 本日は、LRTとは、MOMOのような低床路面電車を走らせるというだけのイメージではなく、「路面電車+都市近郊鉄道+TDM(交通需要マネジメント)」というシステムの総称であり、バス、徒歩、自転車、自動車との共存を前提にして、まちづくり・都市計画をしっかりやった結論であるということで、腑に落ちました。

 例えば、一宮、吉備津、高松、足守の各駅まで、パーク&ライドはもちろん、各駅まで、バスをループ状に繋げるということです。


 その具体的手法については、道路特定財源の活用、上下分離方式の採用ということで、国、県、市が一体となってのインフラとしての整備という論理立ても必要なように思いましたし、これは、コンパクトシティ、サスティナブルシティ、中心市街地活性化等々の中での体系的な公共交通施策です。

 一方で、環境問題でもあり、そして何よりも、人生の30年以上は、自動車を自分で運転できないわけですから、高齢者を守るためでもあります。
 特に、これは、JR吉備線だけではなく、JR因美線やJR姫新線にも、直接関係する話です。

 人口が減少しているのに、地方に道路を整備しても仕方ないのではないか?という疑問よりも、道路を整備しても、そこに暮らす高齢者は、自分で自動車を運転できないことの方が問題であるとすれば、道路特定財源の一般財源化の話が活きてくる使い道があるかも知れません。

 ともあれ、JR吉備線の「LRT」化は、かなり応用がきく話です。交通施策の中でも、交通格差解消策として、JR吉備線の「LRT」化を成功事例として全国発信したいものです。
 それで救われる地域が、日本国中にあります。


 一方で、いわゆるノンステップバスについて、乗り心地の悪さや、乗降の難しさ、バス停の在り方等々、やらなくてはいけない多くの課題を頂戴しました。

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2008年5月25日(日) 【西川で遊ぶ】
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 7月12日の自民党県連青年部局の主催の「第4回日本の未来創造セミナー『障害者の真の自立のために〜障害者自立支援法を考える〜』」の講師として、「与党障害者自立支援に関するプロジェクトチーム」の座長・木村義雄衆議院議員の来岡が、内定しました。
http://kimuyoshi.net/content02.html
 引き続き、厚労省の担当の招聘で調整しています。

 なお、発達障害については、別の形で考えています。



 とりあえず行きましたが、水たまりのグラウンドに誰もおられず、昨夜未明までの雨で、スポ少のソフトボール招待試合が中止。

 そこで、朝8時から、町内の溝・川掃除に、息子と。取水期を前にしての毎年恒例の西川の清掃なのですが、降雨に関係なく、水量の調整がきくのは、用水だからです。
 この点、某所で、酸欠で、アユモドキが死んだのは残念ですが、それだけ流量の調整が極めて難しいということでしょう。


 もっとも、清掃も、子供がいると、だんだんと魚獲り状態に。実は、西川には、アユもいるのですが、バケツで掬ったオイカワやヨシノボリは食べる気がしないないので、「キャッチアンドリリース!(cf 他に、ヒットエンドラーン!=鳥居みゆき←めっぽう美人なのに、このメゲ方が好きです)」。

 スーパーの自転車置き場の下は、なぜか、鍵だらけ・・・。自転車泥棒が放り込むのでしょうか?鼻ぐり塚?
 とにかく、川に物を捨てないで!!


 私もご幼少のみぎり?は、岡ビル前から平和町まで、今の桃太郎大通りの下を潜って、西川で、ドンコをとったものです。缶々で足を切ったり、はまったりするのもご愛敬でした。

 記憶の中には、砂地の西川もあって、近所の子どもは、浅ければ西川に入って遊ぶのは当たり前でしたが、下がコンクリートになって、綺麗にはなりましたが、弟は、橋の上から、ニゴイを銛で突くぐらい、川に入り難くなりました。

