2001年1月1日(月)【謹賀新世紀】
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 謹んで新世紀のお慶びを申し上げます。

 新世紀のカウントダウンは、表町三丁目劇場の前でした。お電話をお借りして妻に電話。これは大事ですねぇ。
 でも、多分明日まで友紀は、見られません。

 午前5時からの朝起き会、今、逢沢代議士の関係者の初詣に同席させて頂き、これから2箇所参拝して、新年ご挨拶の訪問も、2個所。
 夕方には、まず、しらふではないはずです。
 あと少し!!

 新世紀、ともかく、世界に冠たる美しい日本、美しい日本人に立ち返る、そんな時代にしたいものです。
 でも、世紀が明けても部屋が片付きません。

 どうか皆様にとって素晴らしい新世紀の幕開けになりますように。
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2001年1月2日(火)【新年ご挨拶の話題】
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 昨日の午後5時以降の記憶がありません。今朝起きてみると玄関にスーツやズボンが脱いであり、いつどうやって帰ってきたのか、夢の中です。年に1度、「仕事として」、本気でつぶれる。全存在を賭けてつぶれる。
 体力勝負の年末年始が、やっと終わりました。


 さて、新年早々県議が集まっての話題の中心は、「知事」のことでした。こちらは、全くしらふの新年ご挨拶で、特に、年末の事業評価委員会の発表について、その行政手法が、どうか、という声がやはり上がりました。

 加えて、元旦の「朝まで生テレビ」の長野県田中知事について、私は、少し観ただけですが、個人的には、長野県民を人質に永田町にケンカを売っているようにも見えました。多分長野は、現実問題、これで10年遅れるだろうな、というのが正直な感想です。

 問題は、田中知事の県議に対する発言です。県政改革を阻害する自己利益のみを追求する県議しか、長野には、いないのでしょう。
 議員が選挙で選ばれて出ている限りは、そこに人間ドラマがあり、人の輪があります。議員はもとより、選挙に関わって下さった方々への冒涜でもあります。議員の声もまた、県民の声なのですが。

 いずれにせよ、長野は間違いなく、どんどん変わるでしょう。良い方向ばかりではないでしょうが。
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2001年1月3日(水)【議員評価】
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 本日は、高校の美術部の同窓会になぜか参加させて頂き、ひさかたぶりに、ゆったりした時間を過ごさせて頂きました。妻も高校の同級生ですが、一番気楽なのは、議員になるより、ずっとずーっと昔からの友人といる時かもしれません。また、同窓というのは、理屈抜きにそれだけで良いものです。
 ほのぼのとした時間に、心から感謝申し上げます。

 昨日の田中知事の件について、ともかく動かそうとされていることに対して皆様好意的なのかなと思いました。個人的には、人を一刀両断に裁く、おこがましさをやはり感じてしまいますが、明確に示す勇気に対しての評価が、非常に高いのでしょう。考えさせられました。多くのご意見ありがとうございました。

 佐藤には、改革を期待しているのに、どうなんだ、という声もありますが、ともあれできることからやっています、としか言いようがありません。

 そんな中、友人から下記のWebを紹介されました。
ttp://www.urban.ne.jp/home/newbies/
 非常に関心のある試みです。受けて立ちたい内容です。マッチポンプもできませんので、願わくば、どなたかに仕掛けて頂きたいとも、思います。

 行政評価、NPOの自己評価の次は、当然に議員評価が必要です。しかし、これは、議員が、議会で、一般質問する性質のものではありません。
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2001年1月4日(木)【新年御礼会始まる】
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 仕事始め早々に、新年御礼会がスタートします。国会議員、首長、地域、団体、ホテル主催等様々なものが、忘年会と同程度ありますが、挨拶が主で、無茶苦茶な飲酒を伴うという感じでもありません。
 会う方とは、毎日のように会うことになりますが、とりわけ地域の新年会は地元のオールスターが集われるので、重要です。カラオケのひとつも、絶対にしなくてはいけません。

 それにしても、年末年始で、賞与が吹っ飛んでいくような気もします。
 大概毎年4日には、元海軍の方々の新年会があり、本日も、出席させて頂きました。父の祖母は、岡山大空襲の際、防空壕の中で亡くなりましたが、(ここ平和町は、もともと桶屋町と呼ばれていましたが、一番戦争の被害が激しかったので、平和を祈って、平和町と呼ぶのです。)普通に暮らす分には、戦争を実感することはありません。

 しかし、武勇伝ではない体験談を伺う時、政治、とりわけ指導者の重要性や責任を痛感させられます。生命、自由、財産を守るはずの政治が、それらを奪ってしまう怖さ。同時に、日本人の良さというのも、また教えられます。
 確かに、戦争はありましたし、今もあります。武器を持たずとも、奪い合いはあります。

 一昨年は、江田島の旧海軍工廠にお供させて頂きましたが、個人的には、旧軍人だった、戦争を体験されたという方々と若い世代が、どんどんと交流すべきだと思います。失礼な書き方ですが、悠久の時間があるわけではありません。新年早々、旭日旗に敬礼しながら思いました。
 20世紀は遠くなりにけり、で、済ませてはいけません。
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2001年1月5日(金)【新年ご挨拶中】
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 「来訪者」で、名前が紙上に掲載されるかも?などという悪い魂胆を持ちつつ、新聞社や、また、団体、企業グループに、新年ご挨拶にまわらさせて頂いております。
 皆様にとっても、来週には、完全に通常業務開始で、今日の夕方前までにお邪魔しないと、それこそ新年が、ウヤムヤになってしまいそうな日程ではないでしょうか。
 新年早々の明日からの3連休(世間では)は、ちょっと間抜けな日程かもしれません。
 どうかお疲れを出されませんように。

 いずれにせよ、多くの方には、このメールを持って新年ご挨拶にさせて頂く御無礼を心よりお詫び申し上げます。本当にすみません。


 妻の実家で、思う存分に暴れまくる「乳飲み怪獣・友紀(ゆうき)」が、そろそろ帰って来る恐怖に、心底怯えつつ。
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2001年1月6日(土)【薔薇のつぼみ】
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 来賓とか有識者とご紹介頂き、舞台に立つとき、心にふっと隙間風がぬける瞬間があります。高い席の丸テーブルに、議員として行くのが辛い時もあります。私は、さして喜んで前にいるわけではありません。

 一般質問を何回しようが、どれだけメールを打とうが、情けなく思うときが、多々あります。桂三木助に、なるほどと思ったりして。
 おいおい、佐藤君よ、お前は、ここにいられるほどのもんじゃねーぞ、と。なんぼのもんなら。なにしたんなら。変な胸花つけてからに。

           略

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 『市民ケーン』の最後を時々思い出します。自分にとって、「薔薇のつぼみ」は、なんなのだろう?本当になりたかった自分は、なんだったんだろう?
 中学時代、親友と3人で、当新田あたりを自転車をこいでいる、多分あの頃に、「薔薇のつぼみ」は、隠れている気がします。もしも帰られるなら、中学生に帰りたいものです。あ〜もう帰りたい!!どっか行きたい!
 他の議員は、抜けるような、そういう瞬間は、ないんでしょうか。自信満々かえ?私は、しょっちゅう自分が嫌になります。


 一昨日、咋日の夜と、私の選挙で、たいへんにお世話になった方と数時間にわたり、お話する機会がありました。かたや、街宣車を指揮し、かたや銃後を守って下さった方です。
 厳しい言葉の中にも、どこまでも大きな愛情を頂いて、「いったいどんなに育つんだろう」という期待や心配や励ましのお気持ちが、ひしひしと伝わってきます。
 こんなに思って頂くに値する人間か・・・?人を喜ばしたり、人のためになっとんか?わしゃ、けっこう腹黒いんじゃねーか?

