平成20年12月定例会 委員長報告◇総務
自由民主党 佐藤真治

(佐藤)
 総務委員会に付託されました議案16件及び請願陳情9件に対する審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。
 まず,予算案の議第69号平成20年度岡山県一般会計補正予算(第3号)は,当初予算編成後の情勢の変化に伴い早急な対応を必要とするものについて,総額8億9,300余万円を減額補正するものであり,歳入予算は地方交付税8億8,800余万円などを増額する一方,国庫支出金8億4,700余万円,県債5億9,300余万円などを減額する所要の補正措置を行うものであります。
 このうち,本委員会関係分は,歳入予算全般と歳出予算のうち,県徴収金に対し発生する過年度過誤納還付並びに還付加算金7億5,000万円,県民局・支局の再編に際して必要となるLAN改修などの各種工事等に要する経費3,800余万円,倉敷チボリ公園の県有施設を解体・撤去するための工事に係る設計委託費1,200余万円など,総額8億9,000余万円を増額補正するほか,県庁守衛業務を委託するための債務負担行為補正,地方債補正に関してであります。
 事件案件は,平成17年12月16日議第137号をもって議決された改訂第3次岡山県行財政改革大綱の廃止についてのもの,また,危機的な県財政の状況にかんがみ,将来にわたり持続可能な財政構造を確立するため,さらなる歳出削減など歳出構造の抜本的な改革や,組織・職員数のスリム化など県行政システムの再構築等に取り組むための岡山県行財政構造改革大綱2008の策定についてのものなど,3件であります。
 条例案は,知事等及び職員の給与の特例措置の期間延長,減額率の引き上げ等,所要の改正を行う知事等及び職員の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例など,7件であります。
 このほか,議第95号平成20年度岡山県一般会計補正予算(第4号)は,職員の給与改定に要する経費として,総額1億4,800余万円を追加補正するものであり,歳入予算は,地方交付税1億2,500余万円,国庫支出金2,200余万円を計上しております。
 このうち,本委員会関係分は,歳入予算全般と,歳出予算のうち600余万円を追加補正するものであります。
 また,岡山県営電気事業会計など2企業会計においても,それぞれ所要の職員給与改定経費を増額補正するものであります。
 条例案は,人事委員会の勧告等にかんがみ,給与改定等を行うための岡山県職員給与条例等の一部を改正する条例など,2件であります。
 本委員会は,去る16日に開催し,関係当局者の出席を求め,質疑応答を重ね,あるいは委員相互間で議論を交わすとともに,議第80号など条例案3件については関係する5委員会の意見を聴取するなど,慎重に審査を行いました結果,これら議案16件は,いずれも適切妥当あるいは必要やむを得ない措置と認め,全会一致または多数をもって原案を可決すべきものと決しました。
 また,請願陳情9件及び委員会発議案1件につきましては,お手元に配付いたしております審査結果報告書のとおり,それぞれ措置すべきものと決しました。
 以上,御報告申し上げます。

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