 当然、亡父が子どもの頃は、泳いでいたわけですが、なぜかチョウトンボも多くいて、「亡くなった人の生まれ変わりだから捕るな」と祖母に言われていたのを思い出します。
 岡山大空襲で、灼熱地獄の中、西川にも多くの遺体が浮いていたのです。・・・だから、桶屋町が、平和町に改名したので、麻雀とは関係ありません。
 もっとも、私は、何匹、ネズミ取りにかかったネズミを溺死させたか分かりませんが・・・。農家の皆様すみません。35年前のことです。

 ともあれ、西川緑道公園について、何かお洒落なものとして、したり顔で言われる方もいますが、それはそれで良いとして、岡山の水田を守る大幹線である西川用水は、もっともっと私達の暮らしに近い川であり、それは、実は、今も変わらないのです。
 親水性というのは、やはり、本当に水に入らないと・・・。 



 前々から申しておりますが、なんとか、子ども達を西川に入れたい!!できれば、南方から柳町まで、ゴムボートで下りたい!桃太郎大通りの下なんて、大冒険!!

 特に、市内中心部の子ども達に、西川に入る楽しみを知って貰いたいし、なんで西川があって、その水がどこから来てどこに流れていくのか?学ぶ場が欲しいです。

 この考えは、意匠登録しておりませんが、私なんとか、遠くない将来、やってみたいと思っています。
 もちろん絶対に取水期を外さないといけませんが。


 先ほどまで、地元連合町内会の総会および懇親会が平和町で。片山虎之助前参議院自民党幹事長も長くおられて、気持ちの良い会で、したがって、現在、微妙に良い気分で、いつも以上に、文章が乱れておったらすみません。ヒットエンドラ〜〜ン!

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2008年5月26日(月) 【初夏】
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 初夏の蒸し暑さに、少し苛立ちを覚えます。

 本日、取締役選任のためチボリ・ジャパン社の臨時株主総会が開催され、倉敷の新市長と市議会議長が新たに取締役に就任し、さらに、5月29日(木)に、新たな取締役を交えた取締役会が開催されます。
 この日は、同時刻に、総務委員会が開催されておりますが、いよいよタイムリミットです。

 本日は、御依頼ごとの対応で、市内や市役所や県庁内を往き来しておりましたが、初夏を思わせる天気の中、畑鮎に上がると、ほっとして、心なしか涼しく感じました。
 また、街中では、カーブミラーや公園の清掃や点字ブロックの問題なども様々。

 夜には、次年度のLCの打ち合わせなど。

 政局は、凪の状態に入ったとは言いますが、明日は、恒例の街頭演説から始まりますが、明後日には、永田町党本部で、全国青年部長・青年局長会議もあり、再び上京します。
 焦っても為す術はないのですが、苛立ちだけは募ります。間違いなく、かなり厳しい会になると思います。
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2008年5月27日(火) 【崩壊前夜】
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 私は多分、今日のことを生涯忘れないと思います。明後日、「今そこにある危機」は顕在化して、県議会議員は、奈落の底に突き落とされます。
 もちろん知事はご存知だったのですが、いろんなことの答が、おかしいぐらいにあっさり出るかもしれません。それならそれで・・・・。
 何か少し湿度の高い夜、そろそろ梅雨がやってきます。


 本日は、朝一で恒例の自民党青年部局の街頭演説。10ヶ月続けてきて、「あさかぜ」の上に、何度も一人で弁士に立ってやってきて、それでも、自民党が良くなっている、日本や地方の政治が良くなっているとは、少しも思えません。

 自分の名前を連呼するわけでもなく、いつか良いことあるんかな?と思いながら、それでもやり続けるしかありません。自民党を変えなければ、日本の政治は変わらない。地方を変えなければ、日本の政治は変わらない・・・。
 
 明日は、一便で、自民党全国青年部長・青年局長合同会議、研修会に出席のため、上京します。
 おそらく、全国の自民党青年地方議員は、かなり熱くなっているはずです。自民党を思えば思うほど、本気なら本気なほど、怒っているはずです。


 地域では、点字ブロックの位置や公園の植え込みの清掃について。ワークショップをしたらしいのですが、快適歩行空間という事業について、地域が知らないままに、進められてもなぁ・・・。