 あるいは、親以上の愛情を多くの方から頂戴しての議員です。候補者だけが知らない、知らなかった、涙が出るような話が幾つもあります。
 あたたかい思いが、皆様のお力の結集が、ここにあります。
 ありがたいのです。本当にありがたいのです。ありがとうございます。でも、それに見合うことが、できとんのかな。どうやって返すんだ?

 でも、この文章自体いいわけがましいぞ!!甘えとんかい!!

 正直、逃げ出したいような気もします。
 岡山シンフォニーホールが、5回満員になる方が、私の名前を書いて下さった。よく平気でいられるものだ、と思います。たいへんなことです。
 こんな愚痴を書いている場合ではありません。投票して下さった方に失礼です。わかっちゃいるけど。


 2年前の1月のこの時期は、個人的には、地獄でした。数え切れないぐらい泣いた気もします。思い出せないぐらいいろんなことがあって、まだ整理がついていません。(ビートたけしのたまわく、泣いてから強い子供の喧嘩)
 奇跡のようにお力を頂戴しました。

 あれから2年。今は、皆様のお力で県議会議員をさせて頂いております。

 でも、そろそろ半分終わりです。


 また、選挙がやってきます。決して逃げられません。
 今度は、「守るモノ」もあります。
 右手に一般質問、左手に愛嬌!!
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2001年1月7日(日)【自由民主党NPOセミナー】
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 昨日の第2選挙区支部の新年御礼会で、支部長の熊代代議士から「やりましょう!」というお言葉を頂戴しました。
 私は、自他共に認める第1選挙区支部の逢沢一家の一員だと思いますが、熊代代議士をまた密かに尊敬しております。
 充分な評価がされていないと思いますが、超党派のNPO法の制定で、座長として、日本で一番汗をかかれたのが、熊代代議士です。

 言うまでもなくNPO法は、まだ完成された法律ではありません。積み残した多くの課題があります。しかし、ことNPO法に関しては、その趨勢を左右するキーマンの一人が、熊代代議士であることは、「業界」の常識です。


 一方、『侍ジャイアンツ』の番場蛮の心意気を目指す私としては、自民党を変えるのは自民党しかない、という主張に深く共感します。そして、まさに、NPOこそが、自民党の体質や、ひいては日本を変える力を持っていると確信します。

 また、議員になって、「超党派」という言葉が、むしろ「悪口の天才」である某野党の御都合主義による欺瞞に満ちた言葉である、と痛感させられることが多く、逆に全面的に自民党を出すことで、正々堂々勝負する時代になったとも感じています。

 政党は、目的達成の手段にすぎません。手段なら、いくらでも変えればいいのです。大切なのは、自由で民主的な社会を実現するという目的です。
 そんなに、自民党が嫌いですか?と。そんなに、役に立ちませんか?民意と解離していますか?と。なら、自民党を変えれば良いのです。


 よって、ここに、自民党主催のNPOセミナーを岡山で開催することを提言したわけです。冒頭の熊代代議士の言葉は、それをやりましょう、ということです。

 とはいうものの、全くの白紙です。ここから、企画立案していきます。漠然とイメージはできていますが、少なくとも、NPO法は、超党派、市民運動で進める段階(要望)は過ぎたと私は、思っています。
 したがって、直接官僚を動かす、また動かせるんだ、という仕組みを示さないといけません。
 日時、場所、形式一切は、これからです。

 個人的には、党務と考えており、自民党サイドで、県議として動きますが、お知恵を頂戴できれば幸いです。

 議員としてのひとつの実績を作りたいと思います。
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2001年1月9日(火)【美作岡山道路】
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 岡山市内の環状線同様に、岡山県内に循環高速道路網の形成計画があるのは、ご存知でしょうか?
 岡山市内からだと、山陽自動車から、岡山米子線で北上、北房から中国縦貫自動車を東に、そして勝央町から吉井町まで南下するのが、いわゆる美作岡山道路です。

 実は、この美作岡山道路は「地域高規格道路」として計画されています。
 「地域高規格道路」とは、連携・交流・連結のいずれかの機能を有し、高速道路と一般道路を補完し、60〜80km毎時の速度を提供するため、4車線以上の車線をとること、車道と歩道を完全に分離すること等を構造要件とする道路です。
 岡山2号バイパスをイメージして下さい。

 総延長は、36km。経過する瀬戸、熊山、佐伯、吉井、柵原,、英田、美作、勝央の8町それぞれに、ICができる計画で、岡山市ー美作町間で、30分の時間短縮が見込まれます。
 既に、南の瀬戸JCから、吉井ICまでは、「県道」として平成5年から事業着手。特に、長船ー佐伯間は、県道のバイパスになります。
 北の勝央ICから吉井ICも、こちらは「国道」として、平成9年から事業着手。
 南北ともに、毎度お馴染みの、「平成17年度」に、供用開始の予定です。

 問題は、吉井ー美作間の15kmです。昨年12月20日に、調査区間に指定されましたが、ここから環境アセスメント等で、まず3年。整備区間に指定され事業着手して、美作岡山線全線開通まで、10年以上。
 よって、美作岡山線全線開通(但し当面2車線)は、平成29年の予定です。

 いわゆる東備地区の発展のためにめて重要な美作岡山道路は、全て岡山県第3選挙区を通ります。特に、吉井ー美作間は「国道」が期待されており、現実問題が、政治力と言えてしまうのです。

 西バイパスでもそうですが、この自動車社会において、現実問題、他の公共工事と道路を一緒にはできない気がします。
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2001年1月10日(水)【自分で自分を・・・】
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                略
 
 今日は、カンボジアにおける地雷撤去をアンコールワットをまわるハーフマラソンを通して訴えていくNGO、ハートオブゴールド(有森さんが代表で、岡山県でNPO法人の認証を受けるはず)の学習会に、ほんとに傍観者としてお邪魔させて頂きました。

 環境や国際理解の学習に熱心な平福小学校の5・6年生の合同学習ということで、講師は有森裕子さんでした。子ども達の真剣な表情が実に印象的でした。1時間に満たない講演でしたが、強く印象に残りました。

 かなりのマスコミが入っていたので、内容についての報道は多いと思いますが、私は、有森さんの凛とした態度に惹かれました。さすがに、道を極めた人だなぁ、と同世代の己が、恥ずかしくなりました。
 「走ることしかできない」が、「走ること」でできる貢献がある、その言葉に強い誇りを感じました。新しい目標を見つけたとき、またキラキラと輝き出された、そんな感じです。彼女にしかできないことが、確かにあります。
 しかし、そこに気負いはなく、まさに自然体。ただただ凄いね、偉いね、真似できんね、欲の固まりのような私ゃ、ホントに恥ずかしいっす。

 ボランティアを「受ける」側にも「誇り」がある、そのプライドを傷つけてはいけない、どんな人間関係でもそうでしょ。相手を思うことが何より大切です・・・ああ〜、頭痛ぇ。
 信じて下さい。必ず役に立っていますから。でも、まず自分のすべきことをちゃんとやってね。それができていないのに、しても、本当には伝わりません。
 簡単な言葉が実に重いです。やっぱり。

 勇気づけられ、また大いに反省させられました。

 有森さんとカンボジアに走りに行く方おられます?
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2001年1月12日(金)【カッコーの巣の上で 県立岡山病院】
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 本日は、昨年より入会させて頂いている社団法人岡山青年会議所の2001年度特別会員・現役会員合同新年懇親会で、司会という大役を勤めさせて頂きました。生まれて初めての経験でした。ありがとうございました。
 こういった機会を(いわば特段のご配慮で)頂戴できたことに、心より感謝申し上げますとともに、はたして充分に役割を果たすことができたのか、反省したり不安に思うことしきりです。
 様々な会に所属している私ですが、JCに所属させて頂いていることは、かなり重要な意味を持っています。大変勉強になります。

 本日は、議員の公務として、決算特別委員会県内調査に地元議員という形で参加しました。日程のうち、岡山空港、生涯学習センターについては、何度も訪ねた場所であり、県立岡山病院についての調査の一部参加の形をとりました。

 個人的には、まるで監獄のようないわゆる「保護室」の風景が、今も頭に焼き付いて離れません。私立のいわゆる精神病院を訪ねたとき、県立岡山病院のような鉄格子の部屋が並んでいたというイメージは、なかったのですが、老朽化した建物とも相俟って、今時こんな・・・と、多少なりともショックでした。

 県立岡山病院は、精神保健及び精神障害者福祉の関する法律第19条の7の規程に基づき設置を義務づけられた病院として、昭和30年にその設置が県議会で議決され、爾来40年。精神分裂病を中心とする精神疾患に関する医療のほか、精神科救急診療や勤労者のための夜間外来などに取り組んでいます。

 近年バリアがとられつつありますが、従来なら、この種の施設では異例とも言える、鹿田本町といういわば都心部にあり、この度、建替整備基本計画に基づき、昨夏その基本計画に着手したのは、ご案内の通りです。
 平成16年度までに、約81億円(用地取得費含む)かけて、まさに現在のすぐ横に建替計画が進んでいます。

 24時間の精神科緊急医療や薬物・覚醒剤中毒者、複雑困難事例の治療など民間病院では対応しづらい医療へ積極的な役割を果たす(いわゆる精神鑑定も含む)ことが、期待されているわけですが、そもそもこういった自治体立の病院の今後のあり方自体、実は大きな問題かもしれません。

 その他、いわゆるハードを整備しても、ソフトが整わないと意味がないのですが、民間に比して、医師、看護士、PSWが不足しているようですし、とりわけ、児童・思春期対策については、現場と本庁側に見解の相違があるほど、課題も多いようです。

 障害についてキリスト教的な贖罪で語ることを私は、好みませんが、精神障害については、社会が生み出す側面も否めないと思います。薬で抑えられても、おそらく発生自体が、今後減ることはないと思います。否、我々とて、いつカッコーに弾き飛ばされるかわからないのです。
 決定的な相違なんてあるのかな、違い続ける確証があるのかな、とも思います。たまさか、お互いの場にいるけれども。

 ともあれ、人権に十分配慮しつつ、速やかに計画が実施されることが肝要だと思います。
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2001年1月13日(土)【教育委員会13年度当初予算】
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 2月議会は、13年度予算議会です。
 教育委員会も、一般行政評価制度による見直しを実施する一方で、明るく希望に満ちた「快適生活県おかやま」の実現に向けて、IT関連策やその他重要課題に対応する新規施策については、別枠で予算枠が設定されていることから、それらに対応すべく積極的な予算要求を行います。

 羅列になりますが、新規施策枠事業の主なものは、下記の通りです。なお、文教委員会による審議は来週ですから、公式発表も来週ですが、あれ?

 高校生はつらつトーク(50万円)、総合的な学習の時間支援事業(約2100万円)、時代に即応した学校経営研修(約10万円)、心の教育フォーラム事業(7.9万円)、家庭教育企業出前講座(140万円)、輝く青少年支援事業(270万円)、輝く高校生支援事業(約260万円)、岡山チャレンジ・ワーク14(約1680万円)、スクールカウンセラー配置事業(約4490万円)、教育相談室整備事業(1240万円)、県立中学校開校準備事務局設置(中高一貫校になる操山高校について 約470万円)。教職員メンタルヘルス対策(95.5万円)。


 IT施策枠事業として、岡山大学教育学部と連携した情報化に対応した教育推進事業や、高速インターネット接続、情報教室コンピューター整備を含む県立学校IT基盤整備事業に、1億9347万円。

 大規模事業として、総合教育研修機関建設費に、3億4954.8万円。県立図書館建設費に4億643.3万円。

 他に、明らかに地元議員の仕事の成果といえる県立西備養護学校に肢体不自由児を受け入れるための仮設校舎整備に、1430万円。

 また県立中学校整備費に、約3億円。競技スポーツ振興費に約5億7640万円。

 ちなみに、当初予算要求合計額は、約1765億円。うち、教職員給与費が、約1529億円。教職員退職手当費が、約100億円。要するにほとんどが、人件費です。

 実際予算要求されて、委員会や本会議で議員の側から予算を削られるケースというのは、まずないのではないかと推察します。
 国庫補助で、消化しないといけないものも多いですが、実際は数十万年、数百万円の新規予算の方が、議員活動の成果や職員の方の意気込みが現れていると思います。

 15日に各部の予算説明があり、実質的には2月議会(開会は2月28日!ですが)が、始まります。
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2001年1月14日(日)【議員のおしゃべり】
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 友紀の朝泣きを目覚ましに、京橋朝市、消防出初め、これからを含めて4つの新年会。合間に、家に帰るという厳しい寒さの日曜日です。

 それにしても、様々な会で、アリーナの来賓席の議員は、なんであんなに喋るのでしょう。内容は、何もここでなくてもという話も多く、しまいにゃ腹も立ってくるというものです。

 実際、重要な式典で衆人環視の舞台上で、先輩議員に話し掛けられて困ったことが、何度もあります。他の方の挨拶中に、来賓席で私語(公務?)を交わすというのは、客席からどう映っているのでしょうか。
 そのメンタリティーというのが、私には解かりかねますが、成人式を悪くは言えないところもあります。議員の傍若無人な態度というのは、確かにある気がしますが、皆様どうお感じでしょう。

 また、来賓紹介が終わるとたちまち退席。個人的には、会合が重なる場合に時間調整して、紹介の時間に合わせることもないわけではありませんが、結果として「紹介に、いつまで待たせるんなら」という雰囲気で退席というのはお互いに気持ち良くありません。

 結局は、スタッフや裏方の方の気持ちを忘れたときに、どこかで勘違いが始まるのでしょう。忙しいのは、皆同じ。
 厳に、注意しないといけないところと自戒します。
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2001年1月15日(月)【予算がついた!!!】
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 議員にとっての勲章は、質問が大きく報道されること、そして何よりも事業予算がつくことです。すなわち、それが県政を少しでも動かした証拠です。

 12月議会の質問の中の新生児聴覚検査事業費に、4266.5万円の予算がつきそうです。これは、国庫補助事業ですが、県が手を挙げてくれたのは事実です。私の質問が全てだったとは言いませんが、促したのだと信じたいところです。
 通常新規事業枠は、10億円。今回は、ITが別枠でその2.5倍になってはいますが、そのうち4000万円を越えるかなりの規模です。
 この検査が、障害を持って生まれた子ども達に役立てば幸いです。

 昨年のノンステップバスの補助もそうですが、予算がついて初めて仕事になるのです。議員として単純にうれしく思います。

 もっとも、前述のように、これはいわゆるC項に分類される国のメニューがある事業で、県が全額負担するわけではありません。真価は、県がまるまる責任を負うE項に分類される単県行政施策費に分類される予算を新規でとることにあります。

 明日の新聞には、当初予算要求額が載ると思いますので、そちらに詳細は委ねますが、いろんな思惑や汗が結集したのが、予算だと言えるでしょう。

 数字の羅列の裏に、かなりの人間ドラマがひそんでいます。
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2001年1月16日(火)【出張でございます!!】
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 本日これより同僚の県議や市議の先生などと世界の言論人が集まる国際会議に出席のために、上京致します。
 朝9時から夜9時まで8つのセッションがみっちり詰まった国際会議です。
 半年ぶりの東京ですが、ちょっとゆっくりはできそうにありません。

 帰岡は、明日夜です。


 義母にベビーシッター代わりに泊まって貰って、父さんは上京だーい!さらば、友紀!!父ちゃんは、自由だ!!キャッホー!!