 そこから、昼のLCの理事会や例会に結局行けなくなる残念な話。闘う者に対して、その戦いの意義が分からない無理解な言葉ほど、辛く悲しいものはありません。

 その方向に行けば、おそらく崖に落ちていくネズミの群れの中で、逆進すれば誉められはしませんが、誰かが向きを変えなければ、全滅です。私は、私の野生において、今が存亡に関わる重大なる危機を感じます。

 孤独感に苛まれながらでないと、何も始まりません。始祖鳥は、爬虫類から虐げられても、爬虫類には、飛ぶということ自体が分からないのだから仕方ありません。一緒には飛べません。
 これからは、空を飛ばないといけないのですが・・・。



 そこから、第25回国民文化祭岡山県実行委員会第2回総会。妙に明るいタイトルがついて、皆で、「あっ晴れ!」と言いましたが、この明るさで、我が県は、本当に、国文祭を迎えられるのでしょうか・・・?


 そこから、岡山県民局と東備支局の概要説明。管内の県議会議員が、全員出席でずらりと20人以上・・・こんなにいるわけがないと思いました。
 議員定数削減を叫ぶわけですから、仲間は何人になるやら。孤独は約束されています。やるが良いさ・・・。

 鳴り物入りの協働推進室は、「夢づくり大賞」受賞の事業を産んではいますが、いかんせん、市町の事業と被るところもあり、県の事業はいかにあるべきか、考えさせられます。


 懇親会は、失礼して、明日状況のため、明後日の総務委員会の委員長レクを午後5時から約2時間。
 多くは申しません・・・。たいへんなことであるのは理解しました。議員生活10年目の総務委員長さんは、たいへんだ・・・。


 会合を経て、先ほどまで、地域のゴミ有料化説明会。体育館には、地域の方が、200人はいらっしゃったでしょうが、どう見ても、どなたも納得されておらず、口々に不満を言われて帰られました。
 これが当局や議会に、どう報告されるのでしょう・・うーん・・・。


 ・・・今、すごく政治が、遠く感じます。
 市民・県民の感覚から、もう完全にずれているような気すらしてきました。壊れて行っているこの感じ・・・・いや、始まりの序曲かな・・・。

 ある意味で、私には、良い時代の始まりかもしれません。
 時代が、確実に動いています。

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2008年5月28日(水)【危急存亡の時】
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 危急存亡の大転換が迫られる中、身震いというより、胸の高鳴りを覚えます。私の本能が覚醒されるのは、むしろここから。
 野生の血が、何かあると感じていた10年目。「こころ」3000回の答が、これかぁ・・・。今、県議会議員であることの重さ・・・。

 本日は、午後からの自民党全国青年部長・青年局長合同会議、研修会に、県青年局長として出席するため、一便で上京します。
 午前中は、「第4回日本の未来創造セミナー」の講師依頼の御挨拶や緊急報告のため、永田町の議員会館に参ります。

 おそらく、物見遊山で行けた時期も、昔はあったのでしょうが、党本部に、そんな緩い気持ちで行く青年局長は、今は一人もいないと思います。
 これまで通りにやっていては、自民党も、日本も、地方も、確実に潰れます。明らかに、そこまで来ました。

 懇談会があるため、明日、一便で帰岡。総務委員会は、大荒れ必至です。
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2008年5月29日(木) 【岡山県、財政再生団体へ?】
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 本当に残念なお知らせです。これは、4月馬鹿ではありません。

 岡山県に起きていることを単純に言えば、要はこういうことです。
 「来年までに、現金を200億円、用意しろ、さもなくば、岡山県は、第2の夕張市だ。これは、最後通牒だ。」

 おそらく、小難しい表や言葉が使われても、意味が分からなくなるだけです。敢えて言えば、岡山県財政は、このままでは、早晩、完全に破綻します。


 本日の総務委員会で発表がありましたが、事の重大さを職員も議員も、本当に分かっていないのではないか?とすら感じました。・・だから、こうなったんだ、と言うよりも・・・認めたくないのかも。

 おそらく、県民の皆様も、俄には理解しがたい内容でしょう。しかし、これからの1週間で、事態は、およそ飲み込まれると思います。岡山県は、大阪府よりも、ある意味、ひどいことになっている、と。


 借金をせず、交付税で差っ引かれる増収ではなく、200億円の現金を@県民サービスに影響をなるべく与えず、しかし、Aあらゆる選択肢を排除しないで、作り出す方法=歳出削減が本当にあるのか?