 最近の友紀は、親子と確信できるほどに私と似てしまい、妻に「親子でご迷惑をお掛けしてすみません。」と謝っています。
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2001年1月17日(水)【マスコミについて】
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 昨日今日参加した国際会議は、結局は、マスコミのあり方についての会議でありましたが、その本質は「真実とは何か」だったと思います。どの事実をことさら取り上げるのか、その基準は、何か。

 倫理・道徳あるいは国や神(宗教)といった基準を見失ったとき、報道は偏向する。あるいは、商業主義、センセーショナルジャーナリズムに一部マスコミが走ったときに、間違いなく社会は、人間は、堕落する。と、思います。

 特に、民主的コントロールの及ぼしようがないマスコミの一部が、己の「良心」にのみに従って、傲慢にも、権力のチェック機関だ、市民の代弁者だ、人権の擁護者だ、と称して「煽動」する様は、良識ある市民を愚弄する蛮行、横暴であると私は思います。

 一部のマスコミには、くれぐれも「謙虚」であってほしいと切望します。繰り返しますが、民主的コントロールの及ばないところに代表権はない、それが民主主義です。


 ご案内のように参議院自民党が、2月国会に「青少年社会環境基本法」の提出を検討していますが、さっそく民法連の反発が強まっています。
 言論・表現の自由が有害情報の規制か。KSD問題と絡んで、これはもめそうです。

 憲法上の人権は、天賦の人権を特に行政権(権力)に対して強く認めるものです。
 いまや民主的コントロールの及ばない絶対的権力者としてのマスコミの、その一部が、御都合主義で、逆に、弱者の論理を振りかざすなら、むしろ、それ以前にきちんとマスコミに対する弱者の反論権を認めて欲しいところです。
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 相部屋の同僚議員が、朝5時過ぎから帰岡準備をゴソゴソ始めて、TVをつけたら、そういえば今日は1月17日。阪神大震災が起きた日でした。

 司法試験の勉強を東京で続けていた友人が、10年を境に神戸に帰ったのが震災の前年の11月。結果として彼は、勉強道具や大切な親族を無くしましたが、彼が気がかりで、AMDAの緊急救援の第一便に加わりました。

 帰りの飛行機は、不思議なぐらい雲がなく、富士山の上空から、ずーっと日本の大都市の夜景の上を通過していきました。神戸の上も。
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2001年1月18日(木)【自民党青年部・青年局】
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 本日は、昨年の「加藤の乱」で、延期になっていた自由民主党中国ブロック青年部・青年局合同会議が開催されました。

 中国地区から地方議員や青年党員が集い、次期参議院選挙の必勝対策(ひいては無党派層対策)、自民党のあり方などが議論されました。
 私は、ありがたいことに懇親会の司会をさせて頂きました。ちなみに、私は、は自民党岡山県連青年局常任委員の一人です。

 殆どベタ記事扱いですが、昨日、自民党青年局は、中央常任委員会で古賀幹事長に対して、活動方針、試案を提出しました。
 その内容は、若手登用の環境を整え、他党への人材流出を防ぐために、国政選挙の公認候補選定に「予備選挙制度」および「資格審査制度」を導入すること、あわせて全ての選挙で、「定年制(70歳)」を早期導入すること等です。個人的には異論もあります。
 本日は、試案を提出された下村青年局長(衆議院議員)を囲み、熱い議論が交わされました。

 個人的には、あくまで、そこにあるのは永田町を中心にした自民党の話で、地方議員にはピンとこない面もありました。
 とりわけ、それぞれが条件の違う、いわば「独立企業」の議員ですから、同じ自民党でも、都市部と郡部、一人区と複数区を一律には論じられないと思いますし、政治に対して腹の座っていない、イメージだけのアイドル議員すら生み出すような、大衆迎合(市民愚弄)戦略を自民党が、とるべきではな感じました。(「あそぼーりんぐ」などというボーリング大会を自民党がするな!)

 むしろ、無党派層対策を論じる前に、旧来自民党を支持していた方々に対して、すなわち中小企業者や第一次産業に従事する方々に対して、今一度誠心誠意政策を訴えろ、という意見に同調します。
 民意を聞くのと迎合するのは違います。愚直なまでに、骨太に真摯に政治に携わる、そういう精神を取り戻すこと。それが肝要です。


 本来は、佐藤真治あたりの若手議員が、党務として自民党の政策を正々堂々と街頭で訴えるのが、好ましいとは思うのですが、例えばいつも言うことですが、実際の地方議会で永田町の政争が、一般質問の内容に直接関わることの方が少ない気がします。少なくとも県政の争点と永田町の争点は別です。
 県議会議員としては、自民党を永田町を いったいどう語るべきでしょう。

 正直言って、今の中央政界に関して、自民党を是として擁護することは、地方議員として活動成果を上げることとは全く別の活動で、納得しかねるところもあり、敢えて言うならば、完全な党務、むしろ選挙対策かもしれません。
 中央と地方のその連関のなさも、政党としては、寂しくかつ問題なのかもしれません。特に郡部の議員は、自民党であるという理由で、全ての選挙における「選挙マシーン」を期待されています。やりきれないものもあるようです。

 有り体に言えば、地方議員は地方議員で、一般の方同様、実はしらけているのかもしれません。
 どれだけ、地方で自民党を頑張っても、森総理の一言で吹っ飛ばされる、それもまた事実でしょう。逆風も順風も、まるで他人任せの運任せ。

 政党は、中央も地方も、与党も野党も、迷っています。
 堂々と私は自民党です!!と胸を張りたいのですが。

 ともあれ、自民党の地方議員として、新しい試みはやっていきます。


※自民党青年局は、メールサービスを開始しました。
             youth@hq.jimin.or.jp
 に、お申し込み下さい。名前とお住まいの県とアドレス(できればですが電話番号も)を記入して、送って下さい。
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2001年1月19日(金)【当初新規予算要求あれこれ】
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 その309で、新生児聴覚検査事業費に、4266.5万円の予算がつきそうなことは、お知らせしましたが、私の質問が関係したかのような予算も他にないわけではないので、お報せします。
 ただ、後楽園などは当然であり、私も毎回の一般質問で取り上げたので、少しは影響があるかもな、という程度の趣旨で、わしが皆やった、というわけではありません。
 むしろ、謙虚に、質問もしたので、この予算には関心がありますよ、というぐらいかもしれません。

 ボランティア・NPO活動促進事業(情報提供、活動普及及び啓発、支援センター設置検討)に、1893.1万円。
 岡山青少年総合相談センター設置事業に、8315.6万円。
 ユニバーサル空間支援事業(ユニバーサル国体としてユニバーサルデザインの導入)に、1000万円。
 全国障害者スポーツ大会開催準備費に、2019万円。
 鳥獣害防止対策に、3200万円。
 新世紀おかやま後楽園魅力づくり事業に、1億円。
 岡山県公共事業事前評価システム策定事業に、300万円。
 授産活動活性化特別対策事業費として、750万円。


 その他、私が直接影響したわけではないですが、気になる予算として、

 多彩な文化活動促進事業(国民文化祭誘致に向け)に、1000万円。
 市民団体RACDAの活動の成果として、路面電車バリアフリー化整備事業に、3375万円。
 青年会議所(JC)の発案・協力で、中学生に職場体験活動等を行う「岡山チャレンジ・ワーク14」に、1682.8万円(新規)。
 ドクターヘリ導入促進事業に、1億7427.8万円(新規)。


 ちょっとおもしろげな予算として、

 岡山空港3000m滑走路記念フライト事業(ロサンゼルス、ウィーンにチャーター便)に、1144.3万円。
 児島湖ふれあい野鳥親水公園整備事業に、450万円。
 山口きらら博出店事業に、2171.7万円。
 ISO014001に認証取得を地方振興局に拡大する環境マネジメント推進費に、315.2万円。