 考えられるのは、あらゆる補助金を含めて、400億円ある単県の事業費を一切の聖域なく、半分にぶった切ること、そして、人件費の削減に、踏み込むしかありません。
 議会とて例外ではなく、例えば、1%の2億円の削除を分担すべきでしょう。
 乾いた雑巾を絞って水が出ないのなら、雑巾を切り裂くしかありません。


 特に、賞与の時期になりますが、どこの世界に、この業績の会社の社員にボーナスを払うでしょうか?経営者や取締役の責任は?おそらく、福利厚生どころではないでしょう。

 議員も職員も数が多すぎる!本庁の耐震構造化!?そんな県庁なんか、ぶっ潰れてしまえば良いじゃないか!政務調査費?費用弁償?そんなもん、返上しろ!

 県民の皆様の批判は、普通の会社なら、解雇だろうと、行政職員、議員に、集中するでしょう。



 補助金をさらにカットされたところから、悲鳴が聞こえてきそうです。業界、団体によっては、さらに深刻なダメージが及びます。あるいは、入札しようが、実施設計をしていようが、事業のストップが、続出するかも知れません。

 岡山県は、冬の時代に入ります。再び来る春を信じて。


 それにしても、昨日今日始まったことではないのに、なぜこの時期の発表なのか?事実上は、4次にわたる行財政改革は、いったいなんだったのか?国のシステムが悪いだけなのか?我々議会は、何をやって来たのだろうか?何をすべきだったのだろうか?

 どの部分にどう無駄があったのか?どうしなかったから、こうなったのか?努力の方向そのものが、間違っていたのだろうか?

 誰もが、混乱の中にあります。 

 まずは、総務委員会の県外調査を中止したいと提案申し上げましたが、たちまちの賛意は頂けませんでした。・・・これから、始まります。

  この冬を越えれば、越えられれば、必ず春が来る・・そう信じて、やれる全てをやるしかありません。
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2008年5月30日(金) 【『斜陽』】
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 今朝の新聞各紙は、「財政再生団体」の文字が躍っています。

 「貧すれば鈍する」、あるいは、「金持ち喧嘩せず」とは申しますが、「金がないのは首がないのと同じ」ということで、これからは、首を賭けて、やるしかないし、今までだってそうだったのです。

 倉敷チボリ公園について、実現性がどうのと知事自らが批判される前に、完全民営化を言われる伊原木会長は、堂々と矢面に立って、体を張っておられるわけで、かくなる上は、全て生き死にの民の気魄に恥じないように、知事はもちろん、議会、職員、全員白装束を来て、戦い抜く覚悟が必要です。

 議会の護送船団の時代は終わり、殺伐として、殺気立つ方が、県民には良いことです。・・まだ、これからです。良いことにならんだろうなぁ・・・。

 もしも、私が今期で引退を考えられる議員なら、あるいは、他に帰る場所でもあれば、逃げることを考えるかもしれませんが、生憎、戦い盛りです。
 どうあれ、誰も経験していないのですから、経験が役に立つわけでもありません。



 本日は、子ども応援特別委員会。

 携帯電話の問題ですが、インターネットとメール機能が問題で、この物騒な世の中に、電話機能とGPS機能がある機種であれば、子どもが持つこと自体を禁止にはできないように思います。一括りで論じるのはいかがなものかと申し上げました。

 また、発達障害について、過度な強調が、社会防衛論的な観点からの新たな差別を生むことがないよう、しかし、時系列的に専門知識を持つ者が配置された行政の連絡があり、行政の窓口が必要であると申し上げました。

 さらに、三世代同居の強制は無理ではあるが、例えば、地域コミュニティ再生は、疑似三世代同居であるという視点からの施策が必要だと申し上げました。



 午後からは、自民党内の第1回中山間地域振興政策研究会。20人以上の議員の参加で、本日は、施策の概要説明を伺いました。


 その後、14の道路整備や河川改修に関する既成会の合同総会。道路特定財源の影響もありましたが、地方分権、岡山市の政令指定都市化の中で、県や国に要望する会の存在意義自体が問われているかも知れません。
 関係者の欠席が目立ちました。

 特に、来年、岡山市が政令指定都市になる予定なので、吉備新線、岡山水島線、西大寺山陽線、御津・佐伯線の4つの期成会は、ここで解散・・・。
 予算獲得については、政令市と国の直の関係ということですが、20年度の活動もあるでしょうし、ここで解散というのも、寂しい・・。

 ともあれ、こういうことは、今後多々あるのでしょう。


 岡山市選出の県議会議員は、特に、斜陽ですが、朝日が昇るには、一回、深夜にならないとしょうがありません。
 いつか、『夜明け前』というタイトルで、「こころ」が書ける日が来ますように・・・。

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2008年5月31日(土) 【余波広がる】
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 本日は、日中は、津山往復。LCの新役員の研修会でした。幹事自体は、楽しみではあるのですが、議員としては、悠長な状態は何一つありません。

 これから、益々、ニコニコとは、街を歩き難くなります。多分、夜の会合等では、針のむしろでしょうが、結果がこうなのですから、言い訳もできません。謝っても、すみません。
 あらゆるご批判を正面から真っ直ぐに頂く以外にありません。


 後先になりますが、水曜日には、午後から、自民党の全国青年部長・局長合同会議に、一便で上京して、そのまま衆議院議員会館に行き、逢沢県連会長に、翌日発表される予定の今回の財政破綻と創造セミナーの報告。

 今回の件は、半端でなくまずい緊急事態でしたので、知り得たところで、直ちに報告をさせて頂きました。

 セミナーは、ふた月に2回程度は開催していくご支持を頂きましたが、財政再生団体転落の可能性については、党を越えて、深刻な事態で、地元選出の国会議員の先生方にも激震が走っているはずです。

 この問題は、既に多くの方が知られるところとなり、口々に、岡山県はとんでもないことになったな、とおっしゃって頂けます。来週月曜日の午後の動きで、深刻さは、さらに伝わることになると思いますが、直ちに、総務委員会の臨時招集をしています。


 党本部での意見交換会では、政務調査副会長に、今回の後期高齢者医療制度について、制度もさることながら、名称も含めて、実施してみたらこうでしたというのは、国会議員の先生方が役人の言うことを鵜呑みにして、チェックされなかった構造上の問題があるのではないか?と、かなり辛辣に申し上げました。
 これは、まともに、我が岡山県議会に返ってくる言葉です。

 事業の削減のしすぎについては、批判は多くありましたが、それでも、この状態になったのは、議会が緩かったのだと言われても、違いますとは、よう良いません。

 合議制の議会で、私は関係ありませんと言えるのは、共産党ぐらいでしょう。予算を否決していますから、良いことも関係ないですが、批判する資格はあります。

 黒船来航のような外圧で、大きく変わることもありますが、まずは、できることを今、直ちに変えていくべきです。
 ともかく、できることをやるしかありません。


 
 おそらく、この土・日で、知事選挙や議員定数削減を含めた議会改革について、多くの議員は、「覚る」ことになります。
 知事の批判をした分は、全て我と我が身に降りかかります。批判も、擁護も、財政削減には繋がりません。こういうときは、自分が、具体的に何をするかです。


 ただ最も気になるのは、岡山市の政令指定都市化。支店や2号店というよりも、全く別の店に暖簾わけしようにも、手前の会社が潰れそうで、大丈夫なの?????

 政令による超限定解除を総務省がどう見るかですが、そんなの関係ねぇ!と、元気よく言い切れる状況でないのは確かです。

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