 それにしても、千円単位で、端数を出すところが、それっぽいですね。
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2001年1月20日(土)【中心市街地で】
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 今日で中心市街地の5学区のうち、4つの新年会が終わりました。5学区全部の新年会に出席する議員は私一人であり、小学校の統廃合問題で揺れる岡山市の中心市街地を代表するまさに唯一の議員と言えると思います。

 正直言って、堂々と行き難いと思われた学区もあります。しかし、私は議員です。行かねばならない、行って話をしないといけない、のです。

 今の私は、挨拶では、ともかく強く言葉を発することに終始しています。
 小学校の統廃合に伴う教員の加配の問題および安全な通学路の確保の問題について。中心市街地の落書き、暴走族対策といった治安の問題について。事業評価委員会で白紙撤回にされた後楽園周辺整備の問題について。小学校統廃合後の地域コミュニティのあり方について等々。
 現実問題できるかどうかわからないものもありますが、自分の意見をはっきり示す努力をしています。時々暴走します。
 しかし、抽象的なことを言わない、批評はしない、佐藤真治自身が何をしてきて、何がしたいのか、なるべく明確に、具体的に話しているつもりです。

 そして、こういった教育、治安、まちづくりの全てが、地域の方々の主導的なものでないといけないことを中心市街地に住む者の誇りと責任の観点から話しをさせて頂いています。

 こと中心市街地については、一期だとか、若いとかいうのは理由にならないし、それを言い訳の材料にしたくありません。私がやらねばならない、それだけなのです。他にいないのですから。

 そうは言っても、統廃合に絡む問題は、複雑かつ難しいものがあります。
 そこに決して不安を見せずに言い切ること、実は、そうすべきというより、そうせざるを得ないところに、私は追い込まれています。

 「去年の挨拶と全然違うのぉ」、それは私にとって最大の誉め言葉です。
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2001年1月21日(日)【倉敷市議選挙始まる】
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 本日、平成14年には、中核市に移行する倉敷市の市議選挙が告示されました。議員定数が5名削減された上に、新人もおそらく15名が立候補と、たいへんに厳しい選挙戦になりそうです。

 お隣とはいえ、さすがに選挙区外。他選挙区選出の若手県議である私への出陣式出席の要請を頂いたのは一候補のみで、迷う理由もなく出席させて頂き、挨拶をさせて頂きました。
 他に候補者を直接知っているのも2陣営だけで、陣中見舞いには伺おうとは思っておりますが、具体的に演説会の応援弁士などの依頼もなさそうです。
 直接の要請や大義名分がないと動きようもありません。
 もっとも、枯れ木も山の賑わいならまだ良いですが、おそらく佐藤が行っても、どうなるとも思えないのですが・・・。

 たいへんなのは、倉敷選出の県議で、昨年の市長選、衆議院選挙、知事選挙、この市議選挙、夏の参議院選挙と1年に5回の選挙をこなし、さらに他地域の地方選挙の応援にも入りますから、結局年がら年中選挙です。
 他県議の動きを見つつの活動、ストレスは相当のものと思います。

 そのせいか、日頃は紳士の先輩県議が、岡山市内の選挙には見られない身振り手振りのベタベタの熱弁をされ、なんだか不思議。気迫の勝負です。
 そこらへんがたいへんに勉強になります。


 ちなみに、私が応援に入った候補は、3期目に挑戦する37歳。岡山県の若手市町村議員グループ「議員ネット30」の初代会長で、私が「フリーマーケットinOKUDA」を候補が「くらしき白壁フリーマーケット」を運営している関係での数年前からのお付き合いです。
 保守ですが、福祉を前面に打ち出し、人柄、行動力、政治姿勢全てを尊敬致しております。
 実は他に多くの議員を知りませんが、倉敷市にとって極めて重要な人材であるのは、間違いありません。

 選挙戦は1週間。対岸の火事ではなく、倉敷市の未来をはかる大切な選挙。山陽新聞の岡山市民版の横に、となりまち倉敷のことも載る時代です。岡山市民の方も、倉敷に是非ご注目下さい。
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2001年1月22日(月)【県立操山(?)中学校について】
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 下記は、ある方からご紹介頂いた言葉です。たいへんに気に入ってしまいましたので、ご紹介します。ええなぁ・・・・・。無断転載すみません。

≪ 「だれが聞いても正しい話を、自信たっぷりに話すヤツより、自分
 だけのホントを探そうとして傷ついているアイツが好きだなぁ」・・
 ・・20年前、私が18歳の時の新宿ワシントン靴店のCMコピー

 「力があるから重い荷物を持てるのではない。重い荷物を持つから力が
 つくのである。」・・・・今年私が教え子たちに示したメッセー ≫

 先日の自民党NPOセミナーについて、自民党青年部・青年局の主催で行こう、という話で進めることにしました。次の問題は、自民党内の調整です。あるいは、これが一番の難関かも?

 中心市街地の小学校再編に伴う教員加配について、やはりどうも県・市教委の連絡が今イチのようです。ここは、地元県議として意地でも緩められないところです。


 さて、さ来春(14年4月)開校予定の操山高校に「併設」される県立中学校について、ご質問を頂きました。

 そもそも、旧文部省は全国に500校の中高一貫校を建設する方向ですが、先の教育改革国民会議は、2校に1校は中高一貫校にせよ、という意見を出しています。もちろん6ヶ年という、ゆとりの教育を目指す趣旨です。
 中高一貫校は、今春香川県で開校されますが、全国で約40校。意図は異なりますが、岡山県は他に、蒜山中高一貫校があり、今後必ずしも珍しくない形態になるでしょう。

 市立後楽館中高は、不登校の生徒を意識して受け入れていますが、県立中学についても、学校教育法施行規則の中に、公立中学校に学力試験が課せられないため、やはり、面接、適性検査による選抜になるようです。

 もとより、この中高一貫校については、衆議院、参議院ともに、受験戦争の低年齢化を招かないようにという付帯決議がつけられておりますが、「適性」という言葉には、難しいものも感じます。

 学区については、お隣香川県は、全県としているようですが、指導の段階で、例えば、中学生の下宿、というのは、教師から勧められないと思われます。
 また、規模については、当面3クラス程度で、そのまま高校に進学する方向のようです(他を一般入試)。

 いずれにしても、募集は、本年の9月以降。大枠は、6月頃に決まるようで、今まさに検討中のようです。

 ちなみに、操山高校専攻科の廃止後の施設、特別教室を共用しても、技術家庭課教室など不足するため、校舎増築に3億188.4万円(C項・国庫補助事業)、開校準備に、単県で771.5万円の当初予算要求が、なされています。
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2001年1月23日(火)【祈必勝 秘書から議員へ】
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 選挙事務所でよく見かける「祈必勝」ですが、実は、岡山県議会議員 佐藤真治のものもあります。ただ、岡山市内での需要が殆どないため、幻の「必勝為書き」と言われています。
 ほとんど役に立たないと思われますが、おまじないの一種として、頼まれもせずに届けることもあります。御利益は、んーよくわかりません。
 何か「勝負事」に、私の「必勝為書き」が必要な方は、お申しつけください。え?んなもん、いるか?そうでしょうねぇ。


 本日は、倉敷市議選挙の陣中見舞いにまわりました。とりわけ気になるのは、早稲田大学の後輩であり、かつ秘書仲間でもあった32歳の候補です。

 2世議員のようで、2世議員でない、ベンベン。経営者のようで経営者でない、ベンベン。市民運動のようで、市民運動でない、ベンベン。町内会長のようで、町内会長でない、ベンベン。それは、何かと尋ねたら、はー、秘書上がり、秘書上がり。っとくらー。
 保守系議員に至る系譜として以前は、特に都市部では、議員秘書上がりというのがあったのですが、おそらく私は、岡山市では、十数年以上ぶりの秘書上がりといえるでしょう。
 とりわけ、小選挙区下で、自らの秘書を選挙協力して頂く地方議員の対立候補にぶつけるというのは物凄いことで、それは代議士の人物の大きさとしか言いようがないのです。感謝してもしきれません。
 多分、私が逢沢代議士の立場なら、私の出馬を許可したり、協力することはできないでしょう。それだけ、凄い方なのだと改めてしみじみ思います。
 逆に、私の責任もまた、どんどん重大になっていきます。
 今後このパターンで、秘書が出られるものなのかどうか・・・・。


 かように、例えば将来議員を志して秘書にして貰えても(秘書になる動機・経緯は様々ですが)、そこから先は、本人の資質や努力もさることながら、「親分」の度量で人生どうにでもなってしまいます。引き上げて下さる方に恵まれるかどうか。私は、その面で極めて幸運でした。
 まさに、徒弟制、縁(えにし)、義理、人情、順送りの発想が全てのような、良い意味で、保守系政治は「古い」社会かもしれません。
 加えて、自分ではどうしようもないもの。「運」が、人生を左右します。

 自民党の派閥や政治のメンタリティーの基本は、外部の方には、ちょっとわかりにくい、民主党がドロドロだと平気でけなすような、こういった人間関係にあるのです。
 保守の本質は、「赦し(ゆるし)」かもしれません。そこに、妬みや恨みつらみ、徹底的な攻撃はない、のです。どんなに戦っても、どこかで、引く。赦す。


 政治改革、党改革をいくら叫んでも、変えるべきではない「情」の部分がある。だから、政治なのであって、算数の計算のようにスパッとは割り切れないのです。
 そこらへんを例えばマスコミが全て否定したら、あるいは否定したから、おかしくなった、「情」がない、「赦しがない」もっと言えば「愛がない」そんな社会になった気がします。そもそも、人生は、不可解なり。人間だもの。
 人間世界のことだもの。人間世界のことなのに。だから政治があるのです。

 もっとも、特殊な人間関係は、行き過ぎれば、時にそれは「癒着」や腐敗の原因にもなります。結局、汚職は、堅い人間関係が、一番ひどい形で出てしまったものと言えなくもありません。
 しかし、どこの世界にも強固な人間関係は、あります。その組み合わせです。
 KSD問題で、偶さか象徴的に血祭りに挙げられた方がいても、野党を含めて、それをスケープゴートに別の問題を逃げ切る人もいるでしょう。
 どうせ、氷山の一角ではないか、皆さんそう思われているのでは?
 全部繋がっているのかもしれません。

 今の私には、こういった危うさは、まだありませんが、いずれ苦しむのだろうなと思います。要するに、一線の画し方に尽きるのかもしれません。
 どんどん悩もうと思います。どう画するのか、新しい時代の新しい画し方を模索しないといけません。

 大きく脱線しました。


 秘書上がりについてです。

 そうは言っても、秘書ならば、理に合わぬことも、本意でないことも多々あったでしょう。秘書残酷物語や勘違い(虎の威を借るきつね)を少しは体験したでしょう。選挙、生の政治、人間社会を見てきて、しかし理想があって、自ら立とうとする。皆まで言うな。わかる。だから、エールを送りたいのです。

 例えば、真冬の深夜の運転手で、車の中で代議士が出てこられるのを待ちながら、いろいろ考えている。そんな時に、寒かろうと家の中から、缶コーヒーを持ってきて下さる方がいる。なにげない優しさ。そんな情に救われたから、恩返ししたい。
 人間バンザイ!!人間なんてララーラ、ラララ、ラーラ。それでも、人間が好き。人間社会が好き。
 秘書上がりは、要するに、そんな連中です。だから、チャンスが貰えるのかな。私利私欲が先に立てば、実は、その前につぶされるでしょう。

 ちなみに、岡山市第一選挙区の自民党県議5人のうち4人が、いわゆる秘書上がりです。そうは言っても、根本では、どこか通じるものがあるのです。


 この春、運転手でお互いしょっちゅう顔を合わせていた同世代の元議員秘書がもう1人、自らの地元に戻り、地方選挙に立候補する予定です。本当にうれしいです。
 2人とも、頑張れ!頑張れ!頑張れ!

 チャンスを頂けた者として、全ての議員秘書に恥じないよう、私も頑張ります。
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2001年1月24日(水)【チボリ公園問題】
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 昨日の陣中見舞い回りで、現職市議の選挙事務所のそばにある倉敷チボリ公園の前を通り、うすら寒くなりました。
 昨夏訪ねた本場のコペンハーゲンのチボリ公園は、ただいま閉園中ですが、倉敷も「閉園中」です。

 県が20億円(倉敷市15億円)出資している資本金161億円のチボリ・ジャパン社の昨期損失は、約11億5,000万円,売上高前年比マイナス24%,累積損失26億円です。
 チボリ・ジャパン社に対しては,倉敷市が85億円の融資,県も17年間に渡って、35億円の無利子融資をしています。
 その他に,県は文化的催事(カルケバン劇場やチボリ・ウィンドアンサンブル等)や植栽補助の名目で、開園から来年度までの5年間に46億円の支出(年平均9億2,000万円の補助)の約束があります。

 公園の基盤や文化教養施設は、県によるもの(遠い将来に地代の問題発生)で、(飲食・物販施設、アミューズメント施設は、チボリ・ジャパン社のもの)大規模補修は県がしなくてはいけません。

 さらに、加えて,クラボウに対して地代の80%にあたる年6億円以上の地代の支払い(チ社より1.25億の収入)、を県が負担しています。

 昨年は、淡路島におけるジャパンフローラの開催また、夏の猛暑で、平成11年度の238万人を割り込むのは確実(採算ラインは、300万人と言われていました。)でしょう。
 今春の大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンの開園を控え,関西圏からの来客が大変多いチボリ公園は,大打撃を受けることが懸念されます。

 チボリ・ジャパン社は,かように融資金の返済や補助金の満了の大問題を抱えていおり、死なばもろともの岡山県も倉敷市も、財政負担に耐えかねる状況になるのは必至です。

 昨年の知事選挙でも、今回の倉敷市議会議員選挙でも、敢えて争点にしていなかったようですが、さ来年度予算に、今後どうチボリ公園支援を打ち出していくのかは、岡山県政、倉敷市政の最重要課題のひとつです。
 おそらく、本格的な議論は、今年の中盤以降でしょうが。

 岡山市にあったら状況が違っていたぞ、という声もありますが、あくまで結果論として、岡山市にとっては、チボリ公園誘致というバクチに負けて良かったのかもしれません。操車場跡地は、すったもんだですが、一部の投資家の方を除き、我々庶民には、壊滅的な打撃というより、まだ先の楽しみもあります。

 今のところ当時の施政の見通しの甘さ、大失政の方向に向かっているのは、否めません。もちろん、誰もがあの繁栄が続くと信じていた、だからバブルなのです、だから責められない、のですが。
 結果論ですが、大赤字のチボリ公園がある。これが事実です。後生には、迷惑な代物です。事実は事実です。


 誠に申し訳ない、とも思いませんが、無料の自然公園ならまだしも、我が子には、行政がアミューズメントパークを経営するようなチボリ公園という赤字の爆弾を残して下さらなくて結構です、冷静に考えるとそうお感じの方も多いと思います。
 民間に払い下げられるなら、払い下げて欲しい。それもひとつの意見でしょう。民間が、なんぼやられるのも自由です。それに対して、幾ばくかの補助というのは、あることでしょう。やるなら、もっとうまくやってくれい。


 「おもちゃ王国」の成功例もあります。民間は、生き死にかけてやられています。行政が片手間でやっているとは言いません。十分ご努力されているのでしょうが、ひとつの事業でない、それが経営の全てなんだ、そんな人間こそが、経営にあたるべきです。まさに、背水の陣。

 民間ならとっくの昔に倒産。
 逃げずに、とことん議論すべきです。どこまで、行政が関わるのか、誰が責任を負うのか。第三セクターのお手盛りで、経営陣が、ずっとこんな天下りや、出向の経営形態で行くのか。
 もはや許された時代は過ぎました。

 困るのは、結局、今の子供達なのですから。我々の世代が、決して緩めてはいけません。
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2001年1月25日(木)【常任委員会より】
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  岡山空港の駐車場が、再整備されます。243台分駐車場が増えますが、送迎と駐車場利用の入り口が、2月1日より分かれます。

 平成12年平均の岡山県都市部平均消費者物価指数の総合指数は、対平成7年比較で、101.6となり、前年比マイナス0.3%。昭和47年調査開始以来初のダウンです。


 本日の常任委員会(文教委員会)では、15日の当初予算説明に対しての質疑が行われました。残念ながら、特記事項がありません。
 
                略

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2001年1月26日(金)【広域交通・物流対策特別委員会より】
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 昨日有森裕子さんが、再帰岡されましたが、対人地雷と言えば、明日(土)午後6時から、市立文化ホールで、オタワ(対人地雷全面禁止条約)発効1周年記念作品・劇団トマト座「グランド・マイン(突然、愛の地雷原)」が、上演されます。
 劇団トマト座の主宰は、岡山出身のだんいっせい(水内武)さん。地雷をめぐり、現代の若者像をコミカルタッチに描く青春ドラマの本作品は、いわば凱旋公演です。


 本日より、地味ながら、後楽園横の岡山県立博物館で、平成12年度特別展「あおによし〜奈良国立文化財研究所収蔵平城京跡出土品展」が、開会しました。お堅い内容ですが、是非お訪ね下さい。
 私は、議長の代理の文教委員長のこれまた代理で、祝辞を述べ、生まれて初めてテープカットをしました。ちょっとうれしかった、実は、それだけなんすけど。
 土木委員長は、テープカットが、多いようですが、私は、鏡割りや鍬入れなど、生涯慣れない気がします。
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 さて、本日の特別委員会は、岡山県北流通センター(その89に詳しい)について、製材業を核とした産業振興方策の重要性、企業誘致の努力についての報告がありましたが、地域高規格道路他は、その286、その303、岡山空港の駐車場整備については、その319と、「こころ」を読まれていれば、執行部からの目新しい報告は、ありませんでした。

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 問題になったのは、やはり、昨年の事業評価委員会の17事業の方針に関する意見書について。
 特に、岡南飛行場整備について、航空ふれあい施設、航空教育施設、多目的ホールは、整備の緊急性が認められないことから、これらの整備は白紙撤回。当面は、運動場・緑地の利用に供するべき、との委員会意見が出たわけです。
 ところが、白紙撤回するはずなのに、なぜか執行部には、変更計画の素案が既に存在している。その不思議が問題になりました。
 加えて、そもそも論で、知事の白紙撤回の方針をいきなりマスコミ発表する手法についてどうかという意見も、やはり出ました。


 これについての、我が党の大幹部の意見は以下の通りです。正直言って、凄いと思いました。まさに場を読んだ卓越した政治感覚。荒立てずに、瞬間的に、その場をまとめる、これが政治センスなのだと思いました。
 おそらく、野党を含めて、なるほどなぁ、と誰もが納得する方向を示された。この場で、それが言える、また、その立場にあること、一議員ではなく、それが「政治家」の力と勉強させて頂きました。そこには、確かに尊敬の念があります。そこに、「政治家」を見ます。(絶対におっつかない・・・。)

 いずれにせよ、これは、県政全体の方向の話なのです。それが、示されました。「あの先生が、こう言って下さって助かった」と喜ぶ議員もいる、まさにそんな発言でした。
 実に穏やかな口調でしたが、文面にするとやはりかなり厳しい内容です。


 「白紙撤回とされても、虫の息でも息をしているものがある。明らかな白紙撤回ではなく、既に用地買収したもの、負担金額が少ない、という特殊事情のものがある。そこらへんを丁寧に説明しなさい。」

 「自民党としては、この件(マスコミ発表)は気にしていない。3時に(事業評価委員会の)答申があって、5時に(知事方針の)発表があっても、手法としては理解する。ただ、それは経緯(いきさつ)がわかっただけである。議会に相談はなかった、議会が認めたわけではない。2月議会で、議論としてはある。議会の大多数が、継続すべきだ(白紙撤回の白紙撤回)、というのはあるだろう。」

 私自身のみならず、いわば全議員が漠然と感じていたことの自民党大幹部の公的な意思表明です。

 あるいはちょっと虎の尾を踏んだかもしれません。
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2001年1月27日(土)【岡山県セールス必携テキスト】
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 岡山県が、全国に誇る魅力や優れた点を県内外にPRし、岡山のイメージアップを図ることを目的に、県職員尾の方用に、平成11年に作成された岡山県セールス必携テキスト「大好き『晴れの国岡山』」のポケット版が、2月1日より、県庁や地方振興局で配布されます。
 今日届いたものを手にとってみると、地味ですが、これは、かなりのヒットです。

 手帳サイズ(7.5cm×13.5cm)の28ページもので、あまりにも字は小さいですが、ともかく持ち運びに極めて便利です!!ポケットに忍ばせておけば、おそらく県外の方に対して、岡山県のデータ、施策、見所などの大概は、お答えできる「優れもの」です。特に、営業マンは、必携かも?
 これで、岡山県を誰でもセールスできます!!
 岡山県ってどんなところ?と聞かれて、もう赤っ恥をかくことは、ありません。きっと岡山を熱く語ることができるはずです。

 ご入用の方、ご一報下さい。これは、全県民が持つべきです!!

 知事室広報公聴課の回し者の佐藤真治でした。
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 4回目になるTV出演(?)が、決まりました。毎度お馴染みの県政討論会。今回は、下記の通りです。

 県政討論会 「輝け!21世紀の青少年」 TSCテレビ

     放送日  2月22日(木)午前 8:40〜 9:10
     再放送日 3月 8日(木)午前11:00〜11:30

   出演は、自民党から桑山、末藤、佐藤。無所属から山本の各議員です。

  2年で、4回(10回中)の出演ですから、1期では、極めてよく起用
  して頂いております。
  ひとつには、毎回質問しているのもあると思いますが、じっくり考えま
  すと、僕ってビジュアルが、TV向き〜!?なのかもしれません。やっ
  ぱりなぁ。
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2001年1月28日(日)【緊急速報】
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 昨日のその321の必携テキストは、もちろん無料配布です。ご希望の皆様、いま少しお時間を下さいませ。


 岡山市首部の財団法人岡山県技術センター(昭和48年8月設)で、重油漏れが判明しました。推定6000リットル程度、燃料タンクの燃料が減少している模様です。区域外への漏出(近くには笹が瀬川が流れています。)は、認められていませんが、今朝外壁下部の土壌に油が、含まれているのが発見されました。
 周辺環境への影響未然防止のため、岡山市消防局他が、動かれています。
 取り急ぎ、本日28日(日)午前11時40分現在の情報です。

【犠牲バント】

 「BaseBall」と「野球」の違いは、何か?様々に言われますが、個人的には、犠牲バントに象徴される精神論的なものだと思います。

 早朝から、○○小学校のスポーツ少年団招待試合(ソフト・バレー)にお邪魔して、市の大会3連覇を果たしたスポ少の監督からこの犠牲バントの精神について伺いました。
 犠牲バント、還元すれば自己犠牲です。考えてみれば、一昨日の山手線(新大久保駅)の死亡事故は、ケースが異なりますが、咄嗟に出るもの、瞬間的な判断基準として、非常に尊いもの、この自己犠牲の精神を日本人は、失ってしまったのではないか、そんな気がします。

 公に殉ずるというのは、語弊があるかもしれませんし、強調すべきでもありませんが、個性重視を叫ぶ前に、自己犠牲の精神こそが、日本人の美徳としてあったのだということを再教育する必要があるのではないかと思いました。
 大人も、何より政治に携わるものも、日本人の美しさを取り戻す必要があるのではないでしょうか。

 野球(ソフト)という団体競技は、お互いにカバーしあう優しさや、適材適所、そして誰もがヒーローになるチャンスが、与えられる。それが、日本人のメンタリティーに、極めて合致してしていると思います。
 また、スポ少の活動は、学年の枠、地域の枠を超えて、交流が持て、何より人間として基本的な部分を地域の指導者やPTAが、教育して下さる、本当に有意義なものだと思います。

 とりわけ、平成17年晴れの国おかやま国体を控えて、選手力の強化が、叫ばれていますが、少年の心身ともに健全な育成のためにも、こういったスポ少の活動の底上げというのは、極めて重要だと改めて思いました。
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2001年1月29日(月)【小野晋也先生】
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 遠くでお見かけしても直接の面識はないのです。それでも、圧倒的な存在感で、迫ってきます。あるいは、理念的には、知らぬまに一番影響を受けている、そんな政治家。
 もしも、吉田松陰が、21世紀に生まれ変わったら、きっとこんな活動をしていたのではないか。そんな政治家が、小野晋也衆議院議員(松下政経塾1期生・自民党3期・愛媛県)です。

 これだけ、人生の悲しみや死や孤独の陰を背負い、「気」を発し、どこまでも己に厳しく、一切の妥協を排除し、「己に純化する」、しかし、他人には極めて寛容で、どこまでも優しい、それができる「思想家・行動家」を私は、他に知りません。極めて生意気な言い方ですが、この方は「本物」です。
 その思いを綴られた文章には、しょっちゅう泣かされてきました。

 政治理念を高く掲げよ、信念を貫きとおせ、簡単に言われるけれども、政治は妥協の産物ですよ、理想はわかるけど現実はねぇ、なぞと、うそぶく時、「待て小野先生がいるぞ」「小野先生ならどうなんだ?」と思ってしまう。
 だから、私には、とても「恐い」人です。だから、今まで、結局よう近づいていません。
 「なりきれる」「やりきれる」「すてきれる」・・・・どれも、できてねぇ。中途半端やのー。

 政治家と言うより、透徹したひとりの人間の生き様に、年齢、立場に関係なく誰もが、おそらく師と仰ぐ(先生はそれを望まれないでしょう。むしろ実践せよ、でしょうが。)ことが、できるでしょう。


 さて、2月17日(土)午後1時より、岡山シンフォニービル大ホールで、小野先生が提唱される「人間の森文明」の講演会・全国大会が、行われます。会費千円で、2001人埋めるという、大計画です。これは、政治活動ではありません。人生活動です。
 佐藤真治としては、議員というより、日本を愁う一人の若者として、真摯に生きたいと思う一人の人間として、是非皆様にご出席頂きますよう、心よりお願い申し上げる次第です。

 それよりも何よりも、2月4日(日) 本町ペルケオ(234−8007)で、小野晋也先生を囲んでの懇親会があります。(午後7時から打ち合わせ。8時から懇親会・3500円)酒飲み会ではなく、おそらく、人生を熱く語る会になるでしょう。
 この懇親会は、小野先生も、エンドレス。私も、バッヂを外して、青年の一人として、とことん行きます。特に、若い世代の方、日本を人生をとことん本気で語りあいましょう。
 人生を熱く生き抜きたい方なら、どなたでも是非ご参加下さい。

 参加ご希望の方、ご一報下さいませ。
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2001年1月30日(火)【インド西部大地震救援依頼】
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 RNN(人道援助宗教NGOネットワーク・事務局長 黒住宗道)では、AMDAからの緊急依頼を受けて毛布(ブランケット)回収・搬入の活動を行っています。
 時間的猶予が全くなく、「一人でも多くの方のご協力と、1枚でも多くの毛布を」との願いから、私からも、皆様に緊急のご協力をお願い申し上げる次第です。

 インド西部大地震救援のため、来る2月1日にAMDAがチャーター機を派遣することになりました。積載物資は「毛布(ブランケット)」のみです。
 回収の締め切りは1月31日夕刻までと時間の猶予が全くなく、大変ご迷惑をお掛けしますが、非常事態ゆえご容赦をいただき、ぜひとも積極的なご支援・ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

チャーター機出発日・場所:2月1日(木)岡山空港
物資(毛布)回収日・場所:1月30日(火)終日
                 1月31日(水)夕方まで
                 岡山空港格納庫(岡山市日応寺)
                  ※空港第3駐車場奥

物資搬入方法 :集めていただいた毛布(ブランケット類)は、恐縮ですが
        各自回収場所に搬入いただき、その際に受付で「RNN」
        への協力と名乗って下さい。
        (30日中であれば宅急便で時間指定発送も可能)

その他     :特に31日は物資の整理・搭載のための人的協力も必要
         かと考えられます。ご都合のつく方はボランティアをお
         願いします。

佐藤真治も、明日、正午前からは、肉体労働(?)に行くつもりです。空港で、会いましょう!!
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2001年1月31日(水) 【続・インド西部大地震救援依頼】
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昨日は、毛布でしたが、今度はタオルです!!
皆様、タオルならございますでしょう!! 
 私、これから空港に行きますよ。
 
 

武市さん!!時間がないので、もう転送しちゃいますね!!
 
-----Original Message-----
差出人 : 岡山県青年館 日時 : 2001年1月31日 10:33
件名 : 緊急☆

 関係者各位
 
岡山県青年館・岡山市青年協議会ではインド西部地震援助のため、「タオル」を集めています。 
本日、1月31日(水)13時までに青年館までタオルを持ってきて下さい。
1枚・2枚でも構いません。アムダを通じてインドへ送ります。 
急ですが、多くのボランティアからのタオルをお待ちしています。宜しくお願いします。

    岡山県青年館・岡山市青年協議会 武市
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【インド西部地震救援にご協力頂き本当にありがとうございました】
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 インド西部地震救援の呼び掛けに対して、多くの方のご協力を頂き本当にありがとうございました。
 多くの方から、タオル、毛布はもちろんのこと、とりわけ、岡山青年会議所の会員の方には、テントをご供出頂き、まさに「人生意気に通ず」という心意気に感動致しました。
 また、岡山市、岡山県執行部有志からも大量の物資提供がありました。
 とりあえずインドの方に代わりまして、皆様に心より感謝御礼申し上げます。


 忘れもしない97年5月。イラン大地震に際して、AMDAのコーディネーターとしてイラン出張(1週間ですが)し、どちらかというとかなり酷い目に遭いましたが、ともかく、今回も、現地現場主義(いきあたりばったり?というより、行ってみなけりゃ、やってみなけりゃわかんない)のAMDAの本領が、いかんなく発揮されていたように思います。


 緊急救援活動は、いわばNGOの華。そのメンタリティーにおいて、「江戸の町火消し」に相通ずるものがあるように思います。いわば目立つNGOでしょう。
 もっとも、後方支援のボランティア自体は、いたって地味です。また、AMDAの活動は、極めて地味な活動が大半です。
 それでも、お馴染みのボランティアの方と話していて、いろんなことが、ずいぶん変わったなぁ、としみじみと思いました。
 一言で言えば、AMDAは、本当に大きくなったのでしょう。


 一方、梱包していて、相変わらず、救援物資というより粗大ゴミに近いようなボロボロに裂けたふとんが、混じっていたりで、なにか情けない気分にさせられるようなこともありました。
 それでも、もちろん役には立つんでしょうし、提供された方の本当の思いはわかりませんけれど。


 いずれにせよ、明日、岡山から救援物資を満載したチャーター便がインドに飛びます。いろんな地域の記念タオルや満中陰志のタオルも、あの陰惨な被災地に向かいます。後は、任せるだけ・・・。
 良いことをするというより、何もできないことへの、せめてもの言い訳かもしれません。まだ、何も解決していませんから・・・・・。
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